■ちょうど4年前の平成17年9月26日、萩原昭朗委員長の誕生日に、中之条町大字五反田にある美野原カントリー倶楽部で開催された第四回丸岩会ゴルフ大会組合せ表に基づいて、参加メンバーとその所属先について、調査してみました。以下、いずれも敬称は略させていただきます。
■当日、同ゴルフ場のもみの木コースのアウトに午前7時30分に集合した後、午前8時きっかりに最初の組でプレーを開始したのは、大会委員長の萩原昭朗と、㈱第一テクノの塩谷芳雄、井上工業㈱の大塚孝明、池下工業㈱の池下洋一でした。このうち、萩原と塩谷と池下、それに第2組に参加した県庁土木部OBの丸山寅男は、その夜の宿泊ホテルでも、一緒に特別室をあてがわれています。相当、緊密な間柄のようです。また、井上工業の大塚孝明は、インの第2組の群馬レイズの市村正晴と、大渕建設の大渕芳嗣と一緒に4017号室に宿泊しました。
●㈱第一テクノhttp://www.daii.co.jp/からは、塩谷芳雄、久保田昇、佐藤学の3名が参加しました。同社は、1958年11月24日に設立され、2007年3月現在の資本金は9900万円、代表者は高橋正博です。社員数は230名(2007年3月)で、事業内容は防災用発電設備、コージェネレーションシステム、離島発電所、ソーラー施設、ポンプ施設、上下水道水処理施設、農村集落排水施設、公園施設、電気通信計装設備、通信監視制御設備、リサイクルプラント、管材(鋳鉄管・弁類)等の販売・計画・設計・施工・保守・管理一式となっています。国土交通大臣(特-17)第002228号の許可業種で、土木工事・電気工事・管工・鋼構造物工事・機械器具設置工事・電気通信工事・水道施設工事に携わっており、売上高は128億円。(社)日本内燃力発電設備協会、(社)建設電気技術協会、(社)地域資源環境技術センター、日本水景協会の諸団体に加入しており、主要取引先は国土交通省(含各地方整備局)・農林水産省(各農政局)・文部科学省・法務省・総務省・防衛省・厚生労働省・環境省・宮内庁・警察庁・日本銀行・東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・栃木県・茨城県・山梨県・静岡県・大阪府・兵庫県・奈良県・滋賀県および各県下市町村、そして、民間ではクボタ・川崎重工業・東芝・三井物産・東京電力・明電舎・関電工・日立製作所・三菱重工業・きんでん・富士電機システムズ・三菱電機・三菱商事・東光電気工事・日新電機・NTTグループとなっています。ポンプやバルブ、鉄管、エンジン、環境分野で㈱クボタと、ガスタービン等で川崎重工業㈱と、ディーゼルエンジンでダイハツディーゼル㈱と、太陽電池で京セラとそれぞれ特約店契約を結んでいます。本社は、東京都品川区南大井6-13-10にあり、支店は群馬・関西に、営業所は埼玉・千葉・茨城・水戸・山梨・静岡・兵庫、事業所が神奈川、事務所が日本橋にあります。群馬支店は前橋市元総社町2-23-14で、JR新前橋駅より車で7分のところにあります。群馬県を重視していることがわかります。丸岩会ゴルフ大会に参加し、特別室を割り振られた塩谷芳雄は、群馬支店の会長職務代理であり、群馬県行政改革アドバイザー協議会委員でした(平成16年4月1日当時)。
●井上工業㈱からは、大塚孝明のみが参加しました。同社は、高崎市和田町2-3に本社があり、中堅のゼネコンとして、創業が明治21年6月10日、設立が昭和4年8月8日で、群馬県では老舗の企業で、高崎観音を建立した会社として、地元高崎では有名で、その仕事振りには定評がありましたが、先年、倒産してしまいました。しかし、当時は、資本金5,391,812,500円で、東証2部上場企業でした。
●池下工業㈱http://www.isikk.com/index10.htmlからは、池下洋一、木村二三夫の2名が参加しました。同社は、前橋市岩神町4-10-19に本社を持ち、東京都北区赤羽に出張所があります。また、資材センターが前橋市滝窪町にあります。創業は大正2年2月1日で、会社設立は昭和22年12月23日です。資本金4500万円、取締役社長は小島秀薫で、平成18年5月30日当時は、社団法人群馬県建設業協会会長でした。なお、丸岩会に参加した池下洋一は同社会長です。
■午前8時7分にスタートした2番目のグループには、上原建設㈱の丸山寅男、池原工業㈱の池原透、㈱第一テクノの久保田昇、水出興業の水出準一がいました。このうち丸山寅男は特別室に宿泊しており、破格の待遇振りがうかがえます。それもそのはず、丸山寅男は県庁のダム担当だった役人OBだからです。池原工業代表の池原透と水出興業代表の水出準一は、3015号室に仲良く宿泊しました。第一テクノの久保田昇は、アウトの第3組に参加した同じ第一テクノの佐藤学と、第4組に参加した冬木工業の中里繁と一緒に、4003号室に宿泊しました。
●丸山寅男は、上原建設㈱http://www.ue-ken.co.jp/所属となっています。県庁をリタイア後、同社に天下ったのでしょう。上原建設株式会社の代表取締役は上原英男(うえはら えいお)で、本社所在地は、群馬県甘楽郡下仁田町大字川井196-2にあります。創業は明治35年4月で、資本金は4800万円、総合建設業で一級建築士事務所・宅地建物取引業・産業廃棄物処理業・カラー砕砂・砕石製造販売を生業としています。経営方針をみると「社員の一致団結のもとに顧客の信頼を得て会社の繁栄を永続的に続ける事により地域社会に貢献する」とあります。製砂工場が群馬県藤岡市譲原にあり、関連会社としてエポック土地開発㈱(群馬県甘楽郡下仁田町大字川井)、さくら生コン㈱(群馬県甘楽郡下仁田町大字東野牧)があります。主な受賞歴として、国土交通省関東地方整備局長表彰、日本治山治水協会林野庁長官賞、日本林道協会民有林林道コンクール農林水産大臣賞、日本林道協会長賞4回、群馬県治水林道協会長賞他、輝かしい歴史を誇りますが、特にすごいのは、群馬県土木部優秀優良工事表彰を連続44年間受けたことです。加入団体には群馬県建設業協会・森林土木建設協会・火薬類保安協会・群馬県地すべり協会・環境資源保全協会等があります。まさに、群馬県のダム行政の役人OBの再就職先としてはうってつけです。
●池原透は池原工業㈱の代表取締役で、社団法人群馬県建設業協会の常任理事で、吾妻支部長でした(平成18年5月30日当時)。池原工業㈱は、地元の群馬県吾妻郡東吾妻町大字原町160に本社があります。
●水出興業㈱も、地元の群馬県吾妻郡東吾妻町大字松谷536-2に所在する土建会社で、水出準一が代表者です。
■午前8時14分に3番目にスタートしたグループは、㈱第一テクノの佐藤学、池下工業㈱の木村三三夫、四万すみよしや花の坊の代表取締役の湯浅文雄、そしてかみつけ信用組合の片桐宇三郎です。池下工業の木村三三夫は、社長と同じ特別室には入れてもらえず、同じ組でプレーした地元の四万温泉の旅館の主の湯浅文男と、かみつけ信組の片桐宇三郎と一緒に3012号室にその晩宿泊しました。
●かみつけ信用組合は、昭和26年11月13日に設立され、本店は高崎市田町125にあります。業務内容名、中小企業等協同組合法に基づく金融業務・預金・融資・為替・政府系金融機関代理業務・その他サービス業務となっています。群馬県内7市4郡に33店舗、うち出張所1店舗を有しており、理事長は、この丸岩会の主催者の萩原昭朗です。出資金は69億円、預金残高2,419億円、融資残高1,549億円、職員数362名(うち男241名、女121名)となっています。高崎の本社とは別に、渋川市に中央営業部があり、ここが事実上の拠点となっています。
■午前8時21分スタートの第4組には、冬木工業㈱の中里繁、佐田建設㈱の西山清、塚本建設㈱の久保寺正宏と塚本毅がいました。このうち、西山清はゴルフのみプレーし、宿泊はしませんでした。塚本建設の久保田正宏と社長の塚本毅は、インの第5組で参加した上毛緑産工業の高橋範行と小山建設工業の小山哲弘と一緒に4005号室に宿泊しました。
●冬木工業㈱は、高崎市栄町27-15に所在し、創業は昭和2年1月で、会社設立は昭和23年10月1日です。資本金は8000万円。会長は冬木倫之助、副会長は小坂啓三郎、社長が冬木金雄です。従業員数は110人(平成18年4月1日現在)。許可登録は【建設業業者許可】国土交通大臣許可(特-14)第1025号(建)(鋼)(土)(ほ)(内)、【一級建築士事務所】群馬県知事登録第659号、【宅地建物取引業者免許】群馬県知事(1)第5594号、【鉄骨製作工場性能評価認定】国土交通大臣認定番号TFB H-010196(Hグレード)。営業所目は、建築工事・鋼構造物・橋梁工事・土木工事・建材、ALCです。本社のほか、事業所は、倉賀野工場(高崎市宮原町)、玉村工場(佐波郡玉村町大字川井)、東京営業所(千代田区三崎町2-20-3水道橋西口会館)。メーンバンクは群馬銀行高崎支店です。
●佐田建設㈱は国会議員も出している群馬県の土建分野の代表格企業です。所在地は前橋市元総社町1-1-7で、代表取締役社長は市ヶ谷隆信です。創業は対象9年3月10日で、会社設立は昭和24年10月3日です。資本金は、1,886,089,904円(平成17年9月22日)で、当時は東証1部上場企業です。従業員数は416名(平成19年3月31日)、売上高は357億円(平成19年3月期)、許可登録は、[建設業者許可]国土交通大臣許可(特-15)第3567号、[一級建築士事務所]群馬県知事登録第17号・東京都知事登録第17670号・埼玉県知事登録(5)第843号・大阪府知事登録(ロ)第16360号、[宅地建物取引業者免許]国土交通大臣(10)第2111号。事業種目は、土木建築その他建設工事の請負ならびに調査、企画、設計および監理、地域開発、都市開発等の事業ならびにこれらに関する請負、調査、企画、設計および監理、建設用資材機器および機械装置の製造、販売および賃貸、車両、船舶、航空機その他機械類の所有およびリース業、木材加工販売、砂利類生産販売、産業廃棄物の再生および処理業、貸ビルおよび観光事業、土地家屋の売買、斡旋ならびに貸金業、前各号に附帯関連する事業と多岐に亘ります。丸岩会ゴルフ大会に参加した西山清は、社長の市ヶ谷と同じく自社株4000株を保有している株主でもあります。
●塚本建設㈱からは、久保寺正宏、塚本毅の2名が参加しました。塚本建設㈱は、群馬県藤岡市小林402に所在し、一般土木工事はもとより、上下水道や造園工事その他幅広く実績のある土木工事と、学校、病院、スポーツ施設から個人住宅まで実績のある建築工事を主体とした総合工事業者です。創業以来70余年を経過し、地元藤岡市をはじめ近隣市町村や関係諸機関から仕事を請け負っています。遠く離れた八ッ場ダム工事に参画しているのは、藤岡市の暫定水利権と関係があります。畢竟、萩原昭朗との繋がりも強いものがあります。
■午前8時23分スタートの第5組には、㈱朋栄の竹渕博行、石関組㈱の篠原宗應、沼田土建㈱の徳武洋一、北部土建工業㈱の外山弘樹がいました。石関組の篠原宗應と北部土建工業の外山弘樹は、インの第5組に参加した小田急建設の萩原千秋と一緒に4015号室に宿泊しました。沼田土建社長の徳武洋一は、インの第6組で参加した石幸の岡崎輝行とイン第9組の、かみつけ信組の金沢政雄と東京理工器の坂口光利と一緒に3012号室に宿泊しました。朋栄の竹渕博行は、アウトの第7組に参加した測研の本間泉と、アウトの第9組の金物屋の新井隆司及び渡重機工業の渡茂と一緒に4019号室に宿泊しました。
●㈱朋栄は吾妻郡東吾妻町大字岩井にあるコピーや青写真の店です。沼田市桜町にも支店があります。店主の竹渕博行(当時44)は、東吾妻町議でもあります。
●石関組㈱の篠原宗應は、渋川市大野在住で、上下水道工事業を営んでおり、かみつけ信用組合の第一区(渋川中央営業部、伊香保支店、吉岡支店、沼田支店、子持支店、北橘支店、赤城支店)の総代29名の一人です。
●沼田土建㈱は、群馬県沼田市西倉内町593に本社があり、東京支店(品川区東大井5-11-9芝崎ビル6階)、前橋営業所(前橋市六供町)を有します。設立は昭和23年12月1日、資本金4900万円、年商50億円。許可登録は、建設業許可として、国土交通大臣(特-14)第16087号 16業種、国土交通大臣(般-14)第16087号 1業種、宅地建物取引業許可 群馬県知事(6)第2813号、一級建築設計事務所 群馬県知事 第1530号です。取引銀行は群馬銀行、東和銀行、利根郡信用金庫。主な取引先は国土交通省関東整備局管内・厚生労働省関東信越地方医務局管内・防衛庁・林野庁 関東森林局管内・農林水産省・財務省・関東郵政局管内・水資源開発公団・日本道路公団・首都高速道路公団・緑資源公団・都市基盤整備公団・日本下水道事業団・東京都庁・品川区役所・世田谷区役所・さいたま市役所・千葉市役所・群馬県庁各部・沼田市外各市町村・東京電力㈱・JR東日本㈱・パナホーム㈱・野村ホーム㈱・㈱タムラ製作所・㈱ミツバ・民間各位一般住宅及び店舗・工場施設等設計施工と、ローカルな名前に似合わず、広範に営業活動をしています。
●北部土建工業㈱は、渋川市半田3225に所在し、渋川市の下水道排水設備工事の指定店になっています。
■午前8時35分にスタートの第6組目には、拓友工業㈱の小池孝と岡田達、㈱千明建設の千明裕、そして、開催場所の美野原カントリー倶楽部の篠原成昭がおりました。篠原成昭は、プレーのみのお付き合いで、夜の宴会には出席しませんでした。拓友工業の小池孝と岡田達は4018号室に宿泊しました。
●拓友工業㈱からは、社長の小池孝、岡田達の2名が参加しました。同社は建設業ですが、運輸部門として、「たくゆう」(高橋隆昌社長、本社・群馬県吾妻郡吾妻町)があります。
●㈱千明建設の千明裕は、上下水道指定工事業者として、渋川市阿久津187-1を拠点としています。
●美野原カントリー倶楽部は、中之条町大字五反田にあり、祝日を除く毎週火曜日と、12月30日、31日、元日以外は営業しており、予約は2ヶ月前の1日から受け付けています。平日も土日もビジターのみで予約可能ですが、一度倒産しているためか、カードは利用不可です。
■午前8時42分にスタートした第7組目には、伊藤会計事務所の伊藤一美、㈲重枝建機の重枝均、㈱測研の本間泉がいました。伊藤一美と重枝均は、その後アウトの第9組に参加した正光電設の山田正光と一緒に、3017号室に宿泊しました。
●伊能会計事務所は、中之条町大字大塚664にあります。
●㈲重枝建機の代表は重枝均で、住所は北群馬郡榛東村大字新井3332です。
●㈱測研info@socken.jpは、あがつま事業所が本店で、中之条町西中之条126にあり、支店として高崎事務所info-takasaki@socken.jpが高崎市引間町712-2にあります。営業品目は、測量全般、測地データの編集及び監理、航空写真の撮影及び解析、地理情報システムの企画、開発及びコンサルタント業務、公共事業に伴う補償コンサルタント、建設コンサルタント、建築設計、土木工事及び建築工事の施行管理、インターネットを利用した情報ネットワークの企画、構築及び運営、遺跡等文化財の調査、一般労働者派遣事業です。
■午前8時49分にスタートした第8組は、日本特殊建設㈱の伊藤大司と浅川高明、㈱渡辺組の多賀祥郎、シンヤ産業㈱の柳葉明久でした。日特建設の伊藤大司と浅川高明は4016号室に宿泊しました。渡辺組の多賀祥郎はゴルフのみの参加で、シンヤ産業の柳葉明久は、3014号室に泊まりました。
●日本特殊建設㈱とあるのは、日特建設㈱のことと思われます。日特建設㈱は、本店の所在地が、東京都中央区銀座8-14-14で、昭和22年12月17日に設立。資本金60億円で、東証第1部上場の中手ゼネコンです。社員数は総勢777名で、技術系社員が659名、事務系社員が118名。総合建設業として、土木、建築、開発、基礎、環境、地質コンサルタントを手掛けており、建築業許可特定建築業として国土交通大臣(特-18)第211号、1級建築委事務所東京都知事登録の登録番号第15281号、建設コンサルタント登録の登録番号建21第15号、測量業者登録の登録番号第(13)-435号、地質調査業者登録の登録番号が質19第2号、宅地建物取引業免許が国土交通大臣(8)3193号。自土壌汚染調査機関指定業者の指定番号が環2003-1-20です。
●日特建設から参加した2名のうち浅川高明は、群馬県庁の土木部OBです。浅川高明は、平成15年5月当時、「杉百本」家づくり推進事業という仕事に携わっていました。群馬県木製振興センターによるこの補助事業は、県内に持ち家住宅を建設する者を対象に、スギ柱材(ぐんま優良木材認証品)を1棟分(110本を上限)無償提供するもので、同年4月7日から受付を開始していました。この事業による住宅の上棟第1号が平成15年5月17日に行われ、林務部長の浅川高明が出席しました。昭和19年1月生まれの浅川高明は、東北大学工学土木工学科を卒業後、昭和41年4月、群馬県職員に採用されて土木部道路維持課に配属されて以来、37年間土木部一筋に歩んできました。平成11年4月道路維持課長、平成12年4月土木部参事兼道路建設課長、平成14年4月土木部参事兼前橋土木事務所長などを歴任し、平成15年4月から林務部長に就任しました。他部局でしかも最高ポストへの抜擢だったことから、いかに土木部で貢献があったかを物語ります。
●㈱渡辺組の多賀祥郎は、1973年中央大学土木部を卒業していますが、㈱渡辺組を検索してみると、福島県いわき市常磐関船町上関83にある会社名が見つかりましたが、ここなのかどうかは未確認です。
●シンヤ産業㈱の代表の柳葉明久ですが、同社は、国土交通省大臣許可業者(許可番号00-020831)の建設会社です。所在地は、茨城県稲敷郡河内町龍ヶ崎町歩3985で、平成19年7月1日時点で、売上高110,297,000円、営業利益-11,948,000円、経常利益-12,355,000円、当期純利益-12,425、000円となっています。
■午前8時56分に第9番目にスタートした組には、㈲新井金物店の新井隆司、㈲渡重機工業の渡茂、㈲正光電設の山田正光がおりました。
●㈲新井金物店は東吾妻町186にある、建築金物・資材を扱う店です。
●㈲渡重機工業は、渡茂が代表で、所在地は東吾妻町矢倉121です。
●㈲正光電設は、山田正光が代表の電気工事業者で、所在地は、中之条町大字伊勢町422です。
■午前9時10分にスタートした11番目のグループは、富沢設備㈱の富沢俊則、一般参加の市川忠、㈲ジュン・コーポレーションの高橋幸江、大関の山田香住でした。
●富沢設備㈱の富沢俊則は、萩原昭朗の側近で知られていますが、同社は吾妻町大字岩下639にあります。
●市川忠のことは不詳ですが、ネットで調べると、同名の人物が、2007年2月に、「鉄道照明」という本を、日本鉄道電気技術協会から著わしています。
●㈱ジュン・コーポレーションを調べたところ、全く同一の会社は見つかりませんでしたが、株式会社ジュンコーポレーションというのが、安中市松井田町上増田53-1に所在していることが判明しました。しかし、ゴルフ大会に参加したのがここかどうかは萩原昭朗氏に直接聞かないとわかりません。
●大関は、中之条町大字伊勢町422にあります。ここの山田香住と、上記の高橋幸江が、第四回丸岩会参加者の紅二点ということになります。
■一方、もみの木コースのインで、午前7時30分に集合厳守で集まった参加者らは、まず午前8時ちょうどスタートの吉沢建設㈱の吉沢功、加辺土建㈱の加辺正司、立石木材㈱の立石利雄、滝沢工務店の滝沢昇でした。吉沢建設の吉沢功は、4008号室に一人で宿泊でしたが、その他のメンバーの加辺正司、立石利雄、滝沢昇は3016号室に仲良く泊まりました。
●吉沢建設㈱の所在を調べてみましたが、地元では見当たりませんでした。栃木県鹿沼市富岡に吉沢建設㈱がありましたが、代表者は吉澤定男となっており、もうひとつの吉沢建設㈱が埼玉県入間市東町にありましたが、この代表取締役は吉沢誠十となっており、これらと丸岩会との関係は確認できませんでした。
●加辺土建㈱の代表は加辺正司で、同社の所在地は長野原町大字与喜屋1249-2です。
●立石木材㈱の代表は立石利雄で、同社の所在地は草津町大字草津542-6です。
●滝沢工務店の代表は滝沢昇で、同社の所在地は嬬恋村田代997-1です。
■8時5分にインでスタートした第2組は、㈱大渕建設の大渕芳嗣、群馬レイズ㈱の市村正晴、新生情報サービス㈱の服部周二郎、㈱サンビックの鶴見則夫でした。このうち大渕芳嗣と市村正晴は4017号室に一緒に宿泊し、服部周二郎と鶴見則夫はゴルフのみの参加でした。
●㈱大渕建設は、所在地が沼田市横塚町1088-1で、昭和39年設立、資本金3億6300万円、従業員46人でしたが、平成18年(2006年)5月8日に事業を停止しました。負債は30億円(うち金融債務は20億円)。同社は、建築、土木、不動産業と幅広く手掛けており、最盛期の年商は平成5年10月期の103億4100万円でした。しかし、特別養護老人ホームを舞台とした寄付金強要事件で平成9年、大渕光男社長(当時)が有罪判決を受けて信用力が低下していました。公共工事削減の影響も重なり、平成14年10月期は年商21億円(7200万円の赤字)。さらに利根沼田地区の談合事件で和解金の支払いが発生。17年10月期は23億3500万円で1億6400万円の欠損を計上し、資金繰りが急速に悪化していました。それにもかかわらず、丸岩会には倒産寸前まで律儀に顔を出していたことになります。
●群馬レイズ㈱raise1978@dan.wind.ne.jpは前橋市元総社町143上信コーポ219に所在しています。業態は防災製品や設備の取扱い商社のようです。
●新生情報サービス㈱の服部周二郎は、地元の利根商の同窓会顧問役員です。
●㈱サンビックは、本社が前橋市元総社町151-5に所在しており、上記の群馬レイズとは目と鼻の先にあります。同社には埼玉支店(さいたま市南区鹿手袋)があります。代表者は大渕尚親で、設立は昭和46年8月25日、資本金78,200,000円、社員数10名。事業内容は、建設部門(土木建築設計監理土木建築工事各種リフォーム工事)、設備部門(上下水道工事給排水衛生設備工事)、不動産・保険(土地建物管理斡旋売買損害保険)です。各種行政許認可としては、一級建築設計事務所(群馬県建築士事務所登録第3929号)、建設業許可(国土交通大臣許可(般‐15)第20226号、宅地建物取引業許可(群馬県知事許可(6)第3518号、冷媒フロン回収事業者認可(事業者登録第100018号)、マンション管理業務(国土交通大臣(1)第031675号)。取引金融機関は東和銀行本店・高崎信用金庫・JA各農協。主要取引先は国土交通省・厚生労働省・文部科学省・日本道路公団・群馬県庁・前橋市・JA全農群馬県本部・群馬県学校生活協同組合・各団体指定代理店・共栄火災海上保険㈱。JAリフォーム事業ではJA前橋・JAたかさき・JA碓氷安中・JAはぐくみ・JA北群渋川・JA利根沼田・JA片品。
■午前8時14分にインをスタートした第3組には、大林・戸田共同JVの河南幸治と天野智啓、吉田直土木㈱の辻口喜美男が参加しており、彼らはその日の晩は一緒に4002号室に宿泊しました。
●大林・戸田共同JVは、見てお分かりのとおり、大手ゼネコンの大林組と、戸田建設のジョイントベンチャーのことです。このJVに所属している河南幸治は、インでその後の第4区未でスタートしたJR長野原工事区の岡野法之らと一緒に、「単線断面でトンネルワークステーションに挑戦――JR吾妻線付替横壁トンネル―」(英文タイトル「Construction of Yokokabe Tunnel of JR Agatsuma Line using Tunnel Work Station」)と題する論文を発表しています。
●㈱大林組は、明治25年(1892年)1月創業、昭和11年(1936年)12月に設立され、現在の取締役社長は白石達で、東京本社は港区港南2-15-2に所在します。本店は大阪氏中央区北浜東4-33にあり、上場していない同族会社です。資本金は577.52億円で、従業員数は9373名(平成19年3月現在)のスーパーゼネンコンです。事業内容は、国内外の建設工事、地域開発・都市開発・海洋開発・環境整備・その他建設に関する事業、及びこれらに関するエンジニアリング・マネージメント・コンサルティング業務の受託、不動産事業ほかとなっています。
●戸田建設㈱は本社が東京都中央区京橋1-7-1に所在し、創業が1881年(明治14年)1月5日、設立が1936年(昭和11年)7月10日、資本金230億円、従業員数4002年(いずれも平成19年3月31日現在)の大手ゼネコンです。主な事業内容は、土木・建築等に関する調査、企画、設計、監理、施工、その総合的エンジニアリング及びコンサルティング業務。 地域開発、都市開発等に関する調査、企画、設計、監理、その総合的エンジニアリング及びコンサルティング業務。不動産の売買、賃貸、管理、仲介等の取引に関する業務となっています。
●吉田直土木㈱はトンネル掘削分野の専門会社で、大林組と一緒に組んでシールド工法によるトンネル掘削工事を得意としています。吉田直土木(よしだなお)の本社所在地は練馬区豊玉北3-16-4です。
■午前8時21分にインの第4組でスタートしたのは、JR東日本の上信越工事事務所の長野原工事区の岡野法之、石毛勝男、山田一美の3名です。その晩は、岡野と石毛が4012号室に一緒に泊まり、山田一美は、インの第6組の石のハヤシの須貝弘義と一緒に3013号室に宿泊しました。
●JR長野原工事区から参加した岡野法之、石毛勝男、山田一美の3名はJR東日本の上信越工事事務所の長野原工事区に所属しており、吾妻線横壁トンネル新設工事に従事していました。このうち、岡野法之は、その後、財団法人鉄道総合研究所に所属しているようです。
■午前8時28分にインでスタートした第5組には、上毛緑産工業㈱の高橋範行、小山建設工業㈱の小山哲弘、㈲石幸の岡崎輝行、小田急建設㈱の萩原千秋がいました。このうち高橋範行と小山哲弘は一緒に4015号室に泊まり、岡崎輝行は、イン第9組で参加した、かみつけ信組の金沢正雄と東京理工器の坂口光利、そしてアウト第5組の沼田土建の徳武洋一と一緒に宿泊しました。
●上毛緑産工業㈱http://www.jouryoku.com/は北群馬郡吉岡町大字小倉827-87に所在しており、業種は土木建設業で、特に法面保護緑化事業に特化しています。バイオマス資源利用のリサイクル緑化工法では、公共施設の建設・維持で生じる木質廃材(根や枝)と下水や浄水処理場の汚泥を利用して道路法面や山崩れ斜面に植生をはかる“自然に優しい緑のリサイクル”をうたい文句にした「PMC工法」を強調しています。「緑化基盤材ネオソイルS」は、木質廃材をチップ化し、下水や浄水の汚泥と混合、チップ炭や木酢液を添加して、発酵熟成させた堆肥(汚泥発酵肥料登録品)で、植生用土や土壌改良資材への使用をPRしています。当然、ダム工事では、造成地の法面の養生がたくさん必要ですから、ダム工事には欠かせない業種です。
●小山建設工業㈱からは、代表取締役社長の小山哲弘が参加していますが、同社の所在地は渋川市行幸田3032です。
●㈲石幸ishikou@juno.ocn.ne.jpは、群馬郡群馬町菅谷20-1に所在する地元の有限会社の土建会社です。
●小田急建設㈱は、本社の所在地が東京都新宿区西新宿4-32-22にあり、代表取締役社長は雪竹正英。創業は明治2年10月1日、会社設立は昭和14年1月26日の東証1部上場企業です。資本金は10億8600万円で、従業員数は865名です(平成19年 3月31日現在)。事業内容は、建築工事および土木工事の請負、建築工事および土木工事の調査、企画、診断、測量、施工、設計、監理、マネジメントおよびコンサルティング、鉄道、道路、公園、上下水道等の公共施設ならびにこれに準じる施設の設計・施工および維持管理、コンクリート製品の製造および販売、土木・建築用資材、建設機械、事務機器、パソコンおよび周辺機器の賃貸ならびに販売、不動産の売買、賃貸借、仲介、管理、鑑定およびコンサルティング、貨物自動車運送事業、損害保険代理業、自動車損害賠償保障法に基づく保険代理業および生命保険の募集に関する業務、労働者派遣事業と多岐に亘ります。建設業許可として国土交通大臣許可(特-14)第1310号、宅地建物取引業者免許として国土交通大臣(10)第1723号、このほか、一級建築士事務所として東京都知事登録第289号小田急建設株式会社一級建築士事務所の認可を受けています。平成19年3月期の売上高は862億円(平成19年 3月期)
■午前8時35分にインをスタートしたのは前橋国有林整備協会の鎌田勝夫、林野弘済会前橋支部の皆川定榮と赤堀弘二、それに石のハヤシの須貝広義でした。その晩宿泊したのは須貝広義のみで、JR長野原工事区の山田一美と一緒の3013号室でした。
●前橋国有林整備協会に所属する鎌田勝夫は、平成14年度林業技師養成研修の林業経営部門に合格しており、当時57歳でした。同協会は、全国森林整備協会の会員であり、所在は前橋市大友町-18-7県庁大友町庁1-18-7県庁大友町庁舎2Fにある群馬県林業公社内にあります。
●林野弘済会前橋支部は、前橋市岩神町四丁目17-3に所在しており、業務内容は、①森林レク及び林業振興(森林・植物教室、探鳥会などのグリーンサークル活動、自然休養林内のキャンプ場・売店・食堂・宿泊所の運営、植樹祭・林業研究発表会・森林の市などへの協力、山火事防止ポスターの募集・制作等、②物品販売(林業用機器、林業薬剤、保安林などの各種標識、安全用具等)、③出版刊行(森林家必携、林野小六法、国有林野関係通達集、森林・林業統計要覧、林野名鑑、林野時報等)、④調査・測量(森林の諸調査、利活用に伴う立木竹調査、各種出願申請図書の作成(保安林解除・作業許可、林地開発許可、国有林野の貸付・売払・所管換等)、用地測量、境界検測、工事の調査設計・施工管理、環境影響調査等)、⑤収穫調査(国の指定調査機関に指定され、国有林の収穫調査業務を受託)、⑥各種受託(林地内施設の整備・保全、電算処理等)、⑦その他とあり、林野行政のコバンザメのような組織だと思われます。
●石のハヤシは、吾妻町商工会に所属する石屋です。
■午前8時42分にインの第7組でスタートしたのは、個人参加の篠原力雄と竹内良太郎、それに黒岩建設㈱の森山繁敏、開国屋の豊田孝三郎でした。
●黒岩建設㈱の所在は、嬬恋村大前72-1です。
●開国屋は、建築資材を扱っており、所在は、長野原町大字羽根尾502-1です。
■午前8時49分にスタートした第8組では、個人参加の嬬恋村議会の野寺克行と横沢彰のほかに、NSマネジメントの関口喜三郎、㈱富島建設東京支店の柳憲雄がいました。野寺と横沢はゴルフのみ参加でしたが、関口喜三郎と柳憲雄は、4006同室に宿泊しました。
●野寺勝行は、平成18年(2006年)7月当時は、嬬恋村村議会の観光振興対策特別委員長でした。
●横沢彰は、嬬恋村の監査委員http://vill.tsumagoi.gunma.jp/kabetu/kansa/result.pdfです。
●NSマネジメントは不詳です。
●㈱富島建設は、本店が大阪市福島区海老江3-5-25に所在し、創業は昭和29年(1950年)2月、法人設立が1954年(昭和29年)3月23日です。代表者は富島康之。建設業許可は、大臣(特定-12)第10765号で、許可を受けた建設業に係る建設工事の種類は、①土木一式工事、②とび・土工工事、③舗装工事、④水道施設工事、⑤建築工事、⑥大工工事です。営業種目は、①各種敷地造成工事、②臨海工業用埋立工事、③各種道路造成工事、④ダム掘削築堤工事、⑤建築基礎及び造成工事です。東京支店は、東京都渋谷区渋谷2-2-16に所在します。
■午前8時56分にスタートした第9組では、かみつけ信組の金沢政雄、中沢工業㈱の中沢孝夫、東京理工器㈱の坂口光利、㈱シグマフードの相馬敏志が参加していました。このうち、かみつけ信組の金沢政雄と東京理工器の坂口光利は、アウト第3組参加の、かみつけ信組の片桐宇三郎や、地元の旅館の主の湯浅文男と一緒に3012号室に宿泊しました。中沢工業の中沢孝夫は、次のイン第10組の熊川重機の熊川良孝と、第11組参加の都建設の星野勝義と一緒に4009号室に宿泊。相馬敏志は、4007号室に一人で宿泊しました。
●中澤工業㈱は、長野原町大字大津816に所在する地元土建会社です。
●東京理工器㈱は、長野県上田市殿城874番地1に所在する会社で、昭和46年11月に創立、資本金3000万円で、坂口光利は代表取締役です。業務内容は汚水処理槽、汚水処理プラントの設計施工及びメンテナンスとなっています。
●㈱シグマフードは、本社は千葉県流山市ですが、中之条町大伊勢町4-8に群馬営業所が所在しており、事業内容は食堂及び社員寮の受託給食管理、業務用食材、卸し事業等です。また、ゼネコン各社の食・住の環境保持と管理を受託し、工事現場建設作業用宿舎の運営を行っています。
■午前9時3分にインの第10組目にスタートしたのは、個人参加の萩原宗人と寺沢正信、そして熊川重機㈱の熊川良孝、藤原建設㈱の矢野喜八郎でした。萩原昭朗の息子でもある萩原宗人と寺沢正信はゴルフのみの参加でした。藤原建設の矢野喜八郎は、次の第11組参加の篠原塗装工業所の篠原功、金木屋工業の山口次夫、渡辺建設の渡辺幸栄と一緒に4010号室に宿泊しました。
●熊川重機㈱の所在地は、嬬恋村大字芦生田483-1です。
●藤原建設㈱は、同じく嬬恋村大字西窪13に所在する地元土建会社です。
●都建設㈱は、長野原町大字長野原1312に所在する地元土建会社です。
●㈲金木屋工業は、長野原町大字長野原192-1に所在する同町指定水道給水工事業者で配管工事等を手がけています。
●渡辺建設㈱は、嬬恋村大字三原875に所在する地元土建業者。創立は昭和25年11月で、渡辺栄志が代表取締役です。資本金は4000万円で、従業員数は49名。組織内に、土木部、建築部、技術監理部、営業部、総務部があり、建設業許可は、群馬県知事許可(特-11)第3420号土木工事業・建設こう事業を持っています。資格取得人員は、1級土木施工管理技士19名、2級土木施工管理技士12名、1級建築施工管理技士7名、2級建築施工管理技士4名、測量士1名、2級建築士44名、1級造園施工管理技士4、2級造園施工管理技士2名、1級管工事施工管理技士3名、2級管工事施工管理技士3名です。営業品目は、総合建設業(土木、建築、舗装、上下水道工事)、建設資材の製造販売、宅地建物取引です。
■このほか、平日の昼間のゴルフにはさすがに参加しませんでしたが、当時、萩原昭朗に手玉に取られていた国交省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所長だった安田吾朗が、夜の丸岩会の宴会に出席しました。安田吾朗は、平成14年までは国交省の河川局にいましたが、その後、東北地方整備局山形河川国道事務所長として転出したあと、平成16年7月1日付けの辞令で、八ッ場ダム工事事務所長として、前任者だった野田徹(河川局砂防部保全課海洋開発官)の後任として就任し、2年間工事事務所長の任にありました。安田吾郎は、ちょうど2年後の平成18年7月の辞令で、内閣府政策統括官(防災担当)付企画官として転出し、その後再び異動して、現在は古巣の河川局河川環境課流域治水室長として勤務中です。昨日10月2日(金)には、平成21年度(第31回)河川管理研修と銘打って、千駄ヶ谷の津田ホールで開催された2日目の研修で、11:00~11:55にかけて、「河川環境の整備と保全」と題して講師をやりました。河川環境のみならず、八ッ場ダムの裏で行われた公金無駄遣いの環境の実態についても、参加した河川関係業務を担当する都道府県・市町村、国土交通省関係等の職員相手に、きちんと説明したのでしょうか。
■また、同じく当時群馬県知事の小寺弘之も出席して、土建業者がそろい踏みで参加した大宴会場で、業者を前に挨拶をしました。小寺 弘之は1940年10月3日東京生まれで、東京大学法学部を卒業後、1962年4月に自治省に入省。その後、中曽根康弘にスカウトされ、68年4月に群馬県庁に出向し、以降、医務課長、企画課長、財政課長、秘書課長を歴任し、78年9月に総務部長に就任しました。82年10月に副知事に就任。91年7月28日に群馬県知事に就任後、4期16年間群馬県知事でした。小寺弘之は、後援会長の萩原昭朗とは入魂で、八ッ場ダムの強力な推進者ですが、平成19年7月22日の群馬県知事選で5選を果たせず、家業が土建屋で自民党公認の大沢弘明に敗れました。その後は、大沢知事を批判しており、平成20年1月に政治団体の「緑と風の会」を主宰し、きたる11月7日(土)には、前橋商工会議所で、武村正義を招いて「民主党政権と日本の行方」と題する講演会を開催予定です。あれほど、八ッ場ダム推進派として萩原昭朗と2人3脚で税金の無駄遣いをしてきたのに、民主党にすり寄る姿勢を見せており、今後ともこの人物の行動には要注意です。
■丸岩会に関する詳細な情報は、当会に提供があった直後、平成19年2月24日に群馬県庁にある刀水クラブという記者クラブで記者会見を開き、集まったマスコミ各社にすべて印刷物をわたし、詳しく説明しました。しかし、その後、誰も、丸岩会に参加した業者から事情を聴くこともせず、せっかくの情報提供も空振りに終わりました。
今回の、民主党政権誕生で、八ッ場ダム事業は中止となりましたが、やはり群馬県のマスコミの動静は、民主党政権になっても、旧態依然のような気がいたします。ぜひ、マスコミの中で、丸岩会に参加した関係者に当時の様子をインタビューするところが現れることを切望します。
【ひらく会情報部】
■当日、同ゴルフ場のもみの木コースのアウトに午前7時30分に集合した後、午前8時きっかりに最初の組でプレーを開始したのは、大会委員長の萩原昭朗と、㈱第一テクノの塩谷芳雄、井上工業㈱の大塚孝明、池下工業㈱の池下洋一でした。このうち、萩原と塩谷と池下、それに第2組に参加した県庁土木部OBの丸山寅男は、その夜の宿泊ホテルでも、一緒に特別室をあてがわれています。相当、緊密な間柄のようです。また、井上工業の大塚孝明は、インの第2組の群馬レイズの市村正晴と、大渕建設の大渕芳嗣と一緒に4017号室に宿泊しました。
●㈱第一テクノhttp://www.daii.co.jp/からは、塩谷芳雄、久保田昇、佐藤学の3名が参加しました。同社は、1958年11月24日に設立され、2007年3月現在の資本金は9900万円、代表者は高橋正博です。社員数は230名(2007年3月)で、事業内容は防災用発電設備、コージェネレーションシステム、離島発電所、ソーラー施設、ポンプ施設、上下水道水処理施設、農村集落排水施設、公園施設、電気通信計装設備、通信監視制御設備、リサイクルプラント、管材(鋳鉄管・弁類)等の販売・計画・設計・施工・保守・管理一式となっています。国土交通大臣(特-17)第002228号の許可業種で、土木工事・電気工事・管工・鋼構造物工事・機械器具設置工事・電気通信工事・水道施設工事に携わっており、売上高は128億円。(社)日本内燃力発電設備協会、(社)建設電気技術協会、(社)地域資源環境技術センター、日本水景協会の諸団体に加入しており、主要取引先は国土交通省(含各地方整備局)・農林水産省(各農政局)・文部科学省・法務省・総務省・防衛省・厚生労働省・環境省・宮内庁・警察庁・日本銀行・東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・栃木県・茨城県・山梨県・静岡県・大阪府・兵庫県・奈良県・滋賀県および各県下市町村、そして、民間ではクボタ・川崎重工業・東芝・三井物産・東京電力・明電舎・関電工・日立製作所・三菱重工業・きんでん・富士電機システムズ・三菱電機・三菱商事・東光電気工事・日新電機・NTTグループとなっています。ポンプやバルブ、鉄管、エンジン、環境分野で㈱クボタと、ガスタービン等で川崎重工業㈱と、ディーゼルエンジンでダイハツディーゼル㈱と、太陽電池で京セラとそれぞれ特約店契約を結んでいます。本社は、東京都品川区南大井6-13-10にあり、支店は群馬・関西に、営業所は埼玉・千葉・茨城・水戸・山梨・静岡・兵庫、事業所が神奈川、事務所が日本橋にあります。群馬支店は前橋市元総社町2-23-14で、JR新前橋駅より車で7分のところにあります。群馬県を重視していることがわかります。丸岩会ゴルフ大会に参加し、特別室を割り振られた塩谷芳雄は、群馬支店の会長職務代理であり、群馬県行政改革アドバイザー協議会委員でした(平成16年4月1日当時)。
●井上工業㈱からは、大塚孝明のみが参加しました。同社は、高崎市和田町2-3に本社があり、中堅のゼネコンとして、創業が明治21年6月10日、設立が昭和4年8月8日で、群馬県では老舗の企業で、高崎観音を建立した会社として、地元高崎では有名で、その仕事振りには定評がありましたが、先年、倒産してしまいました。しかし、当時は、資本金5,391,812,500円で、東証2部上場企業でした。
●池下工業㈱http://www.isikk.com/index10.htmlからは、池下洋一、木村二三夫の2名が参加しました。同社は、前橋市岩神町4-10-19に本社を持ち、東京都北区赤羽に出張所があります。また、資材センターが前橋市滝窪町にあります。創業は大正2年2月1日で、会社設立は昭和22年12月23日です。資本金4500万円、取締役社長は小島秀薫で、平成18年5月30日当時は、社団法人群馬県建設業協会会長でした。なお、丸岩会に参加した池下洋一は同社会長です。
■午前8時7分にスタートした2番目のグループには、上原建設㈱の丸山寅男、池原工業㈱の池原透、㈱第一テクノの久保田昇、水出興業の水出準一がいました。このうち丸山寅男は特別室に宿泊しており、破格の待遇振りがうかがえます。それもそのはず、丸山寅男は県庁のダム担当だった役人OBだからです。池原工業代表の池原透と水出興業代表の水出準一は、3015号室に仲良く宿泊しました。第一テクノの久保田昇は、アウトの第3組に参加した同じ第一テクノの佐藤学と、第4組に参加した冬木工業の中里繁と一緒に、4003号室に宿泊しました。
●丸山寅男は、上原建設㈱http://www.ue-ken.co.jp/所属となっています。県庁をリタイア後、同社に天下ったのでしょう。上原建設株式会社の代表取締役は上原英男(うえはら えいお)で、本社所在地は、群馬県甘楽郡下仁田町大字川井196-2にあります。創業は明治35年4月で、資本金は4800万円、総合建設業で一級建築士事務所・宅地建物取引業・産業廃棄物処理業・カラー砕砂・砕石製造販売を生業としています。経営方針をみると「社員の一致団結のもとに顧客の信頼を得て会社の繁栄を永続的に続ける事により地域社会に貢献する」とあります。製砂工場が群馬県藤岡市譲原にあり、関連会社としてエポック土地開発㈱(群馬県甘楽郡下仁田町大字川井)、さくら生コン㈱(群馬県甘楽郡下仁田町大字東野牧)があります。主な受賞歴として、国土交通省関東地方整備局長表彰、日本治山治水協会林野庁長官賞、日本林道協会民有林林道コンクール農林水産大臣賞、日本林道協会長賞4回、群馬県治水林道協会長賞他、輝かしい歴史を誇りますが、特にすごいのは、群馬県土木部優秀優良工事表彰を連続44年間受けたことです。加入団体には群馬県建設業協会・森林土木建設協会・火薬類保安協会・群馬県地すべり協会・環境資源保全協会等があります。まさに、群馬県のダム行政の役人OBの再就職先としてはうってつけです。
●池原透は池原工業㈱の代表取締役で、社団法人群馬県建設業協会の常任理事で、吾妻支部長でした(平成18年5月30日当時)。池原工業㈱は、地元の群馬県吾妻郡東吾妻町大字原町160に本社があります。
●水出興業㈱も、地元の群馬県吾妻郡東吾妻町大字松谷536-2に所在する土建会社で、水出準一が代表者です。
■午前8時14分に3番目にスタートしたグループは、㈱第一テクノの佐藤学、池下工業㈱の木村三三夫、四万すみよしや花の坊の代表取締役の湯浅文雄、そしてかみつけ信用組合の片桐宇三郎です。池下工業の木村三三夫は、社長と同じ特別室には入れてもらえず、同じ組でプレーした地元の四万温泉の旅館の主の湯浅文男と、かみつけ信組の片桐宇三郎と一緒に3012号室にその晩宿泊しました。
●かみつけ信用組合は、昭和26年11月13日に設立され、本店は高崎市田町125にあります。業務内容名、中小企業等協同組合法に基づく金融業務・預金・融資・為替・政府系金融機関代理業務・その他サービス業務となっています。群馬県内7市4郡に33店舗、うち出張所1店舗を有しており、理事長は、この丸岩会の主催者の萩原昭朗です。出資金は69億円、預金残高2,419億円、融資残高1,549億円、職員数362名(うち男241名、女121名)となっています。高崎の本社とは別に、渋川市に中央営業部があり、ここが事実上の拠点となっています。
■午前8時21分スタートの第4組には、冬木工業㈱の中里繁、佐田建設㈱の西山清、塚本建設㈱の久保寺正宏と塚本毅がいました。このうち、西山清はゴルフのみプレーし、宿泊はしませんでした。塚本建設の久保田正宏と社長の塚本毅は、インの第5組で参加した上毛緑産工業の高橋範行と小山建設工業の小山哲弘と一緒に4005号室に宿泊しました。
●冬木工業㈱は、高崎市栄町27-15に所在し、創業は昭和2年1月で、会社設立は昭和23年10月1日です。資本金は8000万円。会長は冬木倫之助、副会長は小坂啓三郎、社長が冬木金雄です。従業員数は110人(平成18年4月1日現在)。許可登録は【建設業業者許可】国土交通大臣許可(特-14)第1025号(建)(鋼)(土)(ほ)(内)、【一級建築士事務所】群馬県知事登録第659号、【宅地建物取引業者免許】群馬県知事(1)第5594号、【鉄骨製作工場性能評価認定】国土交通大臣認定番号TFB H-010196(Hグレード)。営業所目は、建築工事・鋼構造物・橋梁工事・土木工事・建材、ALCです。本社のほか、事業所は、倉賀野工場(高崎市宮原町)、玉村工場(佐波郡玉村町大字川井)、東京営業所(千代田区三崎町2-20-3水道橋西口会館)。メーンバンクは群馬銀行高崎支店です。
●佐田建設㈱は国会議員も出している群馬県の土建分野の代表格企業です。所在地は前橋市元総社町1-1-7で、代表取締役社長は市ヶ谷隆信です。創業は対象9年3月10日で、会社設立は昭和24年10月3日です。資本金は、1,886,089,904円(平成17年9月22日)で、当時は東証1部上場企業です。従業員数は416名(平成19年3月31日)、売上高は357億円(平成19年3月期)、許可登録は、[建設業者許可]国土交通大臣許可(特-15)第3567号、[一級建築士事務所]群馬県知事登録第17号・東京都知事登録第17670号・埼玉県知事登録(5)第843号・大阪府知事登録(ロ)第16360号、[宅地建物取引業者免許]国土交通大臣(10)第2111号。事業種目は、土木建築その他建設工事の請負ならびに調査、企画、設計および監理、地域開発、都市開発等の事業ならびにこれらに関する請負、調査、企画、設計および監理、建設用資材機器および機械装置の製造、販売および賃貸、車両、船舶、航空機その他機械類の所有およびリース業、木材加工販売、砂利類生産販売、産業廃棄物の再生および処理業、貸ビルおよび観光事業、土地家屋の売買、斡旋ならびに貸金業、前各号に附帯関連する事業と多岐に亘ります。丸岩会ゴルフ大会に参加した西山清は、社長の市ヶ谷と同じく自社株4000株を保有している株主でもあります。
●塚本建設㈱からは、久保寺正宏、塚本毅の2名が参加しました。塚本建設㈱は、群馬県藤岡市小林402に所在し、一般土木工事はもとより、上下水道や造園工事その他幅広く実績のある土木工事と、学校、病院、スポーツ施設から個人住宅まで実績のある建築工事を主体とした総合工事業者です。創業以来70余年を経過し、地元藤岡市をはじめ近隣市町村や関係諸機関から仕事を請け負っています。遠く離れた八ッ場ダム工事に参画しているのは、藤岡市の暫定水利権と関係があります。畢竟、萩原昭朗との繋がりも強いものがあります。
■午前8時23分スタートの第5組には、㈱朋栄の竹渕博行、石関組㈱の篠原宗應、沼田土建㈱の徳武洋一、北部土建工業㈱の外山弘樹がいました。石関組の篠原宗應と北部土建工業の外山弘樹は、インの第5組に参加した小田急建設の萩原千秋と一緒に4015号室に宿泊しました。沼田土建社長の徳武洋一は、インの第6組で参加した石幸の岡崎輝行とイン第9組の、かみつけ信組の金沢政雄と東京理工器の坂口光利と一緒に3012号室に宿泊しました。朋栄の竹渕博行は、アウトの第7組に参加した測研の本間泉と、アウトの第9組の金物屋の新井隆司及び渡重機工業の渡茂と一緒に4019号室に宿泊しました。
●㈱朋栄は吾妻郡東吾妻町大字岩井にあるコピーや青写真の店です。沼田市桜町にも支店があります。店主の竹渕博行(当時44)は、東吾妻町議でもあります。
●石関組㈱の篠原宗應は、渋川市大野在住で、上下水道工事業を営んでおり、かみつけ信用組合の第一区(渋川中央営業部、伊香保支店、吉岡支店、沼田支店、子持支店、北橘支店、赤城支店)の総代29名の一人です。
●沼田土建㈱は、群馬県沼田市西倉内町593に本社があり、東京支店(品川区東大井5-11-9芝崎ビル6階)、前橋営業所(前橋市六供町)を有します。設立は昭和23年12月1日、資本金4900万円、年商50億円。許可登録は、建設業許可として、国土交通大臣(特-14)第16087号 16業種、国土交通大臣(般-14)第16087号 1業種、宅地建物取引業許可 群馬県知事(6)第2813号、一級建築設計事務所 群馬県知事 第1530号です。取引銀行は群馬銀行、東和銀行、利根郡信用金庫。主な取引先は国土交通省関東整備局管内・厚生労働省関東信越地方医務局管内・防衛庁・林野庁 関東森林局管内・農林水産省・財務省・関東郵政局管内・水資源開発公団・日本道路公団・首都高速道路公団・緑資源公団・都市基盤整備公団・日本下水道事業団・東京都庁・品川区役所・世田谷区役所・さいたま市役所・千葉市役所・群馬県庁各部・沼田市外各市町村・東京電力㈱・JR東日本㈱・パナホーム㈱・野村ホーム㈱・㈱タムラ製作所・㈱ミツバ・民間各位一般住宅及び店舗・工場施設等設計施工と、ローカルな名前に似合わず、広範に営業活動をしています。
●北部土建工業㈱は、渋川市半田3225に所在し、渋川市の下水道排水設備工事の指定店になっています。
■午前8時35分にスタートの第6組目には、拓友工業㈱の小池孝と岡田達、㈱千明建設の千明裕、そして、開催場所の美野原カントリー倶楽部の篠原成昭がおりました。篠原成昭は、プレーのみのお付き合いで、夜の宴会には出席しませんでした。拓友工業の小池孝と岡田達は4018号室に宿泊しました。
●拓友工業㈱からは、社長の小池孝、岡田達の2名が参加しました。同社は建設業ですが、運輸部門として、「たくゆう」(高橋隆昌社長、本社・群馬県吾妻郡吾妻町)があります。
●㈱千明建設の千明裕は、上下水道指定工事業者として、渋川市阿久津187-1を拠点としています。
●美野原カントリー倶楽部は、中之条町大字五反田にあり、祝日を除く毎週火曜日と、12月30日、31日、元日以外は営業しており、予約は2ヶ月前の1日から受け付けています。平日も土日もビジターのみで予約可能ですが、一度倒産しているためか、カードは利用不可です。
■午前8時42分にスタートした第7組目には、伊藤会計事務所の伊藤一美、㈲重枝建機の重枝均、㈱測研の本間泉がいました。伊藤一美と重枝均は、その後アウトの第9組に参加した正光電設の山田正光と一緒に、3017号室に宿泊しました。
●伊能会計事務所は、中之条町大字大塚664にあります。
●㈲重枝建機の代表は重枝均で、住所は北群馬郡榛東村大字新井3332です。
●㈱測研info@socken.jpは、あがつま事業所が本店で、中之条町西中之条126にあり、支店として高崎事務所info-takasaki@socken.jpが高崎市引間町712-2にあります。営業品目は、測量全般、測地データの編集及び監理、航空写真の撮影及び解析、地理情報システムの企画、開発及びコンサルタント業務、公共事業に伴う補償コンサルタント、建設コンサルタント、建築設計、土木工事及び建築工事の施行管理、インターネットを利用した情報ネットワークの企画、構築及び運営、遺跡等文化財の調査、一般労働者派遣事業です。
■午前8時49分にスタートした第8組は、日本特殊建設㈱の伊藤大司と浅川高明、㈱渡辺組の多賀祥郎、シンヤ産業㈱の柳葉明久でした。日特建設の伊藤大司と浅川高明は4016号室に宿泊しました。渡辺組の多賀祥郎はゴルフのみの参加で、シンヤ産業の柳葉明久は、3014号室に泊まりました。
●日本特殊建設㈱とあるのは、日特建設㈱のことと思われます。日特建設㈱は、本店の所在地が、東京都中央区銀座8-14-14で、昭和22年12月17日に設立。資本金60億円で、東証第1部上場の中手ゼネコンです。社員数は総勢777名で、技術系社員が659名、事務系社員が118名。総合建設業として、土木、建築、開発、基礎、環境、地質コンサルタントを手掛けており、建築業許可特定建築業として国土交通大臣(特-18)第211号、1級建築委事務所東京都知事登録の登録番号第15281号、建設コンサルタント登録の登録番号建21第15号、測量業者登録の登録番号第(13)-435号、地質調査業者登録の登録番号が質19第2号、宅地建物取引業免許が国土交通大臣(8)3193号。自土壌汚染調査機関指定業者の指定番号が環2003-1-20です。
●日特建設から参加した2名のうち浅川高明は、群馬県庁の土木部OBです。浅川高明は、平成15年5月当時、「杉百本」家づくり推進事業という仕事に携わっていました。群馬県木製振興センターによるこの補助事業は、県内に持ち家住宅を建設する者を対象に、スギ柱材(ぐんま優良木材認証品)を1棟分(110本を上限)無償提供するもので、同年4月7日から受付を開始していました。この事業による住宅の上棟第1号が平成15年5月17日に行われ、林務部長の浅川高明が出席しました。昭和19年1月生まれの浅川高明は、東北大学工学土木工学科を卒業後、昭和41年4月、群馬県職員に採用されて土木部道路維持課に配属されて以来、37年間土木部一筋に歩んできました。平成11年4月道路維持課長、平成12年4月土木部参事兼道路建設課長、平成14年4月土木部参事兼前橋土木事務所長などを歴任し、平成15年4月から林務部長に就任しました。他部局でしかも最高ポストへの抜擢だったことから、いかに土木部で貢献があったかを物語ります。
●㈱渡辺組の多賀祥郎は、1973年中央大学土木部を卒業していますが、㈱渡辺組を検索してみると、福島県いわき市常磐関船町上関83にある会社名が見つかりましたが、ここなのかどうかは未確認です。
●シンヤ産業㈱の代表の柳葉明久ですが、同社は、国土交通省大臣許可業者(許可番号00-020831)の建設会社です。所在地は、茨城県稲敷郡河内町龍ヶ崎町歩3985で、平成19年7月1日時点で、売上高110,297,000円、営業利益-11,948,000円、経常利益-12,355,000円、当期純利益-12,425、000円となっています。
■午前8時56分に第9番目にスタートした組には、㈲新井金物店の新井隆司、㈲渡重機工業の渡茂、㈲正光電設の山田正光がおりました。
●㈲新井金物店は東吾妻町186にある、建築金物・資材を扱う店です。
●㈲渡重機工業は、渡茂が代表で、所在地は東吾妻町矢倉121です。
●㈲正光電設は、山田正光が代表の電気工事業者で、所在地は、中之条町大字伊勢町422です。
■午前9時10分にスタートした11番目のグループは、富沢設備㈱の富沢俊則、一般参加の市川忠、㈲ジュン・コーポレーションの高橋幸江、大関の山田香住でした。
●富沢設備㈱の富沢俊則は、萩原昭朗の側近で知られていますが、同社は吾妻町大字岩下639にあります。
●市川忠のことは不詳ですが、ネットで調べると、同名の人物が、2007年2月に、「鉄道照明」という本を、日本鉄道電気技術協会から著わしています。
●㈱ジュン・コーポレーションを調べたところ、全く同一の会社は見つかりませんでしたが、株式会社ジュンコーポレーションというのが、安中市松井田町上増田53-1に所在していることが判明しました。しかし、ゴルフ大会に参加したのがここかどうかは萩原昭朗氏に直接聞かないとわかりません。
●大関は、中之条町大字伊勢町422にあります。ここの山田香住と、上記の高橋幸江が、第四回丸岩会参加者の紅二点ということになります。
■一方、もみの木コースのインで、午前7時30分に集合厳守で集まった参加者らは、まず午前8時ちょうどスタートの吉沢建設㈱の吉沢功、加辺土建㈱の加辺正司、立石木材㈱の立石利雄、滝沢工務店の滝沢昇でした。吉沢建設の吉沢功は、4008号室に一人で宿泊でしたが、その他のメンバーの加辺正司、立石利雄、滝沢昇は3016号室に仲良く泊まりました。
●吉沢建設㈱の所在を調べてみましたが、地元では見当たりませんでした。栃木県鹿沼市富岡に吉沢建設㈱がありましたが、代表者は吉澤定男となっており、もうひとつの吉沢建設㈱が埼玉県入間市東町にありましたが、この代表取締役は吉沢誠十となっており、これらと丸岩会との関係は確認できませんでした。
●加辺土建㈱の代表は加辺正司で、同社の所在地は長野原町大字与喜屋1249-2です。
●立石木材㈱の代表は立石利雄で、同社の所在地は草津町大字草津542-6です。
●滝沢工務店の代表は滝沢昇で、同社の所在地は嬬恋村田代997-1です。
■8時5分にインでスタートした第2組は、㈱大渕建設の大渕芳嗣、群馬レイズ㈱の市村正晴、新生情報サービス㈱の服部周二郎、㈱サンビックの鶴見則夫でした。このうち大渕芳嗣と市村正晴は4017号室に一緒に宿泊し、服部周二郎と鶴見則夫はゴルフのみの参加でした。
●㈱大渕建設は、所在地が沼田市横塚町1088-1で、昭和39年設立、資本金3億6300万円、従業員46人でしたが、平成18年(2006年)5月8日に事業を停止しました。負債は30億円(うち金融債務は20億円)。同社は、建築、土木、不動産業と幅広く手掛けており、最盛期の年商は平成5年10月期の103億4100万円でした。しかし、特別養護老人ホームを舞台とした寄付金強要事件で平成9年、大渕光男社長(当時)が有罪判決を受けて信用力が低下していました。公共工事削減の影響も重なり、平成14年10月期は年商21億円(7200万円の赤字)。さらに利根沼田地区の談合事件で和解金の支払いが発生。17年10月期は23億3500万円で1億6400万円の欠損を計上し、資金繰りが急速に悪化していました。それにもかかわらず、丸岩会には倒産寸前まで律儀に顔を出していたことになります。
●群馬レイズ㈱raise1978@dan.wind.ne.jpは前橋市元総社町143上信コーポ219に所在しています。業態は防災製品や設備の取扱い商社のようです。
●新生情報サービス㈱の服部周二郎は、地元の利根商の同窓会顧問役員です。
●㈱サンビックは、本社が前橋市元総社町151-5に所在しており、上記の群馬レイズとは目と鼻の先にあります。同社には埼玉支店(さいたま市南区鹿手袋)があります。代表者は大渕尚親で、設立は昭和46年8月25日、資本金78,200,000円、社員数10名。事業内容は、建設部門(土木建築設計監理土木建築工事各種リフォーム工事)、設備部門(上下水道工事給排水衛生設備工事)、不動産・保険(土地建物管理斡旋売買損害保険)です。各種行政許認可としては、一級建築設計事務所(群馬県建築士事務所登録第3929号)、建設業許可(国土交通大臣許可(般‐15)第20226号、宅地建物取引業許可(群馬県知事許可(6)第3518号、冷媒フロン回収事業者認可(事業者登録第100018号)、マンション管理業務(国土交通大臣(1)第031675号)。取引金融機関は東和銀行本店・高崎信用金庫・JA各農協。主要取引先は国土交通省・厚生労働省・文部科学省・日本道路公団・群馬県庁・前橋市・JA全農群馬県本部・群馬県学校生活協同組合・各団体指定代理店・共栄火災海上保険㈱。JAリフォーム事業ではJA前橋・JAたかさき・JA碓氷安中・JAはぐくみ・JA北群渋川・JA利根沼田・JA片品。
■午前8時14分にインをスタートした第3組には、大林・戸田共同JVの河南幸治と天野智啓、吉田直土木㈱の辻口喜美男が参加しており、彼らはその日の晩は一緒に4002号室に宿泊しました。
●大林・戸田共同JVは、見てお分かりのとおり、大手ゼネコンの大林組と、戸田建設のジョイントベンチャーのことです。このJVに所属している河南幸治は、インでその後の第4区未でスタートしたJR長野原工事区の岡野法之らと一緒に、「単線断面でトンネルワークステーションに挑戦――JR吾妻線付替横壁トンネル―」(英文タイトル「Construction of Yokokabe Tunnel of JR Agatsuma Line using Tunnel Work Station」)と題する論文を発表しています。
●㈱大林組は、明治25年(1892年)1月創業、昭和11年(1936年)12月に設立され、現在の取締役社長は白石達で、東京本社は港区港南2-15-2に所在します。本店は大阪氏中央区北浜東4-33にあり、上場していない同族会社です。資本金は577.52億円で、従業員数は9373名(平成19年3月現在)のスーパーゼネンコンです。事業内容は、国内外の建設工事、地域開発・都市開発・海洋開発・環境整備・その他建設に関する事業、及びこれらに関するエンジニアリング・マネージメント・コンサルティング業務の受託、不動産事業ほかとなっています。
●戸田建設㈱は本社が東京都中央区京橋1-7-1に所在し、創業が1881年(明治14年)1月5日、設立が1936年(昭和11年)7月10日、資本金230億円、従業員数4002年(いずれも平成19年3月31日現在)の大手ゼネコンです。主な事業内容は、土木・建築等に関する調査、企画、設計、監理、施工、その総合的エンジニアリング及びコンサルティング業務。 地域開発、都市開発等に関する調査、企画、設計、監理、その総合的エンジニアリング及びコンサルティング業務。不動産の売買、賃貸、管理、仲介等の取引に関する業務となっています。
●吉田直土木㈱はトンネル掘削分野の専門会社で、大林組と一緒に組んでシールド工法によるトンネル掘削工事を得意としています。吉田直土木(よしだなお)の本社所在地は練馬区豊玉北3-16-4です。
■午前8時21分にインの第4組でスタートしたのは、JR東日本の上信越工事事務所の長野原工事区の岡野法之、石毛勝男、山田一美の3名です。その晩は、岡野と石毛が4012号室に一緒に泊まり、山田一美は、インの第6組の石のハヤシの須貝弘義と一緒に3013号室に宿泊しました。
●JR長野原工事区から参加した岡野法之、石毛勝男、山田一美の3名はJR東日本の上信越工事事務所の長野原工事区に所属しており、吾妻線横壁トンネル新設工事に従事していました。このうち、岡野法之は、その後、財団法人鉄道総合研究所に所属しているようです。
■午前8時28分にインでスタートした第5組には、上毛緑産工業㈱の高橋範行、小山建設工業㈱の小山哲弘、㈲石幸の岡崎輝行、小田急建設㈱の萩原千秋がいました。このうち高橋範行と小山哲弘は一緒に4015号室に泊まり、岡崎輝行は、イン第9組で参加した、かみつけ信組の金沢正雄と東京理工器の坂口光利、そしてアウト第5組の沼田土建の徳武洋一と一緒に宿泊しました。
●上毛緑産工業㈱http://www.jouryoku.com/は北群馬郡吉岡町大字小倉827-87に所在しており、業種は土木建設業で、特に法面保護緑化事業に特化しています。バイオマス資源利用のリサイクル緑化工法では、公共施設の建設・維持で生じる木質廃材(根や枝)と下水や浄水処理場の汚泥を利用して道路法面や山崩れ斜面に植生をはかる“自然に優しい緑のリサイクル”をうたい文句にした「PMC工法」を強調しています。「緑化基盤材ネオソイルS」は、木質廃材をチップ化し、下水や浄水の汚泥と混合、チップ炭や木酢液を添加して、発酵熟成させた堆肥(汚泥発酵肥料登録品)で、植生用土や土壌改良資材への使用をPRしています。当然、ダム工事では、造成地の法面の養生がたくさん必要ですから、ダム工事には欠かせない業種です。
●小山建設工業㈱からは、代表取締役社長の小山哲弘が参加していますが、同社の所在地は渋川市行幸田3032です。
●㈲石幸ishikou@juno.ocn.ne.jpは、群馬郡群馬町菅谷20-1に所在する地元の有限会社の土建会社です。
●小田急建設㈱は、本社の所在地が東京都新宿区西新宿4-32-22にあり、代表取締役社長は雪竹正英。創業は明治2年10月1日、会社設立は昭和14年1月26日の東証1部上場企業です。資本金は10億8600万円で、従業員数は865名です(平成19年 3月31日現在)。事業内容は、建築工事および土木工事の請負、建築工事および土木工事の調査、企画、診断、測量、施工、設計、監理、マネジメントおよびコンサルティング、鉄道、道路、公園、上下水道等の公共施設ならびにこれに準じる施設の設計・施工および維持管理、コンクリート製品の製造および販売、土木・建築用資材、建設機械、事務機器、パソコンおよび周辺機器の賃貸ならびに販売、不動産の売買、賃貸借、仲介、管理、鑑定およびコンサルティング、貨物自動車運送事業、損害保険代理業、自動車損害賠償保障法に基づく保険代理業および生命保険の募集に関する業務、労働者派遣事業と多岐に亘ります。建設業許可として国土交通大臣許可(特-14)第1310号、宅地建物取引業者免許として国土交通大臣(10)第1723号、このほか、一級建築士事務所として東京都知事登録第289号小田急建設株式会社一級建築士事務所の認可を受けています。平成19年3月期の売上高は862億円(平成19年 3月期)
■午前8時35分にインをスタートしたのは前橋国有林整備協会の鎌田勝夫、林野弘済会前橋支部の皆川定榮と赤堀弘二、それに石のハヤシの須貝広義でした。その晩宿泊したのは須貝広義のみで、JR長野原工事区の山田一美と一緒の3013号室でした。
●前橋国有林整備協会に所属する鎌田勝夫は、平成14年度林業技師養成研修の林業経営部門に合格しており、当時57歳でした。同協会は、全国森林整備協会の会員であり、所在は前橋市大友町-18-7県庁大友町庁1-18-7県庁大友町庁舎2Fにある群馬県林業公社内にあります。
●林野弘済会前橋支部は、前橋市岩神町四丁目17-3に所在しており、業務内容は、①森林レク及び林業振興(森林・植物教室、探鳥会などのグリーンサークル活動、自然休養林内のキャンプ場・売店・食堂・宿泊所の運営、植樹祭・林業研究発表会・森林の市などへの協力、山火事防止ポスターの募集・制作等、②物品販売(林業用機器、林業薬剤、保安林などの各種標識、安全用具等)、③出版刊行(森林家必携、林野小六法、国有林野関係通達集、森林・林業統計要覧、林野名鑑、林野時報等)、④調査・測量(森林の諸調査、利活用に伴う立木竹調査、各種出願申請図書の作成(保安林解除・作業許可、林地開発許可、国有林野の貸付・売払・所管換等)、用地測量、境界検測、工事の調査設計・施工管理、環境影響調査等)、⑤収穫調査(国の指定調査機関に指定され、国有林の収穫調査業務を受託)、⑥各種受託(林地内施設の整備・保全、電算処理等)、⑦その他とあり、林野行政のコバンザメのような組織だと思われます。
●石のハヤシは、吾妻町商工会に所属する石屋です。
■午前8時42分にインの第7組でスタートしたのは、個人参加の篠原力雄と竹内良太郎、それに黒岩建設㈱の森山繁敏、開国屋の豊田孝三郎でした。
●黒岩建設㈱の所在は、嬬恋村大前72-1です。
●開国屋は、建築資材を扱っており、所在は、長野原町大字羽根尾502-1です。
■午前8時49分にスタートした第8組では、個人参加の嬬恋村議会の野寺克行と横沢彰のほかに、NSマネジメントの関口喜三郎、㈱富島建設東京支店の柳憲雄がいました。野寺と横沢はゴルフのみ参加でしたが、関口喜三郎と柳憲雄は、4006同室に宿泊しました。
●野寺勝行は、平成18年(2006年)7月当時は、嬬恋村村議会の観光振興対策特別委員長でした。
●横沢彰は、嬬恋村の監査委員http://vill.tsumagoi.gunma.jp/kabetu/kansa/result.pdfです。
●NSマネジメントは不詳です。
●㈱富島建設は、本店が大阪市福島区海老江3-5-25に所在し、創業は昭和29年(1950年)2月、法人設立が1954年(昭和29年)3月23日です。代表者は富島康之。建設業許可は、大臣(特定-12)第10765号で、許可を受けた建設業に係る建設工事の種類は、①土木一式工事、②とび・土工工事、③舗装工事、④水道施設工事、⑤建築工事、⑥大工工事です。営業種目は、①各種敷地造成工事、②臨海工業用埋立工事、③各種道路造成工事、④ダム掘削築堤工事、⑤建築基礎及び造成工事です。東京支店は、東京都渋谷区渋谷2-2-16に所在します。
■午前8時56分にスタートした第9組では、かみつけ信組の金沢政雄、中沢工業㈱の中沢孝夫、東京理工器㈱の坂口光利、㈱シグマフードの相馬敏志が参加していました。このうち、かみつけ信組の金沢政雄と東京理工器の坂口光利は、アウト第3組参加の、かみつけ信組の片桐宇三郎や、地元の旅館の主の湯浅文男と一緒に3012号室に宿泊しました。中沢工業の中沢孝夫は、次のイン第10組の熊川重機の熊川良孝と、第11組参加の都建設の星野勝義と一緒に4009号室に宿泊。相馬敏志は、4007号室に一人で宿泊しました。
●中澤工業㈱は、長野原町大字大津816に所在する地元土建会社です。
●東京理工器㈱は、長野県上田市殿城874番地1に所在する会社で、昭和46年11月に創立、資本金3000万円で、坂口光利は代表取締役です。業務内容は汚水処理槽、汚水処理プラントの設計施工及びメンテナンスとなっています。
●㈱シグマフードは、本社は千葉県流山市ですが、中之条町大伊勢町4-8に群馬営業所が所在しており、事業内容は食堂及び社員寮の受託給食管理、業務用食材、卸し事業等です。また、ゼネコン各社の食・住の環境保持と管理を受託し、工事現場建設作業用宿舎の運営を行っています。
■午前9時3分にインの第10組目にスタートしたのは、個人参加の萩原宗人と寺沢正信、そして熊川重機㈱の熊川良孝、藤原建設㈱の矢野喜八郎でした。萩原昭朗の息子でもある萩原宗人と寺沢正信はゴルフのみの参加でした。藤原建設の矢野喜八郎は、次の第11組参加の篠原塗装工業所の篠原功、金木屋工業の山口次夫、渡辺建設の渡辺幸栄と一緒に4010号室に宿泊しました。
●熊川重機㈱の所在地は、嬬恋村大字芦生田483-1です。
●藤原建設㈱は、同じく嬬恋村大字西窪13に所在する地元土建会社です。
●都建設㈱は、長野原町大字長野原1312に所在する地元土建会社です。
●㈲金木屋工業は、長野原町大字長野原192-1に所在する同町指定水道給水工事業者で配管工事等を手がけています。
●渡辺建設㈱は、嬬恋村大字三原875に所在する地元土建業者。創立は昭和25年11月で、渡辺栄志が代表取締役です。資本金は4000万円で、従業員数は49名。組織内に、土木部、建築部、技術監理部、営業部、総務部があり、建設業許可は、群馬県知事許可(特-11)第3420号土木工事業・建設こう事業を持っています。資格取得人員は、1級土木施工管理技士19名、2級土木施工管理技士12名、1級建築施工管理技士7名、2級建築施工管理技士4名、測量士1名、2級建築士44名、1級造園施工管理技士4、2級造園施工管理技士2名、1級管工事施工管理技士3名、2級管工事施工管理技士3名です。営業品目は、総合建設業(土木、建築、舗装、上下水道工事)、建設資材の製造販売、宅地建物取引です。
■このほか、平日の昼間のゴルフにはさすがに参加しませんでしたが、当時、萩原昭朗に手玉に取られていた国交省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所長だった安田吾朗が、夜の丸岩会の宴会に出席しました。安田吾朗は、平成14年までは国交省の河川局にいましたが、その後、東北地方整備局山形河川国道事務所長として転出したあと、平成16年7月1日付けの辞令で、八ッ場ダム工事事務所長として、前任者だった野田徹(河川局砂防部保全課海洋開発官)の後任として就任し、2年間工事事務所長の任にありました。安田吾郎は、ちょうど2年後の平成18年7月の辞令で、内閣府政策統括官(防災担当)付企画官として転出し、その後再び異動して、現在は古巣の河川局河川環境課流域治水室長として勤務中です。昨日10月2日(金)には、平成21年度(第31回)河川管理研修と銘打って、千駄ヶ谷の津田ホールで開催された2日目の研修で、11:00~11:55にかけて、「河川環境の整備と保全」と題して講師をやりました。河川環境のみならず、八ッ場ダムの裏で行われた公金無駄遣いの環境の実態についても、参加した河川関係業務を担当する都道府県・市町村、国土交通省関係等の職員相手に、きちんと説明したのでしょうか。
■また、同じく当時群馬県知事の小寺弘之も出席して、土建業者がそろい踏みで参加した大宴会場で、業者を前に挨拶をしました。小寺 弘之は1940年10月3日東京生まれで、東京大学法学部を卒業後、1962年4月に自治省に入省。その後、中曽根康弘にスカウトされ、68年4月に群馬県庁に出向し、以降、医務課長、企画課長、財政課長、秘書課長を歴任し、78年9月に総務部長に就任しました。82年10月に副知事に就任。91年7月28日に群馬県知事に就任後、4期16年間群馬県知事でした。小寺弘之は、後援会長の萩原昭朗とは入魂で、八ッ場ダムの強力な推進者ですが、平成19年7月22日の群馬県知事選で5選を果たせず、家業が土建屋で自民党公認の大沢弘明に敗れました。その後は、大沢知事を批判しており、平成20年1月に政治団体の「緑と風の会」を主宰し、きたる11月7日(土)には、前橋商工会議所で、武村正義を招いて「民主党政権と日本の行方」と題する講演会を開催予定です。あれほど、八ッ場ダム推進派として萩原昭朗と2人3脚で税金の無駄遣いをしてきたのに、民主党にすり寄る姿勢を見せており、今後ともこの人物の行動には要注意です。
■丸岩会に関する詳細な情報は、当会に提供があった直後、平成19年2月24日に群馬県庁にある刀水クラブという記者クラブで記者会見を開き、集まったマスコミ各社にすべて印刷物をわたし、詳しく説明しました。しかし、その後、誰も、丸岩会に参加した業者から事情を聴くこともせず、せっかくの情報提供も空振りに終わりました。
今回の、民主党政権誕生で、八ッ場ダム事業は中止となりましたが、やはり群馬県のマスコミの動静は、民主党政権になっても、旧態依然のような気がいたします。ぜひ、マスコミの中で、丸岩会に参加した関係者に当時の様子をインタビューするところが現れることを切望します。
【ひらく会情報部】