■本日発売の週刊ポスト10月16日号350円に、「怒りのスクープ公開 八ツ場ダム中止反対住民、国交官僚・ゼネコンと“背信のゴルフコンペ”」と題して、「これが“メンバー表&スコア結果”だ! さらに、前原大臣を嘲笑う“ダム御殿”“仏壇”“ピアノ”ほか、《お仲間》補償金極秘文書も入手」というサブタイトルとともに、新聞、列車内の吊り公告や本紙の表紙にも、デカデカと報じられました。
特筆すべきは、週刊ポストが件のダム中止反対派=ダム推進派の萩原昭朗の自宅に突撃取材を敢行したことです。これは、群馬県のマスコミでは到底果たすことのできない快挙です。その場面を次に見てみましょう。
「オレが主催したんじゃねぇ」
その人物の自宅の座敷には、八ッ場ダム建設を推進した小寺弘之・前群馬県知事直筆の「天空海闊」の大きな額が飾られていた。書の意味は“度量が大きい”といったものだが、送り主が知事であることが、この人物の地元での影響力の大きさを物語っている。
「それ、見せてみろや」
主の初老の男性は、本誌記者が示したゴルフコンペのメンバー表に目を落とすと、表情を曇らせた。
一呼吸置き、声を絞り出すようにこう語った。
「コンペったって、オレの誕生日・・・これはオレが主催したんじゃねぇんだよ。主催はよその人がしてくれて、オレはただそこに行っただけだよ。自分で主催なんかしやしねぇよ」
男性がなおも説明しようとすると、それを夫人が制した。
「お父さん、そんなこというと・・・」
「ほうか、じゃあよすべ」
男性は記者を残して座敷から退出し、夫人の「困るからもう帰って下さい」の言葉で取材は中断した――。
このあと、週刊ポストの記事は、当会でも平成19年に入手した「第四回丸岩会ゴルフ大会組合せ表」とスコア表について紹介しています。
当会が、平成19年2月24日に、群馬県庁の刀水クラブで、加盟している全マスコミ各社に、すべて配布済の資料ですが、当時、このショッキングな情報を提供された群馬県のマスコミ各社では、記者のかたがたは大いに興奮していましたが、その後、実際に行動に移して真相を追及しようとしたマスコミは、全くありませんでした。おそらく、政治的圧力に屈して、デスク(編集長)から報道管制を受けたものとみられます。
■週刊ポストの記事では、このほか、八ッ場ダム工事事務所が発行する広報紙「やんば」に、萩原昭朗が寄稿した文章を引用したり、丸岩会の発足から、土建屋とかダム関係者が加わって、盛大な催しに急成長したことが関係者から語られています。
また、平成17年9月26日の萩原昭朗の74歳の誕生日に開催された第四回丸岩会の開催されたタイミングが特別な意味を持っていること。たとえば、同年9月7日には、地権者が国交省との間で移転用地の分譲価格などの基準を合意し、萩原昭朗は水没地区連合交渉委員会の委員長として協定書に調印したことから、八ッ場ダムが本格着工に向けて大きく前進したタイミングであることを指摘しています。
さらに、ゴルフの後の宴会の様子についても、しっかりと関係者から証言を得ています。国交省の工事事務所の所長や小寺前知事も宴会に駆けつけたこと、工事事務所の所長のところには、建設業者がみんな名刺を出して挨拶していたこと、など生々しい光景が綴られています。
■その次に記事として示されたのは、国交省関東地方整備局の極秘資料『八ッ場ダム建設事業に伴う補償基準』の中身の解説でした。これで、前述のゴルフコンペ情報と併せて、きわめて厚みのあるスクープ記事となっています。
群馬県のマスコミでは、記者はスクープ記事をものにすべく張り切って取材しても、デスクが握りつぶしてしまうため、ここまでは絶対にやらないし、やれないでしょう。
永久保存版として、ぜひ、明日の朝、書店に行って週刊ポストを買い求めて、さらに詳しい内容を実際に読んでみて、八ッ場ダムの抱える問題について、みんなで考えましょう。
【ひらく会情報部】
特筆すべきは、週刊ポストが件のダム中止反対派=ダム推進派の萩原昭朗の自宅に突撃取材を敢行したことです。これは、群馬県のマスコミでは到底果たすことのできない快挙です。その場面を次に見てみましょう。
「オレが主催したんじゃねぇ」
その人物の自宅の座敷には、八ッ場ダム建設を推進した小寺弘之・前群馬県知事直筆の「天空海闊」の大きな額が飾られていた。書の意味は“度量が大きい”といったものだが、送り主が知事であることが、この人物の地元での影響力の大きさを物語っている。
「それ、見せてみろや」
主の初老の男性は、本誌記者が示したゴルフコンペのメンバー表に目を落とすと、表情を曇らせた。
一呼吸置き、声を絞り出すようにこう語った。
「コンペったって、オレの誕生日・・・これはオレが主催したんじゃねぇんだよ。主催はよその人がしてくれて、オレはただそこに行っただけだよ。自分で主催なんかしやしねぇよ」
男性がなおも説明しようとすると、それを夫人が制した。
「お父さん、そんなこというと・・・」
「ほうか、じゃあよすべ」
男性は記者を残して座敷から退出し、夫人の「困るからもう帰って下さい」の言葉で取材は中断した――。
このあと、週刊ポストの記事は、当会でも平成19年に入手した「第四回丸岩会ゴルフ大会組合せ表」とスコア表について紹介しています。
当会が、平成19年2月24日に、群馬県庁の刀水クラブで、加盟している全マスコミ各社に、すべて配布済の資料ですが、当時、このショッキングな情報を提供された群馬県のマスコミ各社では、記者のかたがたは大いに興奮していましたが、その後、実際に行動に移して真相を追及しようとしたマスコミは、全くありませんでした。おそらく、政治的圧力に屈して、デスク(編集長)から報道管制を受けたものとみられます。
■週刊ポストの記事では、このほか、八ッ場ダム工事事務所が発行する広報紙「やんば」に、萩原昭朗が寄稿した文章を引用したり、丸岩会の発足から、土建屋とかダム関係者が加わって、盛大な催しに急成長したことが関係者から語られています。
また、平成17年9月26日の萩原昭朗の74歳の誕生日に開催された第四回丸岩会の開催されたタイミングが特別な意味を持っていること。たとえば、同年9月7日には、地権者が国交省との間で移転用地の分譲価格などの基準を合意し、萩原昭朗は水没地区連合交渉委員会の委員長として協定書に調印したことから、八ッ場ダムが本格着工に向けて大きく前進したタイミングであることを指摘しています。
さらに、ゴルフの後の宴会の様子についても、しっかりと関係者から証言を得ています。国交省の工事事務所の所長や小寺前知事も宴会に駆けつけたこと、工事事務所の所長のところには、建設業者がみんな名刺を出して挨拶していたこと、など生々しい光景が綴られています。
■その次に記事として示されたのは、国交省関東地方整備局の極秘資料『八ッ場ダム建設事業に伴う補償基準』の中身の解説でした。これで、前述のゴルフコンペ情報と併せて、きわめて厚みのあるスクープ記事となっています。
群馬県のマスコミでは、記者はスクープ記事をものにすべく張り切って取材しても、デスクが握りつぶしてしまうため、ここまでは絶対にやらないし、やれないでしょう。
永久保存版として、ぜひ、明日の朝、書店に行って週刊ポストを買い求めて、さらに詳しい内容を実際に読んでみて、八ッ場ダムの抱える問題について、みんなで考えましょう。
【ひらく会情報部】