市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

前原国交相にかみついた森田健作知事らのケンシキ度

2009-10-13 19:48:00 | 国内外からのトピックス
■報道によると、前原誠司国土交通相は10月13日、羽田空港の国際ハブ(拠点)空港化を目指すとした航空行政の新方針について「(国際線を)成田から羽田に移すというものではない。首都圏空港の一体的運用はこれからも続けていきたい」と述べました。
 成田空港の国際拠点としての役割が低下することを懸念する声が、地元自治体から相次いでいることに配慮した発言とみられます。前原氏は14日には千葉県の森田健作知事らと会談し、発言の真意について説明することを明らかにしました。

 また、羽田空港の国際線枠については「来年10月に4本目の滑走路ができる。管制が習熟すれば約11万回発着回数が増える」と指摘し、「半分を国際線に配分したい」との考えを示しました。

■きのうの橋本知事の発言や、成田空港のおひざもとの成田市長や千葉県知事の発言をきくにつけ、なんと視野の狭い人物が、自治体の首長になっているのかと、暗澹たる気持ちになります。

 いまや世界の航空界や海運界の趨勢は、ハブ空港やハブ港に集中を強めており、日本はすでに両方とも後進国になりさがっていることに、早く気づくべきです。

 空港で言えば、東京より小さいロンドンには、たくさんの空港があり、それぞれ、役割をになっています。国際路線で言えば、ヒースロー空港とガトウィック空港が南北にあり、それぞれ行き先ごとに路線を振り分けており、相乗効果で、ともにハブ空港としての機能をはたしています。

 国交相が、「羽田をハブ空港にする」といった途端、成田空港はあたかも廃港にするかのような反応を見せた成田市長や森田知事の見識を疑わざるを得ません。

■世界有数の経済エリアである東京を中心とする首都圏には、目玉となる空港と、それを補完する空港が必要です。すでに、韓国のインチョンにハブ空港を取られ、海運界では、神戸や横浜よりも韓国の釜山にハブ港をとられた日本としては、復権を果たそうとするには24時間稼動の空港や港湾施設の整備が急務です。


24時間営業の仁川空港のエプロン風景。

広大な仁川空港ターミナル内部の様子。

 自民党政権下で、首長になった人物には、もういちど次の言葉を思い出してほしいものです。
 Think Globally! Act Locally!

【ひらく会情報部】

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政務調査費・・・安中市議会の平成20年度の使途状況から見える傾向と課題

2009-10-13 00:12:00 | 政治とカネ

■前橋市議会では、政務調査費を巡り、市長と議会の一部会派との間で泥仕合を繰り広げておりますが、いわゆる議員の第2の給与と言われる政務調査費について、恒例により我らが安中市議会の平成20年度の政務調査費をチェックしてみました。
 地方自治法第100条第13項及び第14項、安中市議会政務調査費の交付に関する条例(平成18年3月18日安中市条例第7号)等に基づき、安中市議会の各会派に対し交付される政務調査費は、議員1人あたり月額1万円、年額12万円で、群馬県議会の月額30万円(このほかに所属委員会の調査費もある)、高崎市議会の月額12万円、前橋市議会の月額10万円などに比べると僅かではありますが、政務調査費は、地方自治法第232条の2に定める補助金であり、公益上必要がある場合にのみ支出がなされるべきものです。

■また、政務調査費は、「市議会議員の市政に関する調査研究に資するため」交付されるものです。したがって、調査にあたっては,調査研究項目と安中市政との関連性が明確にされる必要があります。

 このことについて、条例第5条は使途基準について、「会派は、政務調査費を規則で定める使途基準に従って使用するものとし、市政に関する調査研究に資するため必要な経費以外のものに充ててはならない。」としています。

■そこで、当会では、平成21年7月7日付で平成20年度安中市議会政務調査費の支給にかかる一切の情報を開示請求したところ、平成21年7月21日付で市議会各会派の平成20年度の政務調査費交付申請書、政務調査費交付決定通知書、政務調査費交付請求書、政務調査費収支報告書、行政調査結果が開示されました。これらの情報の内容は次のとおりです。

・平成20年4月30日、政務調査費交付申請書が各派代表者から安中市議会議長経由岡田義弘市長宛に提出。
・平成20年5月7日、政務調査費交付決定通知書が岡田義弘市長から各派代表者宛に送付。
・平成20年6月8日、政務調査費交付申請書が各派代表者から安中市議会議長経由岡田義弘市長宛に提出。
・日付け不詳で、平成20年度政務調査費収支報告書が各会派から提出。

(1)新政会
会派結成年月日:平成19年5月1日
所属議員数:8名(平成20年4月1日現在)
所属議員名:
 遠間徹也(代表者)
 横山 登
 上原和明
 中山澄夫
 中島徳造
 奥原賢一(経理責任者)
 吉岡完司
 齋藤盛久
交付申請及び交付額:960,000円
支出内訳:合計1,215,238円
①調査旅費:1,015,150円(内訳:交通費(7/14安中榛名・新幹線→大宮経由→八戸・鉄道→大間泊・7/15フェリー→函館泊・7/16空路→羽田・鉄路→東京・新幹線→高崎)@58,630+日当@3,200*3日+宿泊料(食卓料)@15,700*2泊、交通費(2/9安中・貸切バス⇔館山・1/20富浦)140,940+日当@3,200*2日+宿泊料(食卓料)@15,700*1泊)
 行政視察旅費
 〇青森県むつ市(7/14)・特色ある地域産業の育成について
 〇北海道函館市(7/15)・ごみの減量化について
 〇千葉県館山市(2/9)・観光立市たてやま行動計画の策定について
 〇千葉県南房総市(2/10)・農業、観光振興対策について
②広報費:200,088円(内訳:12/30実孝印刷(高崎市我峰町)会報制作費@4.60*22,100枚+折込料@4*22,100枚+手数料525)
残額:0円(経費合計1,215,238>960,000)
【内容分析結果】
・旅行並びに旅費明細をみると、横山登を含め会派全員の旅費として、一人当たり99,630円×8名=797,040円が支給されている。ところが、実際には横山登は欠席として、7名分の支払証明書が平成20年7月17日付で提出されている。
・大間に着くまで鉄路の場合、新幹線を使っても6時間半近くかかる。現地で十分な視察ができたかどうか疑問。
・千葉県館山市と南房総市を訪問したときは、ボルテックス・アークの貸切バスを利用しているが、一人当たり17,618円となる。一方、鉄道を使えば14,440円で済む。現地の移動にバスやタクシーを使うとしても、おつりがくる。貸切バスの使用の決定には、経費の比較検討が必要。
・経路と時間が不明。また、現地に本当に行ったのかどうかも、証拠写真や搭乗券の半券がないため確認できない。
・8人でいったのに、たった1枚の報告書(次項参照)。内容を見ても、何の調査に行って、何を学んできたのか、成果が不明。まさか、慰安旅行ではあるまい。

<行政調査結果報告1>※手書き原稿
1.出席者名 申請会(7名) 遠間徹也、中山澄夫、上原和明、奥原賢一、中島徳造、斉藤盛久、吉岡完司、(横山登欠席)
2.期日 平成20年7月14日~7月16日
3.場所 (1) むつ市 青森県むつ市金谷1-1-1
     (2) 函館市 函館市東雲町4-19
4.調査概要 
 (1) 「特色ある地域産業の育成」農業振興施策について
  ①青森県及び下北地域の農業の現況
  ②野平(のだい)地区の夏レタス、キャベツなどブランド化を目指しての高原野菜づくり
  ③本州最北のワイン用ぶどう栽培とワインづくり
  ④矮化栽培ぶどう園の視察
 (2) ゴミ処理対策について
  ①ゴミ減量化と資源化への諸施策
  ②分別収集の実施状況
  ③市民と事業者の役割と協働の取組み
 尚詳細については資料を添付いたします。(※添付開示なし)
<行政調査結果報告2>※手書き原稿
1.出席者名 申請会(8名) 遠間徹也、中山澄夫、上原和明、奥原賢一、中島徳造、斉藤盛久、吉岡完司、横山登
2.期日 平成21年2月9日~2月10日
3.場所 (1) 館山市 千葉県館山市北条145-1
     (2) 南房総 千葉県南房総市富浦町青木28
4.調査概要 
 (1) 観光立市たてやま市行動計画の策定について
  ①行動計画の策定経過と概要
  ②地域の歴史や文化、自然資源など特色ある観光振興の推進
  ③NPO、商工会、観光産業、そして行政との協働体制の確立と、新鮮で豊富な魚介類の統一ブランド化の推進
 (2) 農業振興対策について
  ①花卉生産の現状と今後の取り組み
   観光振興対策について
  ①観光資源を生かし南房総地域の広域連携と官民協働の取り組み
  ②向西坊(忠僕元助)入室窟視察
 尚詳細については資料を添付いたします。(※添付開示なし)

(2)安政の会
会派結成年月日:平成19年5月1日
所属議員数:5名(平成20年4月1日現在)
所属議員名:
 伊藤 清(代表者)
 新井孝昭
 田中伸一
 今井敏博(経理責任者)
 廣瀬 晃
交付申請額:600,000円
支出内訳:合計898,260円
①調査旅費:704,500円(内訳:交通費(安中榛名・新幹線→東京・鉄路→羽田・空路→鹿児島空港・バス→鹿児島中央・鉄路→伊集院泊・鉄路→鹿児島中央・フェリー→屋久島泊・フェリー→鹿児島中央・バス→鹿児島空港・空路→羽田・鉄路→東京・新幹線→安中榛名)@99,900+日当@3,200*3日+宿泊料(食卓料)@15,700*2泊)
 〇鹿児島県日置市(7/15)・国際交流事業について
 〇鹿児島県熊毛郡久島町(7/16)・屋久島の世界自然遺産登録の経過とその保全・活用について
②広報費:193,760円(内訳:1/19南印刷(安中市安中)会報印刷費106,400+総合PR(前橋市大友町)折込料87,360)
残額:0円(経費合計898,290>600,000)
【内容分析結果】
・旅行並びに旅費明細をみると、会派全員の旅費として、一人当たり140,900円×5名=704,500円の支払証明書が平成20年7月18日付で提出されている。一人当たり14万円もかけるなら、海外の調査だって可能。
・日置市の国際交流事業はともかく、屋久島の世界遺産は余計。完全な物見遊山。行政視察結果を見ても、内容はインターネットで調べれば記載できる。わざわざ一人当たり14万円もの公金を使う必要があったのか非常に疑問。もっとも、参加者にしてみれば、ひとり4万円の出費で世界遺産を見に行けたことになるわけだ。
・経路と時間が不明。また、現地に本当に行ったのかどうかも、証拠写真や搭乗券の半券がないため確認できない。
・5人(正確には、他会派2名を含む7人)でいったのに、たった1枚の報告書(次項参照)。内容を見ても、何の調査に行って、何を学んできたのか、成果が不明。まさか、慰安旅行ではあるまい。今回の情報開示で慌てて作成したのかもしれない。

<行政調査結果>※ワード
1.出席者名 伊藤清 新井孝昭 広瀬晃 今井敏博 田中伸一 高橋由信 上原富士雄
2.期日 平成20年7月15日~7月17日
3.場所 鹿児島県日置市
     鹿児島県熊毛郡屋久島町
4.調査概要 
(1)国際交流事業について(日置市)
 日置市は平成17年5月1日に4町の合併により誕生した。
 合併前にも東南アジア諸国との交流が図られており、合併後は国際交流事業を新たに設置し交流員2名(韓国、マレーシア人)を招致し文化交流をはじめ、両国の相互交流を積極的に行っている。
 国際交流員2名招致に係る経費として、平成19年度予算で10,061千円計上されている。多くの自治体が招致していないなか、活気的である。
(2)屋久島の世界遺産登録の経過とその保全、活用について(屋久島町)
 屋久島は、豊かな自然資源を保護し、かつ利用する、人と自然との共生の道を探り始めた、その結果昭和62年から平成2年、原生林保護、自然環境保護
 続いて、平成5年に自然遺産として世界遺産に登録された。
 世界遺産に登録された今日、平成19年で観光客年間40万人を数え、2日間滞在型が多いと言われています。また、経済効果も200億円といわれ、屋久島、島民の所得1人当たり年間190万円と高い。
 また、自然環境保全策として、ゴミの分別が徹底されている。なお、地球温暖化が叫ばれている昨今、屋久島はco2削減を積極的に進めている。
 なお、詳細については別添資料を参照されたい。

(3)民主・社民クラブ
会派結成年月日:平成19年5月1日
所属議員数:4名(平成20年4月1日現在)
所属議員名:
 中里 稔(代表者)
 川崎文雄
 小宮ふみ子(経理責任者)
 大野貞義
交付申請額:480,000円
支出内訳:合計470,777円
①研究研修費:105,000円(研修会受講料(NPO多摩住民自治研究所(日野市神明)4名分105,000)
②調査旅費:300,000円(内訳:交通費(7/10高崎・新幹線→大宮経由→赤湯・鉄路→天童泊・7/11天童・新幹線→大宮経由→高崎)@28,580+日当@3,200*2日+宿泊料(食卓料)@15,700、交通費(1/28安中・鉄路→小川町経由→武蔵嵐山泊・1/29鉄路→小川町経由→安中)@8,880+日当@3,200*2日+宿泊料(食卓料)@15,700)
 〇山形県南陽市(7/10)・日本一安全で安心なうるおいのあるまちづくり運動について
 〇山形県天童市(7/11)・生涯学習による地域づくりについて
 〇研修会「議会改革への道」(1/28,29)
③資料作成費:5,890(用紙代等)(内訳:3/25用紙その他代として(ヤマダ電機(高崎市栄町)5,690)
④資料購入費:59,887(書籍代、地図代等)(内訳:(文3/30本代修堂書店)1,575、3/5「早わかり 公会計の手引き」(第一法規㈱)17,010、3/19住宅地図など(㈱ゼンリン前橋支店)32,812、3/12書籍代(煥呼堂(前橋市本町))8,490)
残額:9,323円
【内容分析結果】
・研修目的や調査目的が明らかなのはよいが、果たしてメンバー全員が揃っていくべきものかどうか疑問。手分けすれば、さらに多様な研修や調査が可能なのでは。
・用紙や書籍など資料作成費や資料購入費がいずれも年度末に集中している。勿論、調査に必要不可欠なものには費消すべきだが、不要不急なものまで、限度枠目一杯ぎりぎり使い切る必要はない。

<行政調査結果1>※ワード
1.出席者名 民主・社民クラブ 中里稔、川崎文雄、大野貞義、小宮ふみ子
2.期日 平成20年7月10日(本)~7月11日(金)
3.場所 7月10日:山形県南陽市役所
     7月11日:山形県天童市役所
4.調査概要
1)日本一安全で安心なうるおいのあるまちづくり運動について
2)生涯学習による地域づくりについて
 ①特色ある公民館活動について
 ②出前講座「地域いきいき講座」について
=研修した結果=
1)暴力団発砲事件があり、平成16年度F南陽市安心で安全なうるおいのあるまちづくり条例」施行。市民の会主催で、2年に1回大会開催。
 基本計画は交通安全、防犯を中心に活動。毎月1日~10日、安全安心の日を定め、市議宅、公民館、小中学校にのぼり旗を掲揚し、市民運動として、運動拡大する。又、スッテカー462枚配布、子ども見守り隊結成し安全確保体制をとる。(※写真添付あり)
2.平成9年に市長の公約「市民が主役のまちづくり」を実現、地域づくり委員会が設置された。住民が地域に合った活動や課題探し、課題解決方法を学習しながら、取り組めるように、行政は支援する。課題を見つけるのに1~3年かかった所もある。天童市地域づくり委員会は、ごみ減量化、子育て基金、あいさつ運動、など、多彩な成果をあげ、山形新聞に掲載されていた。(※収集資料らしき写真添付あり)
=今後の課題=
1)安全安心なまちづくりは、市民一人ひとりの意識にかかっている。効果を上げるためには、地域と行政が一体となり、みんなでつくる安全対策が求められている。安全のための継続活動が必要である。
2)公民館活動は、生涯学習による地域づくりに大きな位置づけを特つ。公民館とは、どういう活動をするのか?これからどういう活動を目指すのか?という課題を意識して、取り組む必要がある。(※各役所前でのメンバー写真2枚添付あり)
<行政調査結果2>※ワード
1.出席者名 民主社民クラブ 中里稔、川崎文雄、大野貞義、小宮ふみ子
2.期日  平成21年1月28日(水)~1月29日(木)
3.場所  国立女性会館
4.主催  NPO法人 多摩住民自治研究所 『議会改革への道』
5.調査概要
 研修事項
  *地方議会の基本的役割、地方自治の原則を重視し、議会活動の実践から、先進的な経験や理論など提起し、共に学び合う。
 プログラム
  1日日 13:00 開講
      13:15 講義1 分権改革と地方自治の民主主義 池上洋通
      15:00 休憩
      15:15 講義2 地方議会改革の課題 加藤幸雄
      17:00 宿泊棟移動・夕食
      19:00 交流会(A~Fグループ別)
      20:00 交流会終了
  2日日  9:00 実践報告 いま注目される議会改革の現場から
            報告1 多摩市議会の議会改革について 安藤邦彦
            報告2 国立市議会を見てゆく会の活動 下平孟功
      10:30 休憩
      10:45 講義3 信州栄村に学ぶ「自立する自治体」 高橋彦芳
      12:30 昼食休憩
      13:30 講義4 議会基本条例と地方議会のこれから  池上洋通
      15:10 特別レクチャー 男女共生社会づくりと国立女性会館
      15:40 感想レポート提出・閉講
 研修した結果、今後の課題
  *地方分権一括法、三位一体の意味、財政制度の問題点などを研修した。
   従来の償例にとらわれず、現状にあった制度の確立が求められている。
   議会は行政のチェック機関であるが、住民にとって何をしているのか分かりにくい。
   このような現状を改革していくには、議員間での活発な議論が必要である。
   地域の中で暮らしている住民の声を活かした特色あるまちづくりを目指したい。
(※研修会風景の写真1枚添付あり)

(4)創政会
会派結成年月日:平成20年3月19日
所属議員数:4名(平成20年4月1日現在)
所属議員名:
 柳沢健一(代表者)
 柳沢吉保
 瀧本夏代(経理責任者)
 佐藤宰司
交付申請額:480,000円
支出内訳:合計627,151円
①調査旅費:236,880円(内訳:交通費(7/8安中榛名・新幹線→東京・新幹線→新大阪・鉄路→伊丹・鉄路→大阪泊・7/9梅田・鉄路→芦屋・鉄路→大阪経由→新大阪・新幹線→東京・新幹線→高崎)@37,120+日当@3,200*2日+宿泊料(食卓料)@15,700)
 行政視察旅費
 〇兵庫県伊丹市(7/8)・「読む・書く・聞く・話す」ことば文化都市伊丹特区推進事業について
 〇兵庫県芦屋市(7/9)・1.17あしやフェニックス基金について
③資料購入費:11,865円(書籍代)(内訳:9/9自治六法平成21年版1冊・広辞苑第六版1冊として(文修堂書店(市役所前))
④広報費:378,406円(内訳:8/11マルキンアド㈱(富岡市下黒岩)創政会会報21,400枚→97,000+折込料金立替金@21,300*4円→85,200、1/11マルキンアド㈱(富岡市下黒岩)創政会会報21,400枚→97,000+折込料金立替金@21,300*4円→85,200、12/2写真代(写真屋さん45(安中市安中)1,036)
残額:0円(経費合計627,151>480,000)
【内容分析結果】
・旅行並びに旅費明細をみると、会派全員の旅費として、一人当たり59,220円×4名=236,880円が支給されている。
・目的地と業務内容はともかく、伊丹市の国語重視施策を学んだ割には、報告書の誤字が多いのが気になる。
・研修には一度しか行っていないのに、会報は8月と1月の2回に亘り発行している。
・経路と時間が不明。また、現地に本当に行ったのかどうかも、証拠写真や搭乗券の半券がないため確認できない。

<行政調査結果1>※手書き
1.出席者名 創政会4名
2.期日 H.20.7/8~7/9
3.場所 兵庫県 伊丹市役所 芦屋市役所
4.調査概要
 7/8(火)伊丹市役所教育委員会 特区ことば科について
 7/9(木)芦屋市役所 フェニックス基金について
 別紙.添付資料参照
<添付資料・提言1>
 伊丹氏の目標、人を大切にする
 「人づくり」から「明るく元気な地域づくり」を重点に!
 正に今の社会に求められていることだと思います。
 「読む・書く・話す・聞く」ことば文化都市、伊丹特区と銘打ち、国語の授業とは別に「ことば科」を授業に取り入れ、素晴らしい効果を上げられている、伊丹市を視察して参りました。
 「ことば科」は小学三年~六年を対象に週に一時間実施されている授業で子ども達のことばの関心を高め子ども達のことばの力を伸ばす土壌作りをしっかり行っている授業だそうです。伊丹市は日本三大俳諧コレクションと称される柿衛文庫を有し、鬼貫賞全国花の俳句大会伊丹開催など俳句文化活動が盛んに行われている市であります。
 その俳句から更にことば(日本語)文化を大切にし、児童生徒の授業に取り組んでいます。
 その成果は、全国平均を下回っていた学力向上は勿論、不登校やいじめ等問題行動のある生徒も減少して、保護者からのアンケート結果も大変好評を得て居るそうです。
 国語の時間でしっかり幹を、ことば科の時間で子ども達のことばの枝を育てる土壌を耕す・・・
 多いに学び参考になりました。
 今、教育界の問題が全国で取り上げられておりますが、伊丹市のことば特区は我安中市に於ても多いに学び参考になることが大であると思いますので提言させていただきます。
<添付資料・提言2>
 私達、創政会は兵庫県芦屋市の「あしやフェニックス基金」について、研修視察を行ってきました。
 最近の地球温暖化、又環境問題等の影響大なのか、自身や大きな災害が地球全体で発生しております。
 いつ、どこで発生するか計り知れません。忘れることの出来ない、平成七年一月に阪神淡路大震災では大きな被害をもたらし、多くさんの尊い生命財産を一瞬に奪われ、全国から支援を頂、十年余りが経過し、素晴らしい復興を遂げられました。
 体験をもとに全国で始めてスタートされた「あしやフェニックス基金」とはを学びたく、研修させて頂いて参りました。震災から得た尊い経験と教訓を次の世代に継承していくため、寄付と市の財源を合わせて設立した基金だそうです。
 新たに発生した国内の自然災害の被災地での被災者支援、復旧、復興ボランティア活動を行う市民グループを助成し、また、講演会や防災訓練等、防災に関する活動、また阪神淡路大震災の語り部、資料展示、慰霊、追悼などの団体活動を助成することが目的として、多くの市民から感心と協力を得て頑張って居るとの旨です。
 実際に体験された方からのお話も伺い地元安中市に於ても今後の大きな課題を学ばさせていただき、参考に活かして参りたいと思います。

(5)日本共産党安中市議団
会派結成年月日:平成19年5月1日
所属議員数:3名(平成20年4月1日現在)
所属議員名:
 櫻井ひろ江(代表者)
 金井久男
 山口 覚(経理責任者)
交付申請額:360,000円
支出内訳:合計354,624円
①研究研修費:33,680円(内訳:群馬住民と自治研究所会費・区画整理再開発対策全国連絡会議会費)
 3/31ぐんま住民と自治体研究所25,200、3/31区画整理・再開発対策全国連絡会議8,400+手数料80=8,480
②調査旅費:90,420円(内訳:交通費(2/17安中榛名・新幹線→上田・鉄路→田中・鉄路→長野泊・2/18長野・鉄路→牟礼・鉄路→長野・新幹線→安中榛名)@8,040+日当@3,200*2日+宿泊料(食卓料)@15,700)
 視察旅費
 ・東御市新交通システムについて(長野県東御市)
 ・飯綱町i(アイ)バス運行事業について(長野県新綱町)
 長野県東御市・飯綱町デマンドバス調査(21年2月17~18日)3人
③資料作成費:73,771円(内訳:事務用品・パソコンソフト一太郎・フラットファイル。ガバットファイル・コピー用紙・その他
 6/9文修堂書店(フラットファイル代)2,700、6/24㈱マツイ6,925(パソコンソフト一太郎)、10/16㈱マツイ2,719(ガバットファイル代)、11/19㈱ヤマダ電機1,210(ケーブル)、12/11㈱マツイ6,762(ガバットファイル20、フラットファイル10冊*2)、12/24㈱マツイ1,575(再生複写機用紙A4版1)、2/22㈱ヤマダ電機1,480(CD品代)、2/24文修堂書店1,600(インデックス)、3/31㈱ヤマダ電機46,800(ノートパソコン代)
④資料購入費:151,763円(内訳:第一法規追録・登記簿謄本・自治体研究社発行本・議会と自治体・前衛・日本農業新聞・社会保障費・保育情報誌・その他)
 5/8土地登記簿謄本代4,000、6/6本の泉社9,108(ゆたかなくらし2008年4月号から1年間各1冊前納)、6/6㈱自治体研究社12,285+手数料80=12,365(「市町村議会の常識」1,680、「地域医療を守る 自治体病院経営分析」2,250、「習うより慣れろの市町村財政分析」2,100、「新型交付税と財政健全化法を問う」1,995、「市民による市民のための合併検証」1,890、「障害者自立支援法と自治体のしょうがい者施・・」2,100)、
 6/30第一法規㈱1,630(地方自治法関係事務事典)、6/30第一法規㈱9,760(介護保険関係法令実務便覧)、8/7第一法規㈱4,230(地方公共団体 財務会計実務の要点)、9/10?第一法規㈱13,800(不詳)、9/10?第一法規㈱8,200(不詳)、11/7第一法規㈱1,630(不詳)、12/3第一法規㈱3,260(不詳)、3/31第一法規㈱2,680(地方公共団体 契約実務の要点)、3/27碓氷安中農業協同組合30,600(農業新聞年間購読料)、3/31赤旗西毛出張所49,500(雑誌:前衛 議会と自治体)
⑤その他の経費:4,990円(内訳:カラーボックスその他)
 3/27㈱セキチュー4,990(カラーボックス3段木目KCB-3(N5コx単998)
残額:5,376円
【内容分析結果】
・研究研修費と資料作成費と資料購入費の定義と分け方が、きちんとしていない。研究研修費として、ぐんま住民と自治研究所と区画整理・再開発対策全国連絡会議にそれぞれ25,200円と8,400円を支出しているが、研修参加なのか、資料入手なのか、会費なのか、振替伝票しか添付されていないため、研修内容と成果が不明である。
・農協から日本農業新聞を年間購読したり、赤旗の雑誌をとっているが、義理で毎年購読しているのあれば、見直したほうがよいかもしれない。
・ノートパソコンとしてヤマダ電機から46,800で購入しているが、会派として既にパソコンは持っているはずだが、なぜもっと必要なのか、理由について記載がない。

<行政結果報告>※ワード原稿
2009年2月23日
日本共産党安中市議団
1、出席者名 桜井ひろ江 金井久男 山口覚
2、期日 2009年2月17日~2月18日
3、場所 長野県東御市役所、東御市商工会 長野県上水内郡飯綱町役場
3、調査概要
○東御市の新交通システム(NTT方式)
 05年当時、市内には4路線8系統の代替バス、2路線8系統の市営バス、4路線の巡回バス、その多少中学生用契約バスなどが混在して走っていた。06年4月、東部町と北御牧村の合併により、新交通システム検討委員会が設置され、その方針で①朝夕の通勤、通学時間帯については定時定路線の運行形式とし、②昼間の時間帯については需要に応じて戸口から戸ロヘと送迎する形式(デマンドシステム)とする、ことが決められた。この交通システムに移行した経過及び現在の運行状況や利用状況について運行主体事業者である、商工会と担当課の商工観光課から聞き取りを行った。
○飯綱町の新交通システム(ITS方式)
 牟礼町と三水村が合併し、それまでの路線バス廃止後の代替バスの乗車人員の減少と長野電鉄バスヘの委託金が高額になったことから、06年に新公共交通システムの検討に着手、東御市、安曇野市など視察、検討したが初期投資額が大きい東御市のシステムよ.りも、ITS(高度道路交通システム方式)のほうが年間の維持、管理費などが安価なことなどからこの方式に決定し07年10月から導入した。
 基本的には、朝夕の通勤通学時には定特定路線バスの運行、昼間はデマンドバスによる予約による運行に代わった。飯綱町役場にて、まちづくり推進課長から説明を受け、オペレーター室などを視察した。

(6)公明党
会派結成年月日:平成19年5月1日
所属議員数:2名(平成20年4月1日現在)
所属議員名:
 上原富士雄(代表者)
 武者葉子(経理責任者)
交付申請額:240,000円
支出内訳:合計120,000円
①調査旅費:120,000円(内訳:交通費(安中榛名・新幹線→東京・鉄路→羽田・空路→鹿児島空港・バス→鹿児島中央・鉄路→伊集院泊・鉄路→鹿児島中央・フェリー→屋久島泊・フェリー→鹿児島中央・バス→鹿児島空港・空路→羽田・鉄路→東京・新幹線→安中榛名)@99,900+日当@3,200*3日+宿泊料(食卓料)@15,700*2泊)
 〇鹿児島県日置市(7/15)・国際交流事業について
 〇鹿児島県熊毛郡久島町(7/16)・屋久島の世界自然遺産登録の経過とその保全・活用について
残額:120,000円
【内容分析結果】
・他会派(安政の会)に、上原富士雄のみが参加した費用140,900円のうち、一人当たりの政務調査費の上限の12万円分を、収支報告書に記載している。
・武者葉子は、他会派の慰労会のような旅行には参加しなかったらしく、上原富士雄のみが政務調査費を費消したことになる。
・他会派と同じところに行く必要があったのか、なぜ自分の会派として、独自の政務調査を行おうとしなかったのか、いずれにしても、政策面での消極性と政務活動の不活発性がこの会派の本質としてうかがえる。

<行政調査結果報告1>他会派(安政の会)と一緒。

(7)無所属(ふぉれすと)
会派結成年月日:平成19年5月15日
所属議員数:1名(平成20年4月1日現在)
所属議員名:
 高橋由信(代表者)
 高橋由信(経理責任者)
交付申請額:120,000円
支出内訳:合計120,000円
①調査旅費:120,000円(内訳:交通費(安中榛名・新幹線→東京・鉄路→羽田・空路→鹿児島空港・バス→鹿児島中央・鉄路→伊集院泊・鉄路→鹿児島中央・フェリー→屋久島泊・フェリー→鹿児島中央・バス→鹿児島空港・空路→羽田・鉄路→東京・新幹線→安中榛名)@99,900+日当@3,200*3日+宿泊料(食卓料)@15,700*2泊)
 〇鹿児島県日置市(7/15)・国際交流事業について
 〇鹿児島県熊毛郡久島町(7/16)・屋久島の世界自然遺産登録の経過とその保全・活用について
残額:0円
【内容分析結果】
・他会派(安政の会)に、高橋由信が参加した費用140,900円のうち、一人当たりの政務調査費の上限の12万円分を、収支報告書に記載している。
・他会派と同じところに行く必要があったのか、なぜ自分の会派として、独自の政務調査を行おうとしなかったのか、いずれにしても、政策面での消極性と政務活動の不活発性がこの会派の本質としてうかがえる。

<行政調査結果報告1>他会派(安政の会)と一緒。

(8)無所属
会派結成年月日:平成19年5月15日
所属議員数:1名(平成20年4月1日現在)
所属議員名:
 土屋 弘(代表者)
 土屋 弘(経理責任者)
交付申請額:120,000円
支出内訳:合計0円
残額:120,000円
【内容分析結果】
・政務調査費には全く手を付けないまま、1年間が経過したことになる。
・無理して、親睦会をかねた調査旅行に行く必要はないが、本当に政務調査上、必要な費用があれば、支出があるのが当然だが、全て議員報酬を使って調査費用を賄ったというのであれば、賞賛に値する。
・もし全く、何もせずに1年間、議員報酬をもらっただけであったとすれば、選良としての本質が問われかねない。


■以上のように、安中市議会の平成20年度政務調査費の内訳をチェックしてみましたが、調査旅行にかかるフェリー乗船券や航空券の搭乗券の半券などはせめて、証拠として収支報告に添付するなり、某会派のように行政調査結果に訪問先での写真を添付すべきです。さもないと、カラ出張だと疑われかねないからです。

 子供の修学旅行ではないのですから、大の大人が徒党を組んで、1泊2日で揃いも揃って同じ場所に行くのは、止めたほうがよいでしょう。せめて2人ずつ(一人だと相互監視ができないので)にすべきです。議員各員が、それぞれ手分けして先進自治体の実態を調査して、きちんとした報告書を互いに出し合えば、情報共有が出来るし、費用も有効に使えるはずです。

 A4一枚だけの報告書は余りにも簡単過ぎます。公費で旅行するのですから、市民が見て納得できるような報告書をぜひ作成していただきたいものです。現在は、わざわざ情報開示をしないと見られないのも問題です。議会の議長宛に出すだけでは、せっかくの研修成果が日の目を見ません。また、市民の目に触れないことには、緊張感をもって報告書を書く習慣が身につきません。安中市議会の場合、市議でホームページやブログを持っているケースが非常に少なく、せっかくの研修旅行の成果も、宝の持ち腐れ(?)になっています。議会や議員諸氏の再考を要望します。

【ひらく会情報部】
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