■岡田義弘・安中市長が、平成21年9月13日と27日の2回、安中市全域で新聞朝刊に新聞折り込みをしました。ここでは、9月27日(日)付けでばらまかれた2回目のチラシの内容について分析してみましょう。
このチラシの内容は、前回と同様、脈絡のない美辞麗句で飾られた薄っぺらなもので、前回と重複する箇所が半分以上となっていますが、今回も、我慢して読んでみました。赤字は、前回と同じ個所を示します。
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【表紙】
No.145号 税金のムダづかいを断つ!! (1)平成21年9月27日(日)
岡田義弘後援会 季刊誌編集部 安中市安中4272番地
TEL 027-392-7798
FAX 027-382-2061
OKADA MAN YOU CAN TRUST Y.O. 新時代のニューライト
安中市長岡田義弘
「先覚者の偉業」を誇りに無限の可能性を秘めた新生安中
価値ある「ふるさとの誇り」として市民の心の中に生き続けている!!
判断・決断・実行力の岡田よしひろ!!
閑古鳥が鳴く状態の横野平工業団地外(約23万円㎡)へ企業誘致完了。
24万羽養鶏場問題解決!!
<歴史に学ぶ新生安中市!!>
文学: 山本有所氏 吉田信重氏 白石実三氏
学者・教育: 岩井重遠氏 柏本義圓氏 小野良佐栄重氏 荒木寅三郎氏 湯浅正次氏 佐藤タネ氏 須藤いま氏
詩人・評論: 湯浅半月氏 磯貝雲峰氏 大手拓次氏 横田桃水氏
美術・書道: 湯浅一郎氏 高林二峰氏 高林五峰氏 小林良曹氏 徳野大空氏 中島墨雲氏 小板橋東崖氏 山中節一氏
俳人: 仁井田碓領氏 堀口星眠氏
報道: 上原虎重氏
銀行: 武井理三郎氏 湯浅忠男氏 宮口万利氏
経済: 田村喜八氏 小板橋又治氏 小山長四郎氏 宮口二郎氏 高見澤みねじ氏 半田善四郎氏
運輸倉庫: 武井悌二氏
新生安中市は右の著名な偉人を輩出した街です。新島襄先生、大河原太一郎先生、大河原良雄先生、高本勇樹先生方の国際的な存在は並外れた原石を自ら磨いた高名者です。新生安中は伝統的に教育文化の街です。
その伝統がやや薄れていたようにも感じますが、古きを訪ねて新しきものを見出す努力を怠ることは後退を意味しますので、歴史を認識したうえで物事を決定していくことが重要です。
それなくして、特色ある新生安中の発展はありえないと考えています。
<いま都市政策を 文化・創造性という視点に立つ!!>
二十世紀が大量生産・大量消費に基づく大きな行政の時代でありましたが、二十一世紀は、そのような画一化された大量生産システムよりはむしろ創造性あふれる感性をもちアイデアを生み出し、芸術文化のもっている創造性を都市政策の中心に文化と創造性の潜在力を引き出すことこそ、街の活性化の鐘となり得ると考えています。
<文芸の振興で将来に希望の街へ!!>
芸術文化を核とした創造都市政策を掲げる新生安中においても、歴史的建造物を「まちかど美術館、まちかど博物館、まちかど交流ふれあい館」といった文化政策には熱心に取り組んでいるところです。そうした政策を積極的に街の創造性の源泉として多文化性を評価し、創造都市ビジョンの中に位置づけます。
<市民皆様の表現の機会を 誇りの回復に!!>
行政は政策指標として市民の皆様が、どれほど表現の機会に参加し交流し、自分の誇りを回復したか等も重要な街づくりのテーマです。
明治・大正時代の近代化遺産ともいえる建造物の保存活用についても同様です。
こうした多文化都市政策の視点に立って息を吹きかけ、新たな命の鼓動を与えるのが文化創造都市という視点に立って進めています。
<街づくりの真の再生のため 本質へと立ち返る!!>
文芸政策の課題は、伝統文化の継承や、地域の景観と歴史的建造物を生かした文化の街づくりなど多岐にわたります。
市民の皆様の議論も深め、具体的な政策を提示してほしいと考えています。
例えば、平成八年九月に安中市は、板鼻の旧十一屋さんの建物・土地を取得しましたが、保存(まちかど美術館、まちかど博物館等に最適)せず解体して宅地分譲したことは極めて残念です。
従来の行政を改め、文芸に生かす本質へと立ち返ることが、特色ある文教の街、本来あるべき姿に戻ることです。
<信頼構築へ言動が問われる!!>
この間、今日のことに全力を尽くし、市行政の一念を変えればすべて変わる志を信条にして「市民の市民による市民のための行政」を推進してきました。
一〇〇年に一度と言う不況の中で様々な市民の皆様が必死に生活して、その中から納められた血税。それを預かり、市行政が市民の皆様に成り代わって代執行しているのです。
岡田よしひろは、このことを瞬時といえども忘れたことはありません。それが市長の責務であり、それをわずかでも怠ることは、市民の皆様への背信にほかならないと、岡田義弘は自らの戒めて極限までキャンドル精神で職責をかけて最高の仕事をするため死力を尽します。
【裏面】
<新しい市行政の中身を 探求し続ける岡田よしひろ!!>
市長は、行政を自治本来の姿に戻すにはどうすべきか。
狙い通り機能させるには、市職員が存分に活躍できるように市長が的確な指示を出し、職員と苦難を分ち合い、新たな挑戦のスタートとして動かねばなりません。
市長が提示する目標に従い、政策を着実に遂行するという公務員の本務に立ち返るように、岡田よしひろは市長として職員をリードしてきました。
その大前提として、行政の専門家である市職員を導く識見と能力が首長に求められていることを自覚して、岡田よしひろは一身を賭して仕事する決意です。
<こんなに借りて大丈夫か、失敗は許されぬ財政体質!!>
以下省略
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■前回のチラシが企業経営者らを意識したゴマスリ記事であるのに対し、2回目のチラシで特徴的なのは、教育文化関係者らを意識していることです。
「歴史に学ぶ新生安中市!!」と題して、安中の理性とも言える教育文化関係者の名前を列挙しているほか、まったく分野の異なる報道、銀行、経済、運輸倉庫として、碓氷製糸や西群運送の創成期の立役者らの名前も連ねています。しかし、安中市の報道、銀行、経済、運輸倉庫として、安中市政の負の歴史に名を刻んだ多胡邦夫や群馬銀行関係者、そして多胡運輸の名前は紹介されていないのはどうしたことでしょう。
■それはともかく、2回目のチラシでは「新生安中市は右の著名な偉人を輩出した街です」として、新島襄ら著名人を例示し、「新生安中は伝統的に教育文化の街です」とか、「温故知新で、歴史を認識したうえで物事を決定していくことが重要です」などと主張して、「文化の振興で将来に希望の街へ!!」という記事になると、岡田市長の思惑が次第にはっきりと浮き彫りになってきます。
すなわち「芸術文化を核とした創造都市政策を掲げる新生安中においても、歴史的建造物を“まちかど美術館、まちかど博物館、まちかど交流ふれあい館”といった文化政策には熱心に取り組んでいるところです」という記事で、安中高校の跡地に、これらのハコモノを建設する計画を正当化しようとする思惑です。
岡田市長は公約でハコモノ行政からの決別を市民に訴えて、当選を果たしましたが、来年4月の選挙に向けて、なぜ自らの公約に反して、こうしたハコモノ行政への転換を事実上宣言したのでしょうか。
その背景には、土建業界に向けたメッセージが隠されています。選挙でものをいうのは、やはり土建業者による選挙支援が重要な柱のひとつであることは、事実だからです。
■岡田市長は、安中市財政の健全化が進んでいることを強調し、「こんなに借りて大丈夫か、失敗は許されぬ財政体質!!」などと、市財政の借金体質化を厳しく戒めていますが、これは中島市政で決めたことを否定しているだけで、見掛け上、借金の上積みが減っているのかもしれませんが、岡田市長のチラシにある「安中市の平成20年4月1日現在の借金(債務負担含む) 残高 240億円」というのは、二枚舌だけにどうも信用できません。市全体の借金の総額は、たしか440億円くらいあるはずだと思われるからです。
岡田市長は、前回の合併市長選で、合併特例債には手をつけないことを公約していましたが、その後、完全に公約を忘れたかのように、東京電力のオフィス跡の買い取りをはじめ、安中高校跡地の買い取りなど、なりふり構わず特例債をあてにした事業を推進しています。この特例債は後世代が背負う借金であることを岡田市長がはたして自覚しているのかどうか、極めて疑問です。
さらに、安中市土地開発公社巨額詐欺横領事件をめぐり、群馬銀行への和解金支払いを10年延長したうえに、タゴ一族への損害賠償請求権の維持を放棄することで、安中市土地開発公社への一層の事業委託を確保して和解金返済の原資化を進める必要に迫られており、ハコモノ行政への回帰で、来年の2期目の選挙に向けた土建業界へのエサ撒きとの一石二鳥を狙っているものと見られます。
■来年4月の合併後2期目の市長選に向けて、今回の岡田市長の2回目のチラシ配布による事実上の選挙出馬決意表明のほか、巷間では、某市議や某自営業者らの名前が取りざたされ始めています。
また、あと半年後に迫った市長選に先立ち、はやくも立て続けに2回も全戸新聞折り込みでチラシを配布した岡田市長としては、選挙で実弾をばらまいても、塀の向こうに落ちなかった前回までの数々の選挙と異なり、9月16日に民主党政権が誕生したことにより、警察や検察等司直への神通力が、次回の選挙で、どの程度通じるのか不透明な状況になっているため、かつて、市内全戸にダイレクトメールを送り、事前運動で摘発されるリスクを避けるために、新聞折り込み作戦を敢行したものと見られます。
■岡田市長にとって、安中市で独占的に新聞販売と折り込みを行っている関東新聞販売という強力な資金面でのサポーターと、唯一、独立系の東京新聞の販売店主も抱き込んでいるため、新聞折り込みチラシによる広報手段は万全です。後援会の名を使って、こうした新聞折り込みチラシ作戦は、来年4月の市長選までに、今後も敢行する可能性が非常に高いと言えましょう。
次回のチラシが、いつ、どのような形で全戸に新聞折り込みで届けられるのか、注目したいと思います。
【ひらく会情報部・この項おわり】