昔、病棟勤務していた時、(もう、30年も前かな)
「MRSA」という多剤耐性菌の院内感染が流行ったことがあった。
丁度その時、病棟婦長をしていた。
偶然、転院してこられた、ご老人がMRSAの持ち主だった。
そこで、偶然また、当時はアルコールのカット綿が、たっぷり作ってあって
いつでも、アルコール綿で注射のための消毒ができるようになっていた。
いつでも、点滴処置ができるように、ルートを取るために、置いてあった。
手術室勤務をしていた時
手術終了の帰宅前の掃除に
最後にアルコールで更けるところはみんな拭いて回った。
そしていつも、手術場は清潔で、汚れは全くなかった。
それを思い出し、可能な限り、アルコール綿で拭きまわった。
勿論通常の掃除は、見える限り、ほこりをふき取り、
特に、MRSAの患者さんのそば近くの掃除は、
アルコール綿で、拭いた。
その結果か、MRSAは病棟に広がることなく
退院していかれた。
今回の世界を脅かしているコロナウイルスの手指の消毒に
アルコールが放映されているのも頷ける。
我が家はダニ対策と溶連菌対策で、アルコール湿式をし、
外から帰ってきたときのアルコール手指の消毒を私はして、
インフルエンザの家内感染を防いでいる。
ただ、ノロウイルスには効きませんので、注意。
30秒の石鹸手洗い、流水で流すことを忘れない。