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松江市立病院、新型コロナ感染者受け入れ訓練

松江市立病院、新型コロナ感染者受け入れ訓練
2020年2月5日 (水)配信山陰中央新報

　中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、感染症指定医療機関の松江市立病院（松江市乃白町）が３日、感染者の受け入れを想定した訓練を実施した。一般患者との接触で院内に感染が広がるのを防ぐため、医師や看護師など約３０人が細心の注意を払い、手順を確認した。
　感染者を受け入れる感染症指定医療機関は松江市立病院など山陰両県に計１１カ所（計３８床）ある。
　訓練は、ウイルス感染の疑いがある人が、保健所へ連絡後に受診した想定で実施。電話で到着の連絡を受けた後、一般患者と接触しないよう、まずは駐車場に止めた自家用車内で待つよう指示。看護師が中国への渡航歴、発熱やせきの有無を電話で聞き取ってから迎えに行き、専用通路を通って感染症病床へ案内した。
　医師と看護師は使い捨てエプロン、飛沫感染を防ぐフェースシールド、マスクを着用。新型コロナウイルス検査キットの受け渡しなど一連の動きを確かめ、疑問や改善点を洗い出した。
　感染対策室長の田中雄二副院長（６５）は「一般患者と触れ合わないことが重要。訓練で見つかった対応策は、精査して院内に周知する」と話した。
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