上皇さま一時意識失う 症状回復、検査で異常なし
2020年1月31日 (金)配信共同通信社
宮内庁は30日午後、上皇さまが29日夕、住まいの皇居・吹上仙洞御所で一時意識を失って倒れられたと発表した。症状は回復し、吹上仙洞御所で静養しながら経過観察を続ける。30日午前に宮内庁病院で頭部の磁気共鳴画像装置(MRI)検査と専門医の診察を受けた結果、脳梗塞など原因となる所見は見つからなかった。上皇さまは86歳。
宮内庁によると、上皇さまは29日午後6時半ごろに意識を失って倒れ、近くにいた上皇后美智子さまが支えて非常ブザーで侍医を呼んだ。侍医が駆け付けた際も意識はなく、いびきのような息づかいをしていたが、しばらくして意識が戻り、担架で寝室に運ばれて処置を受けた。夕食は取らず、そのまま就寝した。
29日午後は私的に外出し、倒れたのは帰宅してから約1時間後だった。30日はいつも通りに起床し、朝食も食べた。天皇、皇后両陛下も報告を受け、大事に過ごしてほしいと案じているという。
上皇さまはこれまで、めまいや吐き気など脳貧血の症状が何度か出ている。昨年7月にも吹上仙洞御所で、脳貧血の症状で立っているのが難しくなり、床にしゃがみ込んだことがあった。ただ、昨年12月の定期健診では特に異常はなかった。
上皇ご夫妻は最近、東京都港区の高輪皇族邸に3月末までに転居する予定のため、準備で忙しく過ごしている。
2020年1月31日 (金)配信共同通信社
宮内庁は30日午後、上皇さまが29日夕、住まいの皇居・吹上仙洞御所で一時意識を失って倒れられたと発表した。症状は回復し、吹上仙洞御所で静養しながら経過観察を続ける。30日午前に宮内庁病院で頭部の磁気共鳴画像装置(MRI)検査と専門医の診察を受けた結果、脳梗塞など原因となる所見は見つからなかった。上皇さまは86歳。
宮内庁によると、上皇さまは29日午後6時半ごろに意識を失って倒れ、近くにいた上皇后美智子さまが支えて非常ブザーで侍医を呼んだ。侍医が駆け付けた際も意識はなく、いびきのような息づかいをしていたが、しばらくして意識が戻り、担架で寝室に運ばれて処置を受けた。夕食は取らず、そのまま就寝した。
29日午後は私的に外出し、倒れたのは帰宅してから約1時間後だった。30日はいつも通りに起床し、朝食も食べた。天皇、皇后両陛下も報告を受け、大事に過ごしてほしいと案じているという。
上皇さまはこれまで、めまいや吐き気など脳貧血の症状が何度か出ている。昨年7月にも吹上仙洞御所で、脳貧血の症状で立っているのが難しくなり、床にしゃがみ込んだことがあった。ただ、昨年12月の定期健診では特に異常はなかった。
上皇ご夫妻は最近、東京都港区の高輪皇族邸に3月末までに転居する予定のため、準備で忙しく過ごしている。