A香港型 今季「新型」の2倍
2010年11月7日 提供:読売新聞
秋田県で集団感染が判明したA香港型インフルエンザウイルスは、1968年に大流行した香港かぜ(H3N2)の子孫。毎年のように流行する季節性だ。多い年には高齢者を中心に推計1万人以上の死者を出す。
昨年6月以降、新型インフルエンザ(H1N1)が流行すると姿を消したが今年は復活。9月以降、沖縄、北海道を中心に感染が広がりつつある。国立感染症研究所によると、今シーズン全国で検出されたウイルスは、3分の2がA香港型で、新型の約2倍。5日のまとめでも、A香港型が138例で最多の報告数だ。A香港型は過去2シーズン大きな流行がなく、免疫を持たない幼児も多いため、大流行の可能性もあるという。
インフル早期流行の可能性 「ワクチン接種は早めに」
2010年11月8日 提供:共同通信社
今シーズンのインフルエンザの流行は、例年に比べ早まる可能性が高まってきた。全国約5千の定点医療機関からの報告を集計している国立感染症研究所によると、この時期としては2000年以降で3番目に多い患者数だ。
同研究所感染症情報センターの安井良則(やすい・よしのり)主任研究官は「全体としてはまだ低いレベルだが、流行が起きているとみられる地域もある。流行が早く始まる可能性があり、ワクチン接種を予定している人は早めに受けてほしい」と呼び掛けている。
同研究所によると、10月末までの1週間で1医療機関当たりの患者数は全国平均で0・15人。昨シーズンは新型インフルエンザが発生、8月に全国的な流行が始まり、11月下旬がピークとなる変則的な状況だったが、今シーズンは昨年、07年に次ぐ患者数だ。ただ流行開始の目安となる1人よりはまだ少ない。
都道府県別に見ると、北海道が1・06人と最も多く、保健所管内別では注意報レベルの10人を超えたところもある。続いて沖縄(1・02人)、岐阜(0・49人)、青森(0・42人)、宮崎(0・36人)、宮城(0・20人)の順。
過去5週間で最も多く検出されているウイルスはA香港型で、新型、B型と続く。
同研究所は、手洗いや、せきやくしゃみが出たらマスクをするなどして感染を広げない「せきエチケット」の励行のほか、症状が出たらすぐに医療機関を受診するよう呼び掛けている。
北海道と沖縄で今冬既にインフルエンザ「流行」
2010年11月7日 提供:毎日新聞社
インフルエンザ:北海道と沖縄で今冬既に「流行」
厚生労働省によると、今冬のインフルエンザは、北海道と沖縄で既に流行が始まっている。
全国約5000カ所の定点医療機関からの報告では、10月末までの1週間で1医療機関当たりの患者数は全国平均0・15人で、流行の目安となる1人を超えているのは北海道(1・06人)、沖縄(1・02人)だけだ。
しかし、免疫力が落ちている高齢者や持病がある人がインフルエンザに感染すると重症化する可能性が高い。同省結核感染症課は「症状が出たら早めに医療機関を受診することが重要。ワクチンを接種しても抗体がつくまでには約3週間かかるため、高齢者などは早めの接種が望まれる」と話している。【佐々木洋】
2010年11月7日 提供:読売新聞
秋田県で集団感染が判明したA香港型インフルエンザウイルスは、1968年に大流行した香港かぜ(H3N2)の子孫。毎年のように流行する季節性だ。多い年には高齢者を中心に推計1万人以上の死者を出す。
昨年6月以降、新型インフルエンザ(H1N1)が流行すると姿を消したが今年は復活。9月以降、沖縄、北海道を中心に感染が広がりつつある。国立感染症研究所によると、今シーズン全国で検出されたウイルスは、3分の2がA香港型で、新型の約2倍。5日のまとめでも、A香港型が138例で最多の報告数だ。A香港型は過去2シーズン大きな流行がなく、免疫を持たない幼児も多いため、大流行の可能性もあるという。
インフル早期流行の可能性 「ワクチン接種は早めに」
2010年11月8日 提供:共同通信社
今シーズンのインフルエンザの流行は、例年に比べ早まる可能性が高まってきた。全国約5千の定点医療機関からの報告を集計している国立感染症研究所によると、この時期としては2000年以降で3番目に多い患者数だ。
同研究所感染症情報センターの安井良則(やすい・よしのり)主任研究官は「全体としてはまだ低いレベルだが、流行が起きているとみられる地域もある。流行が早く始まる可能性があり、ワクチン接種を予定している人は早めに受けてほしい」と呼び掛けている。
同研究所によると、10月末までの1週間で1医療機関当たりの患者数は全国平均で0・15人。昨シーズンは新型インフルエンザが発生、8月に全国的な流行が始まり、11月下旬がピークとなる変則的な状況だったが、今シーズンは昨年、07年に次ぐ患者数だ。ただ流行開始の目安となる1人よりはまだ少ない。
都道府県別に見ると、北海道が1・06人と最も多く、保健所管内別では注意報レベルの10人を超えたところもある。続いて沖縄(1・02人)、岐阜(0・49人)、青森(0・42人)、宮崎(0・36人)、宮城(0・20人)の順。
過去5週間で最も多く検出されているウイルスはA香港型で、新型、B型と続く。
同研究所は、手洗いや、せきやくしゃみが出たらマスクをするなどして感染を広げない「せきエチケット」の励行のほか、症状が出たらすぐに医療機関を受診するよう呼び掛けている。
北海道と沖縄で今冬既にインフルエンザ「流行」
2010年11月7日 提供:毎日新聞社
インフルエンザ:北海道と沖縄で今冬既に「流行」
厚生労働省によると、今冬のインフルエンザは、北海道と沖縄で既に流行が始まっている。
全国約5000カ所の定点医療機関からの報告では、10月末までの1週間で1医療機関当たりの患者数は全国平均0・15人で、流行の目安となる1人を超えているのは北海道(1・06人)、沖縄(1・02人)だけだ。
しかし、免疫力が落ちている高齢者や持病がある人がインフルエンザに感染すると重症化する可能性が高い。同省結核感染症課は「症状が出たら早めに医療機関を受診することが重要。ワクチンを接種しても抗体がつくまでには約3週間かかるため、高齢者などは早めの接種が望まれる」と話している。【佐々木洋】