新へそ曲がりおじさんの花便り(旧へそ曲がりおじさんの、へそ曲がりなオカヤドカリ飼育法)        

わけあってリニューアルオープンします。オカヤドカリの飼育はやめたので、花便りがメインになります。

かなり「らしく」なってきました

2025-02-13 18:20:35 | 食虫植物

 

 

 

これらは去年の夏に種を蒔いた「サラセニア」の実生苗です。

かなり背が高くなるタイプで、偶然タネが取れました。

それをダメ元で蒔いてみたのだが、発芽率は悪く、1割も芽を出していません。

が、たくさん芽を出しても後が面倒なので、この程度でも十分なのだが・・・・。

ちなみに、種は万一に備えて半分くらい残しておいたのだが、7月24日の突風(竜巻)で屋根を剥がされたときに行方不明になりました。

なので、万一の備えは無駄になったが、ダメ元が役に立ったようです。

正直、寒い日は「5度以下」にもなるわが家なのだが、それでも何とか育っています。

 

 

これが去年の4月頃の親株だが、この時点で高さは50㎝くらいだったが、秋には70㎝になっています。

上手く育てれば1mを超えることもあるらしいが。

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砂漠というと・・・・

2025-02-13 00:34:33 | 園芸豆知識

 

訪問者様たちに質問だが、「砂漠」というと何を連想するであろうか。

「極度に乾燥した灼熱地獄」「不毛の地」と思う人が多いのでは?。

が、これは間違いではないが、正解でもありません。

これは「日中」の話であって、日が沈んだ後の夜の世界は違うのです。

それでは、日が沈むとどうなるのか。

気温は急激に下がり、日中は50度を超えていても、深夜には「氷点下」になることもあれば、氷が張ることだってあるのだとか。

さらに、空気中に含まれる水分(湿度の元)は温度によって大きく変化をするので、日中と夜間では大幅に違いが出ます。

ちなみに、空気は温度が高くなるほどたくさんの水分を蓄えらられるが、

なので、日中は極度に乾燥している砂漠でも、夜間は急激に気温も下がるので、「夜露」のようなものができることも。

地域によっては「霧」が発生することもあり、その夜露や霧から水分を得ることもできるので、「極度に乾燥した灼熱地獄」だけではないのです。

しかも・・・・。

真夏の海の海岸の砂浜を思い出して欲しいのだが。

晴れれば砂の表面は素足だと火傷をしそうなほど熱くなるが、数センチ下はひんやりとしている。

さらに、表面の砂は乾いていても、数センチ下は湿っている。

これは砂漠にもあてはまるのだが。

ちなみに、「奇想天外」という植物を知っているだろうか。

奇想天外は砂漠に生えているので「多肉植物」として分類されているが、意外や意外。

めっぽう乾燥には弱いのです。

そのめっぽう乾燥に弱い奇想天外が、何故極度に乾燥した砂漠に生えているのか。

それは・・・・。

種は雨期に発芽をし、その根は一気に深くまで伸び、最終的には地下深くにある「地下水脈」にまで伸びて、その地下水脈から水を得ているのです。

地下の水脈は10m前後にあることが多いらしいが、場所によっては1mくらいの浅いところにもあるそうで、地中には意外と水もあるので、小動物や昆虫も多いのだとか。

で、ここで最も重要なことを。

一般的には「サボテンや多肉植物は乾燥に強い」と言われているが、それは地上部の話であって、地中にある根は乾燥を嫌うのです。

ということ、しばしば水やりに関して「土が乾いてからやる」と言われるが、現実にはそれではダメなのです。

正直、ほとんどの人が知っている砂漠の印象は「日中だけ」でしかなく、夜間は「別次元」といってもよいくらい違うのです。

ということで、私が常にいっていることだが、水やりは「土が乾く前に」はこれを知っているからなのです。

なので、地面から上と地中は「別世界だ」と思うことです。

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