温泉クンの旅日記

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風のガーデン 北海道・富良野

2011-06-19 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <風のガーデン>

「風のガーデン」は、2008年に放送された同名のドラマの舞台だ。
 余命少ない主人公の医師、白鳥貞美が絶縁状態になっている北海道の富良野の家族のもとに戻るまでの話である。富良野が舞台となれば、脚本はむろん倉本總である。

 全11回くらいのドラマだったが、すべては見ていない。連続ドラマなので一度でも見逃すと拍子抜けしてしまうし、なんとなくテーマが重かったせいもある。
 ただ倉本總がつむぎだす雰囲気や、バックとなる風景などの映像は素晴らしかった。



 だからその入り口に立って、珍しく、かなり興奮しているのだ。
 花の季節には半月ほど早かったようだが、これはどうしようもないことである。





 まるで知らないひとのために、簡単なあらすじを書いておく。

 ドラマの主人公、白鳥貞美(中井貴一)は麻酔学界の権威として東京で活躍していた。
 不倫関係から妻が自殺してしまい、父親の貞三(緒方拳)に勘当されて富良野に住む家族とは絶縁してしまう。
 貞美は死期の迫った患者を楽にする緩和医療のエキスパートで、陽気な性格で女性関係も派手であった。恋人は無名の歌手である氷室茜(平原綾香)。
 だが多忙すぎて自分の体調の異変に気づいた時には、蝕む癌が手術不可能なまで進行してしまう。
 死期を悟って過ちを悔い、家族が住む富良野へ戻る。

 貞美の娘「ルイ」(黒木メイサ)と息子「岳」(神木隆之介)は、貞美の父である貞三(緒方拳)と暮らしている。



 二人の祖父貞三もかっては「神の手」といわれるほどの外科手術の名人で、いまは富良野で訪問医として医療に携わっている。
 孫息子の岳には自分で考えた花言葉を教えている。



 孫娘ルイはイギリスでガーデニングを学び、亡き母が残してこのガーデンの手入れをしながら、札幌で開催される「よさこいソーラン」の練習に明け暮れているが、妻子持ちの恋人がいた。



 孫息子岳は知的障害をかかえ施設で暮らしていたが、いまは祖父の貞三に育てられており、ピアノ調律や、花の名前、花言葉などを記憶するのに長けている。

 貞美と同病の患者、株の不正取引の黒幕としてマスコミを賑わせている二神から譲りうけた医療機器を満載したキャンピングカーが森のなかに止められている。



 この車のなかで暮らしながら家族をひっそりと見守るのだった。



 やがて貞美は父貞三の勧めによりキャンピングカーを出て家に戻る。
 そして死期が近づき、娘のルイに、自分が死んだらカンパニュラの押し花を恋人の茜に届けて、死を告げてほしいと頼むのだった・・・。






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