温泉クンの旅日記

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奈良、春日大社を駆け足参拝(2)

2024-10-13 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <奈良、春日大社を駆け足参拝(2)>

「オォー、なんかニュース画像で見慣れている楼門がみえてきたぞ!」

 

 石段の先の二階建ての「南門」は春日大社の南回廊にあり、表参道を歩いて回廊内に入る時に潜る「春日大社の正門」のような門で、高さは12メートルあり、春日大社最大の楼門である。平安時代中期頃、藤原氏の長者や摂関による春日詣が始まった際の“参向門”とされた。

 

 腕時計を確認すると、バスを使った甲斐もあったのだろう、16時だった。
 燈籠が並ぶ回廊を通り、「御蓋山浮雲峰遙拝所」や中門前まで進み参拝し、「藤浪之屋」も拝観できる<特別参拝>の受付時間の終了時刻でなんとか間に合いそうだが、今日のわたしは<駆け足参拝>なので関係ない。次回に訪問したときには特別参拝をしてみたい。

 

 さあてと、一般の参拝所はどこだろうか。
 たいていは、楼門から真っ直ぐ本殿方向に進めばいいはずであるが・・・。
「あった!」

 

 板に薄い墨で<参拝所>と書かれた先に進み、本殿に向かい、目的の参拝を果たす。
 全国に3000社ほどある春日神社の総本社「春日大社」には、家内安全、安産、病気平癒、身体健全などのご利益があるとされている。

 本殿の四方を巡る奥行きのある回廊は、いかにもポートレート写真でも撮りたくなるようなとてもいい雰囲気がある。

 

 行きのときは気が急いていたため眼に入らなかったのだろう、帰り路でみかけた、かなり古い石燈籠だ。

 

 春日大社には800年の昔より貴族や武士を始め広く一般庶民より奉納された、約2000基の石燈籠、約1000基の釣燈籠、合わせて約3000基の燈籠が立ち並ぶ。
 その3000基の燈籠のすべてに火が灯され、幻想的な世界がひろがる神事「万燈籠(まんとうろう)」は、節分(2月)と中元(6月)の時期に年2回行われるそうだ。観てみたいものだ。

 

 帰り路となると、ゆったりとした気分になり鹿と仲良く接したくなってくる。ただ牝鹿は子育てで春先に、牡鹿は秋に発情期を迎えて気が荒くなり人に襲いかかることもあり、注意が肝要だ。
「おっ、あの鹿には立派な角が・・・牡鹿か・・・」

 

 信州の上田駅前の、脇立てに鹿の角を備え付けた兜を着用した「真田幸村」像を思いだす。

 

 

「鹿の角」は古くから神の使いとされたため神秘的な力を持つと信じられ、愛用した戦国武将には「幸村」の他に徳川四天王の一人「本多忠勝」もいる。


(そういえば、奈良公園内にも<浮見堂>があったな・・・)
 同じ名の滋賀・堅田の「浮御堂」のことは、なぜかよく思いだす。時間の制約はなくなったことだし、寄ってみるとするか。


  →「奈良、春日大社を駆け足参拝(1)」の記事はこちら


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