温泉クンの旅日記

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六花亭のふらの餅

2011-06-22 | 食べある記
  <六花亭のふらの餅>

 最近、富良野にあの「六花亭」ができたという。



 六花亭といえば北海道土産の定番のひとつである。この旅で長期休暇をとったので、かなりの数の土産を用意せねばならない。できるだけコストを抑えて、かつ美味しいものを探したい。
 それに甘党ではないのだが、つまむくらいの試食は大好きだ。帯広の本店は美味しい珈琲を無料で提供していることも思いだす。

 よし、行ってみるか。

 六花亭は帯広を本拠地とする菓子メーカーである。主な売れ筋商品はマルセイバターサンドやチョコレートが知られている。
 千秋庵のひとつである札幌千秋庵から暖簾分けして、帯広千秋庵として長らく営業していたが札幌千秋庵からの商標権中止要請を受け、千秋庵の暖簾を返上して屋号を「六花亭」としたのだ。
 命名は東大寺管長で、六角形の花つまり雪の結晶を意味するもので、「りっか」では読みにくいために「ろっか」としたそうである。



 北海道らしい、果てしなくまっすぐに伸びる線路を渡って丘陵地を目指す。

 カンパーナ六花亭は丘陵の二万四千坪という広大な葡萄畑のなかに建ち、ジンギスカンレストラン、ギャラリー、喫茶室などがあるそうだ。



 坂本直行氏がデザインした草花の絵の包装紙が有名だが、広い駐車場にもそれがやっぱりあった。



 店内は意外と広い。
 広い窓ガラスの向こうにテラスが広くとられていて、十勝岳をはじめとする大雪山連峰が目の前に広がっている。





 土産品、洋菓子だけではなく、手広く和菓子もやっていたのには驚いた。喫茶にはハヤシライスなんてメニューもあった。

 店舗の一角に、鉄板で平たい饅頭を焼いているのが眼にとまり、吸い寄せられるように近づいてしまう。
 わたしの好物の大宰府天満宮の「梅ヶ枝餅」によく似ているのだ。



 限定品ということもあり「このチャンスを逃したら・・・」と、つい一個注文してしまった。一個百円という値段も泣かせる。それに旅はまだ途中で、買ってかえってからというわけにはいかないのだ。

 注文を受けてから、両面を鉄板で丁寧に焼きあげるので時間がかかる。この待ち時間に「雪やこんこ」というホワイトチョコを挟んだココアクッキーを試食して、ついつい二箱買ってしまう。

 だいぶ待たされて、やっとわたしの分が焼きあがった。
 梅ヶ枝餅よりはひと回り大きいように思う。

 両面の焼き加減が香ばしく、歯触りもいい。塩味もほどよく甘みに映えて美味である。富良野産の赤えんどうが漉し餡のなかにはいっているがしっかり寄り添っていて邪魔はしない。
(ふぅむ、梅ヶ枝餅も旨いがこちらもなかなかのものだ・・・)

 喫茶スペースで、無料の珈琲をいただいて食べたのだが、隣の席にいたかなりな年配男性二人が無言でパクパクと旨そうに「雪やこんこアイス」を召し上がっているのがジツになんとも気になったのであった。
 

  →「梅ヶ枝餅」の記事はこちら



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