温泉クンの旅日記

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たつこ姫伝説 秋田・仙北市田沢湖

2008-10-26 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <たつこ姫伝説 秋田・仙北市田沢湖>

 田沢湖の周辺には乳頭温泉、玉川温泉、田沢湖高原温泉などをはじめとして素晴
らしい温泉がいっぱいある。
 だから何度かいっているのだが、温泉が目当てだものだから肝心の田沢湖を観光
したことがあまりないのだ。



 まあ、いつもこの砂浜みたいなところまでは来ているのだが。



 若い男性が子犬を二匹連れて歩いてきた。変な歩き方をする犬だなあと思ってい
たらフェレットだったのでちょっと驚いた。いつも散歩させているのだろうか。
微笑ましいほどの仲良しであった。

 田沢湖は日本一深い湖だ。
 ちなみに続く二位は支笏湖、三位は十和田湖。
 周囲約二十キロメートルのほぼ円形の湖で、水深423.4メートル、神秘的な雰囲
気をたたえた湖は、そのあまりにも深いことにより凍りつくことはない。



 たつこ像まで行ってみるか。
 途中に花が咲いていて、畑があり、その向こうに湖があった。



 たつこ像が立っているのも知っていたが、観るのは始めてである。

 この湖にはたつこ(辰子)姫伝説というのがある。
 かいつまんでいうと、こんな伝説だ。

  『昔、湖のほとりの神成村というところに「たつこ」という美しい娘が暮らし
   ていて、自らの抜きんでた美貌に気づいた娘は、その美貌と若さを失いたく
   ないと願うようになる。
   院内岳の大蔵観音に願掛けをしたところ、観音さまが山奥の泉のありかを
   教えてくれた。
   その泉の水を飲んでみると、すぐに激しく喉が渇く。いくら水を飲んでも
   喉の渇きが激しくなるばかりで、その苦しみのなかで身体は龍に変わって
   しまう。
   わが身が龍に変わった「たつこ」は、田沢湖に身を沈めてそこで暮らすよう
   になった。





   湖の畔で変わり果てた娘に別れを告げられた母が、悲しみのあまり湖に投げ
   入れた松明が水の中で魚の姿になり、これが国鱒(クニマス)なのだそう
   だ。
   海沿いに八郎潟という湖があり、やはり龍に姿を変えた「八郎」という龍が
   住んでいたのだが、田沢湖の龍であるたつこに恋をして、たつこも愛をうけ
   いれ二人は田沢湖で暮らすようになった。



   主のいなくなった八郎潟はすこしずつ浅くなり、主が二人となった田沢湖は
   すこしずつ深くなっていき、冬でも凍ることもなくなったという』




 たつこ像はあまりにも金ぴかすぎて、実際にそばで観るよりも遠景写真などで
みていたほうがよかった。
 そう、思うのはわたしぐらいだけだろうか。

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