<読んだ本 2015年3月>
今年もいよいよ桜が咲いた。今週一杯は花見を楽しめそうである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/4e/b7300ac732349b1e0559b6eefd6d074e.jpg)
桜のころは計ったような別れと出逢いの季節で、ジツに感無量だ。
今月の仕事帰り、有楽町駅前の無印良品に文房具を買いにいったあと、懐かしい交通会館ビルで一杯やりたくなりました。
一階の大阪コーナーで、イカ焼きでハイボールなんて考えていたのですが順番待ちなのでやめて、地下街へ。
居酒屋の忙しくなるにはとりあえずまだ一時間ほど余裕があって、四人掛けに座り黒霧の水割りを注文。さて、つまみが問題だ。当然ながら魚介系が五割を占めているが、こちらはまだ鯛の食中毒のトラウマを引きずっている。本音を言えば刺身も喰いたい。
考えに考えたあげく、刺身蒟蒻を注文した。(情けないがしょうがない)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/cb/e0762b5279631375a3e3fd0aa4085f6d.jpg)
酢味噌より山葵醤油で食べる方が好みなので取り変えてもらう。
追加はカニクリームコロッケを注文する。ただのコロッケは店によって当りハズレがあるが、カニコロは案外ハズレが少ないからだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/ab/50c5a53505e992c4c0c60b24f791d114.jpg)
刺身蒟蒻は思った以上、カニコロは思った通り旨かった。
来月くらいには魚介系のつまみに復帰したいと願っている。
さて、3月に読んだ本ですが、先月に引き続き好調の7冊、累積で20冊です。
1. ○名もなき道を (下) 高橋治 講談社文庫
2.○エンジェルズ・フライト (上) マイクル・コナリー 光文社
3. ◎エンジェルズ・フライト (下) マイクル・コナリー 光文社
4. ○ポーカー・レッスン ジェフリー・ディヴァー 文春文庫
5. ○大統領の娘 ジャック・ヒギンズ 角川文庫
6. ○忠治狩り 夏目影二郎始末旅(十三) 佐伯泰英 光文社文庫
7. ○嵐の眼 ジャック・ヒギンズ 早川書房
「名もなき道を」の下巻。
「色不異空、空不異色、色即是空、空即是色」という般若心経のくだり、「色は空に異ならず、空は色に異ならず・・・」とくにそのあとの言葉などをよく聞いたり書で読んだりするが、色も空も何だかよくわからない。
『では、お教えしましょう。色とは自分をとりまく一切のものです。それは存在するようにみえて
実際は空なのです。町の人ごみを歩いていれば、多くの人間に出会います。しかし、知らない人がなん人いても、
自分に意味のある存在にはならない。つまり、色は空で、空は色です。しかし、色が自分との因縁を持って
結びついて来ると、様々なことが起こります』
判り易く説明されても、いまいちわからない。
「エンジェルズ・フライト」のなかでは、主人公ボッシュは禁煙するために非常に努力している最中だ。
『ガーウッドはポケットに手を伸ばし、煙草のパッケージを取り出した。一本抜いて、火をつけると、
パッケージをボッシュに差しだした。
「いえ、どうも、まだやめてますので」
「わたしは喫煙者でいくと決め、それにしたがっている。ずいぶん昔にある男が、それは運命か宿命だと言った。
喫煙者であるのか喫煙者でないのか、それを本人がどうすることもできないのだ、と。
ある男がだれか知っているだろう」
「ええ、おれです」
ガーウッドはかすかに鼻を鳴らして、笑みを浮かべた。』
わたしも喫煙者なのだが宿命なら受け入れるしかしょうがない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/95/564dd166924b487e99c45f197ffae7ac.jpg)
六百五十九ページの文庫本「ポーカー・レッスン」は長編小説かと思ったら短編集だった。
「ロカールの原理」という短編には、わたしの大好きなリンカーン・ライムも登場する。
『科学捜査の世界には“ロカールの交換原理”という有名な原則がある。科学捜査の父と呼ばれる研究者の一人、
フランスのエドモンド・ロカールが提唱したもので、犯人と犯行現場、または犯人と被害者のあいだで
かならず微細証拠(ロカールは“塵”と表現した)が交換されるとしている。』
この原理はリンカーン・ライムシリーズのバックボーンでもある。
元IRAの闘士ショーン・ディロンが主人公の「大統領の娘」、「嵐の眼」の二冊。
この痛快な味わいはどこか「鬼平犯科帳」をわたしに思わせる。
→「読んだ本 2015年2月」の記事はこちら
今年もいよいよ桜が咲いた。今週一杯は花見を楽しめそうである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/4e/b7300ac732349b1e0559b6eefd6d074e.jpg)
桜のころは計ったような別れと出逢いの季節で、ジツに感無量だ。
今月の仕事帰り、有楽町駅前の無印良品に文房具を買いにいったあと、懐かしい交通会館ビルで一杯やりたくなりました。
一階の大阪コーナーで、イカ焼きでハイボールなんて考えていたのですが順番待ちなのでやめて、地下街へ。
居酒屋の忙しくなるにはとりあえずまだ一時間ほど余裕があって、四人掛けに座り黒霧の水割りを注文。さて、つまみが問題だ。当然ながら魚介系が五割を占めているが、こちらはまだ鯛の食中毒のトラウマを引きずっている。本音を言えば刺身も喰いたい。
考えに考えたあげく、刺身蒟蒻を注文した。(情けないがしょうがない)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/cb/e0762b5279631375a3e3fd0aa4085f6d.jpg)
酢味噌より山葵醤油で食べる方が好みなので取り変えてもらう。
追加はカニクリームコロッケを注文する。ただのコロッケは店によって当りハズレがあるが、カニコロは案外ハズレが少ないからだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/ab/50c5a53505e992c4c0c60b24f791d114.jpg)
刺身蒟蒻は思った以上、カニコロは思った通り旨かった。
来月くらいには魚介系のつまみに復帰したいと願っている。
さて、3月に読んだ本ですが、先月に引き続き好調の7冊、累積で20冊です。
1. ○名もなき道を (下) 高橋治 講談社文庫
2.○エンジェルズ・フライト (上) マイクル・コナリー 光文社
3. ◎エンジェルズ・フライト (下) マイクル・コナリー 光文社
4. ○ポーカー・レッスン ジェフリー・ディヴァー 文春文庫
5. ○大統領の娘 ジャック・ヒギンズ 角川文庫
6. ○忠治狩り 夏目影二郎始末旅(十三) 佐伯泰英 光文社文庫
7. ○嵐の眼 ジャック・ヒギンズ 早川書房
「名もなき道を」の下巻。
「色不異空、空不異色、色即是空、空即是色」という般若心経のくだり、「色は空に異ならず、空は色に異ならず・・・」とくにそのあとの言葉などをよく聞いたり書で読んだりするが、色も空も何だかよくわからない。
『では、お教えしましょう。色とは自分をとりまく一切のものです。それは存在するようにみえて
実際は空なのです。町の人ごみを歩いていれば、多くの人間に出会います。しかし、知らない人がなん人いても、
自分に意味のある存在にはならない。つまり、色は空で、空は色です。しかし、色が自分との因縁を持って
結びついて来ると、様々なことが起こります』
判り易く説明されても、いまいちわからない。
「エンジェルズ・フライト」のなかでは、主人公ボッシュは禁煙するために非常に努力している最中だ。
『ガーウッドはポケットに手を伸ばし、煙草のパッケージを取り出した。一本抜いて、火をつけると、
パッケージをボッシュに差しだした。
「いえ、どうも、まだやめてますので」
「わたしは喫煙者でいくと決め、それにしたがっている。ずいぶん昔にある男が、それは運命か宿命だと言った。
喫煙者であるのか喫煙者でないのか、それを本人がどうすることもできないのだ、と。
ある男がだれか知っているだろう」
「ええ、おれです」
ガーウッドはかすかに鼻を鳴らして、笑みを浮かべた。』
わたしも喫煙者なのだが宿命なら受け入れるしかしょうがない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/95/564dd166924b487e99c45f197ffae7ac.jpg)
六百五十九ページの文庫本「ポーカー・レッスン」は長編小説かと思ったら短編集だった。
「ロカールの原理」という短編には、わたしの大好きなリンカーン・ライムも登場する。
『科学捜査の世界には“ロカールの交換原理”という有名な原則がある。科学捜査の父と呼ばれる研究者の一人、
フランスのエドモンド・ロカールが提唱したもので、犯人と犯行現場、または犯人と被害者のあいだで
かならず微細証拠(ロカールは“塵”と表現した)が交換されるとしている。』
この原理はリンカーン・ライムシリーズのバックボーンでもある。
元IRAの闘士ショーン・ディロンが主人公の「大統領の娘」、「嵐の眼」の二冊。
この痛快な味わいはどこか「鬼平犯科帳」をわたしに思わせる。
→「読んだ本 2015年2月」の記事はこちら
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