< プリンセス・カーコ >
――会社は完全禁煙で、ビルの外壁に沿ったところにおいてある灰皿のところで
喫煙する。前の樹木にとまったカラスがそれをじっとみているのだ。
まえに雑文「ターゲット ①、②」でそう書いた。
なぜか、そのカラスと仲良くなってしまった。
一羽だけ人懐こいのがいて、足元をちょこちょこ歩き回るものだから、なんか食
べるものをあげたくなってきた。
しかしカラスを嫌いなひとも多い。ビルの管理人に知れたら注意されるだろう。
だから、こっそりである。
わたしは最初に煎餅、次にきんつばをあげた。どちらも同僚の旅の土産である。
煎餅をあげたときなどは、がっしりした嘴で割り砕いて四散させると、キッと
わたしを睨み、
(なに、これ! ふざけてるの? 騙したの?)
みたいな視線を送られて、
「ほら、食べれるんだよ」
と実際に残りを食べてみせたら、納得したのかカラスも食べたのである。
きんつばの時は、警戒することもなく旨そうに食べた。
ははあ、女の子なんだ、オマエは。そう思ったものだ。
カラスのカーコか。カーコと言う呼び名もベタだが、カーチャンやカーサンより
はいいだろう。
最近は、カロリーメイトをコンビニで買ってこっそり与えているのだ。
ところが同僚で、同じようにビスケットをあげているのがいたのだ。
ふたりが一緒のとき、カーコは見えるところにいなかったのだが、バサバサッと
羽音をあげながら足元に下りてきたのだ。わたしは食べ物を持っていなかったの
で、同僚目当てに飛んできたようだ。
くそっ、なんだ、そうか。
カーコは東日本カラス王国のプリンセスではなく、どうやらおばチャンかもしれ
ない。
・・・韓流好き・・・同僚は韓国のひとなのである。
→雑文「ターゲット①」はこちら
――会社は完全禁煙で、ビルの外壁に沿ったところにおいてある灰皿のところで
喫煙する。前の樹木にとまったカラスがそれをじっとみているのだ。
まえに雑文「ターゲット ①、②」でそう書いた。
なぜか、そのカラスと仲良くなってしまった。
一羽だけ人懐こいのがいて、足元をちょこちょこ歩き回るものだから、なんか食
べるものをあげたくなってきた。
しかしカラスを嫌いなひとも多い。ビルの管理人に知れたら注意されるだろう。
だから、こっそりである。
わたしは最初に煎餅、次にきんつばをあげた。どちらも同僚の旅の土産である。
煎餅をあげたときなどは、がっしりした嘴で割り砕いて四散させると、キッと
わたしを睨み、
(なに、これ! ふざけてるの? 騙したの?)
みたいな視線を送られて、
「ほら、食べれるんだよ」
と実際に残りを食べてみせたら、納得したのかカラスも食べたのである。
きんつばの時は、警戒することもなく旨そうに食べた。
ははあ、女の子なんだ、オマエは。そう思ったものだ。
カラスのカーコか。カーコと言う呼び名もベタだが、カーチャンやカーサンより
はいいだろう。
最近は、カロリーメイトをコンビニで買ってこっそり与えているのだ。
ところが同僚で、同じようにビスケットをあげているのがいたのだ。
ふたりが一緒のとき、カーコは見えるところにいなかったのだが、バサバサッと
羽音をあげながら足元に下りてきたのだ。わたしは食べ物を持っていなかったの
で、同僚目当てに飛んできたようだ。
くそっ、なんだ、そうか。
カーコは東日本カラス王国のプリンセスではなく、どうやらおばチャンかもしれ
ない。
・・・韓流好き・・・同僚は韓国のひとなのである。
→雑文「ターゲット①」はこちら
別に好き好んで、黒い鳥に心洗われることはないじゃないですか。
いますよ~、人間でも・・・
うちの職場じゃ、一風変わった女性がパートとして来ています。もちろん、私の所属している部ではなく、マシンルームを隔てた南側にいる(らしい)女性です。
その「人なつっこさ」と言ったら尋常じゃありません。何の仕事上の関わりもないのに、喫煙室で一緒になってから、人の顔を見るたびに、にや~っと笑って(いや、微笑んで)、
「おじゅぎゃれさま~。」
と声をかけてくるのです。
ちょっと変わった声質で、大多数の方が、(なんじゃ!こいつは!)と思うらしいのですが、その「人なつっこさ」ゆえに、憎まれることは全くありません。黙っていれば、そこそこの美人ですが、その声質と”にや~”が、見事にイメージを壊します。
私の先輩に彼女のことを話したら、その先輩いわく、
「何だ!愛想よくしてくれているのは、俺だけじゃないのかい!!!。」
いやはや、平和な世の中ですにゃぁ!
めったにそんなひといませんよ。
にゃあさん、嫌いですか?
やはり、女は愛嬌・・・と古いわたしは思ってます。
(この返事は別府からです)
温泉様も相当痛んでいますね!
何も人間の「♀」に相手にされなかったからといって、鳥類まで趣味を広げることはないでしょう!
寂しいなぁ!中年は・・・。
異常な世界に足を踏み入れないよう、遠くから、いいですか、も、一回言いますよ!、遠くから見守っていますにゃぁ。