温泉クンの旅日記

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『おもうわよ』は、まだ早い

2024-08-11 | つぶやき
  <『おもうわよ』は、まだ早い>

 かつては罪人の流刑地だった、鳥も通わぬといわれた遠い「八丈島」からさらに70キロ離れた孤島「青ヶ島」には、『おもうわよ』という別れの言葉があるそうだ。

 

 万葉集の東歌(アズマウタ)方言とほとんど同じの青ヶ島方言で「サヨウナラ」の意味である。「オモウ」は「思う・想う」を意味し、語源的には、ある特定の人の「オモ(面・貌・顔)」を、「オモ(重)たく」想い浮かべることから生じたそうだ。
 別れのとき、愛しい人のことを、懐かしい人のことを、強く「オモウ」から「おもうわよ」なのである。

 

 つまり、「離れていても、あなたのことを気にかけています、思っていますからね」 という意で、親しい人と別れるときに使う「じゃあね」とか「あばよ」などと比べて、心がこもったとても美しい言葉だ。

 昨年はよんどころない諸事情(係累の重病)により、ブログの「看板メニュー」の、暢気・能天気な“温泉”ネタを封印せざるを得なくなった。

 

 どっぷり湯に浸かって、「ああ極楽、極楽!」なんて縁起でもないし、それに、緊急連絡にその都度対応できるよう日帰りか短い泊数の旅しかできないのもある。

 

 病気平癒の願掛けの意味もあって、温泉と同じくメインとしている“老舗酒場”も封印し、願掛けの“断ち物”として禁酒まで始める始末。(昨年は禁酒6カ月を達成、今年はそれ以上を目指し現在チャレンジ中)
 そうこうしているうちに、勢い、 “堂社物詣”ネタがやたら多くなってしまった。

 

 折しも、永年の目標としていた「訪問者数100万人」も春に突破したことでもあり、
(ブログ・・・もうそろそろ辞めてしまおうか・・・)
 そうだ、インスタグラムのほうへシフトしちまえばいい。本気で何度か思った。

 ところが「フォロアー」も「いいね」も僅少、まるで場末の寂しい飲食店のような見かけのこの店(ブログ)なのだが、嬉しいことに「固定客」がかなりの数になってきた。(現時点での訪問者数は約114万人)
 日曜に1度だけ更新しているのにもかかわらず、週の訪問平均客数は2000人~3000人、月にして9000人を超える。なにか、静かで熱いエールを贈られているようで、真にありがたい限り。心から感謝します。

 だから、ブログを突然に閉鎖して、「おもうわよ」を読者の皆さまに宣言するのは、まだ早い。
 諸事情が一段落し、暢気な温泉・酒場ネタを再開できるまで、盛大きばりますのでなにとぞご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
(あ、ブログは閲覧数も読者数も把握できるので「ROM(既読スルー)」でぜんぜんかまわないのですが、インスタ訪問の際はなにとぞ「足跡(いいね)」を残して!)

 

 なお、友人から「温泉ネタを愉しみにしているのに、ぜんぜんやらんのは解せんぞ! 訳があるならちゃんと言えよ! 書いた記事もたしかあったはず、なんてぇのはだめだぞ」とのクレーム電話があり、このなんかチョイ重い記事を書いた次第です。


  温泉クン


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