秘湯といわれた乳頭温泉も今は観光バスが訪れる。
鶴の湯、孫六、黒湯、蟹場、大釜、妙の湯とそれぞれ一軒宿の温泉である。
そんな秘湯色濃い他の旅館に比べ妙の湯は異色の存在だ。
こじんまりした宿はモダンで館内に置かれた調度品、さりげなく飾られた野の花にセンスの良さがうかがえる。
トイレひとつとっても、ペーパーホルダーは木製だし、スリッパでなく鼻緒のついた下駄のようなぞうりのような履物だ。
そんなあたたかみのある演出が随所にみられて、さすが女性受けする人気の宿だと納得する。
また、お料理もいい!!
特別に高価な食材を使っているわけでもない。
山菜、きのこ、川魚と地元で取れたものばかりのようだ。
それらがごちそうとなってステキな器に盛られて出てくる。
すぐそばの山で摘んできたような葉っぱや花もあしらわれて目で楽しめ、舌で満足する。
そして温泉。
ここは二つの違う源泉を持ち、混浴、貸切、男女別の露天風呂とそれぞれの内湯がある。
混浴露天は先達川に面し、もうひとつ浴槽ができていた。
時間で男女が入れ替わるので全部で7つのお風呂が楽しめる。
また、混浴用のバスタオルが用意されているがめったに男性と遭遇しないからバスタオルは無用と思う。
部屋数の割に浴槽が多いのでいつものんびりとお湯に浸かれるのがいい。
妙の湯では一万円の安い部屋に泊まる。
ほとんどの時間お風呂にはいっているので部屋はシンプルで清潔であればいい。
部屋にトイレがなくていい。
千円プラスしてお料理をチョットだけアップしてもらっている。
従業員の方も感じよくまた泊まりたくなる温泉だ。
大雪の中、あの露天に入りたいと思う。
豪雪地帯だから車は無理なので新幹線とバスで・・・と運賃計算したらけっこうなお値段になってしまい、雪見露天はなかなか実行できない。
でも、いつかきっと雪見風呂を楽しむぞ!!!
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