大道芸フェスティバル 余話

先日のブログで紹介した遠刈田の大道芸フェスティバル。
初めて見てとっても楽しい催しだった。
その時の話。

あるお店の前のベンチが空いていたので座る。
大道芸を見るのにちょうどいい場所だとご満悦の我々。
５つある会場の中でも一番のメイン会場となる場所のベンチだ。

このお店の中ではミニコンサートも開かれている。
その音楽を聞きながらフェスティバルの始まりを待っていた。
５時半頃からどんどん人が増えていく。





目の前にはコーヒーメーカーとビールサーバーの台。
ビール４００円・コーヒー１００円と書かれているがまだ用意はできていない。
コーヒー飲みたいよね～。。。
まだかしら。。。

その内、電源を入れお水を汲んできた。
そんなこんなの様子を見ながらお店のお姉さんとお話をしていた。
「コーヒーの味見をして下さい。これくらいの濃さでいいかしら」
と紙コップに入ったコーヒーを差し出された。

おかげで美味しいコーヒーをタダでいただいてしまった。
ありがとう。


しばらくするとグリーンのＴシャツを着たスタッフのおじさんが
「ここからじゃ全然見えないよ」
私達は最高の見物席と思っていたので意外だった。
人垣ができてこのベンチじゃ何も見えないらしい。

おじさんに教えられた方法で私達はあの一等席を確保できたのだ。
ありがとう、おじさん。


そして大道芸もフィナーレのサンバ。
リオのカーニバルみたいなセクシー衣装の踊り子さんが軽快なリズムで踊る。
あちこちでフラッシュの光り。



隣に座っていた女性が突然話しかけてきた。
「ねぇあの人、男だよね」
指さす踊り子さんはやや大柄な色黒の女性？だ。
私は女性だとばかり思って見ていたのでビックリ！！！

「エッー？？本当ですか！！」
彼女は自信ありげに
「ほら胸ないでしょ」
あるような無いような。。。

「ほら、あのお尻は男だわよ」
私には男のお尻か女のお尻かもわからない。
「おかまよ、おかま」
と、おっしゃる。

確かにかぶり物が他の踊り子さんと違う。
確かにウエストのくびれがない。
段々男性に見えてくるから不思議。

それにしても見ず知らずの私に話しかけてきた女性は
よほど私に教えたかったんだろう。
私は何だかとっても楽しくなってきた。

お祭りっていいなぁ～。
お祭りって人と人とのふれあいなんだなぁ～。
そこにいる人みんながお友達のよう。

遠刈田大道芸フェスティバルの余話である。