わたり温泉 鳥の海

先日の霊山登山の後は沿岸部を帰ったので途中にある亘理の温泉へ。

３・１１の震災で壊滅的な被害を受けた亘理町町営の鳥の海。
２階部分まで押し寄せた津波だが５階建の建物は流されなかった。
そして源泉も無事だったとの事。

震災前、潮干狩りの後に温泉に入ろうと来た事がある。
しかし、駐車場満杯の車を見て入浴せずに引き返した。
なので初入湯のわたり温泉だ。

震災以来休業していたが今月初めに再開。
以前は宿泊の部屋や大広間、レストラン、産直のお店等があったが当分は日帰り入浴のみの営業。



リニューアルオープンしたばかりの館内に入る。
１階の受付がある場所はガラーンとしていて仮の受付という感じだ。
入浴券は自販機で購入して受付に渡す、５００円也。
やたら従業員が多い。

エレベーターで５階に上がり、男女別の浴室へ。
男女別のノレンをくぐると１００円リターン式の貴重品ロッカー。

広くてきれいな脱衣室は多くの人が着替え中。
たくさんのカゴが並ぶ脱衣スペースの隣は洗面台。
冷たいお水とドライヤー完備。
洗面台のあるスペースの奥にはちょっとした休憩スペース。

さて、浴室へ。
洗い場の数は多く、ボディソープとリンスインシャンプー完備。
使いやすいカラン・シャワーだ。



内風呂は１２人くらい入れる主浴槽とジャグジー。
４２度くらいの黄色っぽいお湯はツルツルして肌にやさしい。
源泉の温度が低いので加温。
宮城の沿岸部にこんな良いお湯があるとはビックリ！



露天風呂は４、５人規模の小さい浴槽。
お湯は透明で、地元の人に聞くと水道水の沸かし湯だとか。
それでも露天というだけで気持ちがいい。
立てば海を見られるが、流されて何もない海岸と工事の様子だけ。


入った時は多くの人で賑わっていたお風呂も４時を過ぎると２、３人。
もう少し遅い時間になれば夕日が見られる。


お風呂あがりも中々冷めないお湯だ。
１階の広い休憩室には多くのテーブルとイス。
自販機もたくさん設置。



広い駐車場の前には震災後にできた防波堤。



津波でほとんど流されてしまった荒浜地区。


早く、この荒浜に活気が戻って欲しい。


ナトリウム－炭酸水素塩泉
３６・９℃