眺望はなく疲れた足で黙々と歩くだけ。
嫌になるくらい歩きにくい登山道を下る。
私の記憶ではすぐに毛無岱の階段だと思ったが違っていた。
延々と下るがどこまで行っても樹林帯。
やっと毛無岱に出た時の安堵感と言ったら、言葉に言い表せないくらいだ。
木道脇にはキンコウカ。
池塘。
現在、毛無岱の階段と木道の修復工事中。
資材が数箇所に置かれている。
私の記憶にある階段にやっと出た。
段数はわからないが長い。
延々と続く階段を慎重に降りる。
階段から見る下毛無岱。
秋は見事な草紅葉がみられる。
影が長い。
すでに夕方の5時だ。
毛無岱の湿原から樹林帯に入る。
歩いても歩いても一向に酸ヶ湯温泉に着かない。
嫌になってくる・・・
写真撮る元気もなく、写真撮る様な景色もない道。
やっと眼下に酸ヶ湯温泉の建物と出発した駐車場が見えたきた。
そこからが又長い。
足が痛くなってくるのに歩きにくい石の道。
泣きたくなる。
やっと宿泊地の酸ヶ湯温泉到着。
すでに6時近い。
先に下山したS氏が車を登山口駐車場から宿の駐車場へ移していた。
6年前にも大岳から酸ヶ湯温泉へ歩いたが苦では無かった。
今回は苦痛でしかない。
こんなに足が痛くなったのは初めてのことだ。
こんなに足が痛くなったのは初めてのことだ。
この夏は猛暑で全く歩かなかったツケが回ってきたのだ。
やはり日々の鍛錬は大事だ!
早く温泉に入って、早くビールを飲みたい!!!
この日の歩数は22000歩。
早く温泉に入って、早くビールを飲みたい!!!
この日の歩数は22000歩。
毛無岱の階段からの眺めと温泉手前の坂道からの眺め。
階段を下った後、湿原で夕立に遭い、雨具を着たり脱いだり、
木道で滑って転んだり・・・と惨憺たる状況でしたが、
不思議とその前後の二つの景色は鮮明に記憶に残っています。
毛無岱の階段から見る下毛無岱は素晴らしくて好きです。
一度だけ秋に行きましたが、草紅葉がそれはそれは美しかったです。
最近は前の記憶が怪しげになってきましたよ。
それでも、忘れられないという光景はいくつかありますね。