西日本新聞に連載中の「遊び あれやこれや」の筆者・増川宏一さんが9月8日、第21回大山康晴賞を受賞されたそうです。(西日本新聞9月25日号より)おめでとうございます。ここでは大牟田三池かるた館に関係して(関係するかどうか?)連載の29に紹介されているお話に注目しました。「18世紀後半から人気が高かったのは絵入りの読み物で、表紙が黄色であったために『黄表紙本』と総称された」そうです。そこに紹介されているのが「賽賭博、きんごなどのかるた賭博」。どういうものかはわかりません。また「日本の神々がかるたの絵札に化けてばくちの名人を唐へ追い返すという話」「かるた用語ばかりを用いた物語」等などの話が載っているそうです。増川さんは「黄表紙本は遊びも含めて当時の庶民の生き様を巧みに表現していた」と評されいます。面白そう~見てみたいです。(下:2014年9月22日西日本新聞・遊戯史研究家・増川宏一「遊び あれやこれや29」より)
「グラフふくおか」秋号の<福岡の、歴史遺産をゆく 第2回大牟田編>の注目は、「遺産」を紹介しながらも、未来を拓こうとしている大牟田が紹介されている事です。三池港について、「福岡県が国際港としての更なる整備・利用拡大に努めています。また、三池港地区には現在、メガソーラー発電所や環境負荷を抑えた石炭火力発電所が立地し、エネルギー供給基地としての歴史が未来へとつながっています」(P20 文=岩井田一昭)の<結び>は嬉しいですね。「環境負荷を抑えた」とあるように、栄光の影の負の遺産も新しい動きの中に生かされようとしています。エコ・エネルギー基地、環境産業都市づくりです。現在の「わび・さび」こだわりも新しい地域おこしです。又、近代化産業の生みの苦しみや栄光の掘り起し、世界遺産登録活動も新しい観光産業の創造です。
(下:2014年9月20日福岡県情報広報課発行「グラフふくおか」秋号 P20 文=岩井田一昭 「近代化の息吹に触れる石炭産業遺産」より)