大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

3:11に海を思う

2015年03月11日 11時31分46秒 | 日記

3:11東日本大災害から丸4年です。まだまだと誰もが言います。そして、放射能汚染水タンクがずらーっと並び、汚染物が詰められた袋の野積みがどんどん増えています。最近では「放射能汚染水」が外海に流れ出ていたことが分かりました。海は世界に繋がってます。地球の命の源です。どうなるのでしょうか?

今日、大牟田でも3:11を忘れない、復興支援を掲げた取り組みがされるそうです。頑張って!

 ところで、地元・有明海のニュースで心配なのは「海苔」をめぐる問題です。有明海の海苔が品質も良く好調で良かったと思っていましたら(下㊤2015年1月16日西日本新聞・細萱喜光「有明海の養殖冷凍網ノリ 品質良く初入札好調」より)、「有明海の不漁は養殖ノリの病気対策で使われる酸処理剤が原因だとして」、酸処理剤の「使用を禁止しない国」に対する訴訟が起こされるそうです。(下㊦:2015年2月21日西日本新聞・籏智広太「有明、酸処理剤で不漁に 漁業者ら千人、国提訴へ」

内海や湾は人間がやっとことがすぐに現れ、どんなことをやったかわかる場所です。リン等による海の富栄養化や低酸素化は特に内海や湾、干潟が減少した海(岸)に起こります。東京湾でも問題になりその改善が目指されています。勿論、産業汚染排水、生活排水などによる川や海の汚染をなくし、さらにはワカメの養殖や人工の干潟を作るということまでされています。有明海についても水俣病の発生から、河川・海汚染の改善がなされましたが、諫早湾干拓など問題を抱えて「宝の海」は疲弊しきっています。ビゼンクラゲだけが元気でも困るのでは?

 産業発展で突っ走って<不都合なこと>に目をつぶってきた「過去」のツケに唖然とするばかりです。地方再生・創生は地元の自然の現状を見つめなおすことから始まると思いました。