大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

模擬訓練から「徘徊」の言葉がなくなったのは?

2015年09月22日 12時19分05秒 | 日記
大牟田市の「徘徊模擬訓練」は、「徘徊」という言葉を使うことへの疑問が出されたことを受け止め、12回を迎える今年、「認知症SOSネットワーク模擬訓練」と名称が変更になりました。この間、認知症取り組みの中心的存在として活動を進めてこられた大谷るみ子さん(大牟田市認知症ライフサポート研究会代表)が西日本新聞に登場され、現場で出された提起や論議の一端を紹介されています。
一体全体徘徊って?何で?
「徘徊を広辞苑で調べる『どこともなく歩き回ること』。」しかし「実際には、ご本人なりの目的や理由があり、意味ある行動です。」「認知症本人交流会でも『何で<徘徊>って言うのかな。あてもなくさまよってるのじゃないよ』と言われた」そうです。
(下:2015年9月18日西日本新聞<ピニオン>欄「当事者の視点を尊重したい <徘徊>の言葉は使わない」より)
認知症に対する医学的、社会取り組みの長い過程で「<痴呆>から<認知症>へと呼び名を変えたように、<徘徊>を違う言葉に変えようとする動きは全国でも始まって」いるそうです。大谷さんは「全国各地でも論議が深まること願っています。」と話されています。言葉の変更は「介護の大牟田方式」が進化し続けている証明でもあります。