大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

大分県別府災害時の多言語支援センター設置

2016年11月23日 06時41分31秒 | 日記
「一連の熊本地震で最大震度6弱を観測した大分県別府市は、大規模災害時に外国人向けの情報発信拠点となる『災害時多言語支援センター』を整備」するそうです。「支援センターは常設ではなく、市が災害対策本部を設置する場合(地震では震度5弱以上)に市庁舎4階の会議室に開設される」そうです。
大分県別府市がどうして?
「大分県は人口10万人当たりの外国人留学生数(2015年5月1日現在)が288.6人で全国一位。別府市には、立命館アジア太平洋大(APU)等3大学に約3千人の留学生がいる」
また「源泉数と湧出量日本一を誇る温泉地であり、年間約33万人(14年度)の外国人観光客が訪れる」
「震度6弱を記録した4月16日、市内では千人規模の留学生や外国人旅行者が避難したとみられ」たものの、これまでの施設「別府インターナショナルプラザ」では「十分な人材確保ができず情報伝達」などが課題となり、今回の支援センター開設となりました。「市が収集した災害情報を多言語に翻訳。避難所や大学、宿泊施設などに提供し、市のフェイスブックにも掲載」「電話相談=0977(21)6133=にも応じる」「英語、韓国語、中国語など10か国語に対応できる」とのことです。
国際的に活躍されている村上春樹さんがデンマークで講演され、文化交流における「翻訳の力」を語られたそうです。
大分別府市では、災害時、一層必要とされる「翻訳力」の態勢が整備されたのですね。
別府市の「市文化国際課は『外国の方に正確な情報を早く伝え、観光客や留学生が災害弱者にならないような態勢を目指す』として」います。
(下:2016年11月27日西日本新聞・原田克美「災害時10か国語で支援 外国人に情報提供 別府市が拠点 通訳を避難所に派遣」より)