大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

漫画家・萩尾望都さん、JXTG児童文化賞受賞

2017年11月05日 05時56分18秒 | 日記
大牟田市出身の漫画家・萩尾望都さんが第52回JXTG児童文化賞を受賞されました。「児童文化の発展に貢献した人・団体に贈られる賞で「椋鳩十さん、谷川俊太郎さんらが過去に受賞し、半世紀続く賞だが、漫画家の受賞は初」とのことです。受賞式のスピーチで萩尾さんは「『雨ニモマケズ風ニモマケズ、親にも負けずこの仕事を続けてきてよかった』と、ユーモアたっぷりに会場を沸かせた。その言葉の背景には、黎明期から少女漫画の道を切り開いた作家の長い歳月があった」と評されています。
萩尾望都さんの作品には「ポーの一族」「トーマの心臓」「11人いる!」「イグアナの娘」などがありますが「東日本大震災後は一時、ペンが止まって『このまま描けなくなるんじゃないか』と落ち込む時期もあった。だが、フクシマとチェルノブイリを交錯させた『なのはな』(11年)やプルトニウムを悪女に擬人化した『プルート婦人』(同)など、自身の心の葛藤を作品に昇華させることで壁を乗り越えた。16年には『ポーの一族』の新作を40年ぶりに発表。初めて原作提供に挑むなど領域を広げている」ことが紹介されています。「子どもでも大人でも、私が手塚先生の新選組に出会ったように、心身にフイットする時期に私の作品に出合ってくださるとありがたい。あんまり欲は言わないで、とりあえず五輪までは描いていきたいです」と話されています。おめでとうございます!!
(下:2017年10月31日西日本新聞・川口安子「萩尾望都さん漫画では初 JXTG児童文化賞受賞 漫画。それは音楽に似ている 人間の感情にダイレクトに訴える強い力がある」より)