先ごろ岩波書店は「国語辞典「広辞苑」の改訂版(第7版)が来年1月12日に刊行する」ことを発表されました。「2008年1月末以来、10年ぶりの改訂」だそうです。「第6版の刊行後に定着するなどした新しい言葉約1万項目を追加し、総項目数は約25万となる」そうです。
ニュースを聞いて、ちょっと心配になったのは手持ちの「電子辞書」。ますますわからない<ことば>が増えるし、使い物にならないかな?ということでした。
今どきの言葉は新しく生まれるだけでなく、意味もどんどん代わっていて、年寄りの使う言葉はますます<古語>や<方言>になってしまっている状況を感じます。
今回の辞典改訂のキャッチコピーは「ことばは、自由だ」だそうで、そういえば自由に変わっているようだけど~~と思いましたら
岩波書店の岡本社長の説明によりますと、「新たに追加された<LGBT>(性的少数者)などを例に、『じぶんだけが苦しんでいると思っていることが、言葉を獲得することによって多くの人々と共通問題であることが分かる。それが人を楽にし、自由にする』と力説」されたそうです。なるほど~!
ことばを理解することは社会に共通することを獲得することなのですね。
「新たに収録される言葉」に「安全神話」、「上から目線」、「限界集落」、「東日本大震災」、「浜通り(福島県)」、「ふるさと納税」、「モラルハラスメント」、「雇止め」、「ブラック企業」などが入っています。
一人だけの苦しみではないみんなの問題だったことが分かって生まれた言葉が沢山あります。
「TPP」や「豊洲市場」が今回の収録を見送った言葉になってるのも意味深ですね。
辞典から外されることばもあるそうですが、辞典から外され無くなっても共通する言葉であった歴史はありますが~。
(下:2017年10月25日西日本新聞「LGBT」「自撮り」収録 岩波書店広辞苑10年ぶり改訂へ」より)
ニュースを聞いて、ちょっと心配になったのは手持ちの「電子辞書」。ますますわからない<ことば>が増えるし、使い物にならないかな?ということでした。
今どきの言葉は新しく生まれるだけでなく、意味もどんどん代わっていて、年寄りの使う言葉はますます<古語>や<方言>になってしまっている状況を感じます。
今回の辞典改訂のキャッチコピーは「ことばは、自由だ」だそうで、そういえば自由に変わっているようだけど~~と思いましたら
岩波書店の岡本社長の説明によりますと、「新たに追加された<LGBT>(性的少数者)などを例に、『じぶんだけが苦しんでいると思っていることが、言葉を獲得することによって多くの人々と共通問題であることが分かる。それが人を楽にし、自由にする』と力説」されたそうです。なるほど~!
ことばを理解することは社会に共通することを獲得することなのですね。
「新たに収録される言葉」に「安全神話」、「上から目線」、「限界集落」、「東日本大震災」、「浜通り(福島県)」、「ふるさと納税」、「モラルハラスメント」、「雇止め」、「ブラック企業」などが入っています。
一人だけの苦しみではないみんなの問題だったことが分かって生まれた言葉が沢山あります。
「TPP」や「豊洲市場」が今回の収録を見送った言葉になってるのも意味深ですね。
辞典から外されることばもあるそうですが、辞典から外され無くなっても共通する言葉であった歴史はありますが~。
(下:2017年10月25日西日本新聞「LGBT」「自撮り」収録 岩波書店広辞苑10年ぶり改訂へ」より)