九州豪雨の流木、火力発電の燃料へ

「九州豪雨によって発生した流木の一部を、火力発電所の燃料として活用する取り組みが、九州電力嶺北発電所（熊本県苓北町）で進んでいる」そうです。「被災地の福岡県朝倉市や東峰村では、２０万トン超と見込まれる大量の流木処理が課題となっており」、期待を集めています。
「嶺北発電所では２０１５年から、二酸化炭素排出削減と地場産木材の活用を目的に、燃料の石炭に未利用木材を混ぜて発電している」そうで、「木材を燃やすには、一定程度の大きさにそろえてチップ（小片）化した後、機械で粉末状に砕く必要がある」そうです。
嶺北「発電所では搬入した丸太を１本ずつ洗浄した後、新たにリースした破砕機でチップに加工している」とのこと。「最大５万トンを受け入れる計画」だそうです。上枡（かみます）所長は「復興支援のために態勢を整えた。計画通り受け入れたい」と話されています。
（下：２０１７年１１月２日西日本新聞・石田剛「被災地流木　燃料化進む　九電の嶺北発電所　搬入、チップ加工、火力に」より）