大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「放置竹林」の資源活用広がる

2017年11月29日 05時15分20秒 | 日記
「荒れた竹林の竹を間伐し、竹炭や漁礁に利用にする活動が広がっている」そうです。
「こうした活動は、里山の保全だけでなく、都市部と山間部の交流にもつながっている」として各地の活動がレポートされています。
埼玉県のNPO法人「ときがわ山里文化研究所」の竹間伐の活動と間伐された竹を活用した炭焼き。出来上がった「竹炭は除湿や消臭の効果があるとされ幅広い世代から人気だ」そうです。「また、アルカリ性の炭を土地改良に利用する農業者も」いらっしゃるそうです。
そのほか、山口県の企業は「モウソウチク」の中の空洞をモルタルで補強した<竹コンクリート漁礁>を開発、「竹には藻がつきやすい」「藻場の再生にもつながると期待」されています。*宗像地区でも竹漁礁が作られていますが、作り方は違っています。
「また、中越パルプ工業(東京都)は、竹100%の<竹紙>を開発。鹿児島県や周辺から竹を買いとり、放置竹林対策に一役買っている。」
こうした竹活用の動きは高まっていますが、竹林は拡大傾向にあり、竹材の国内生産量は「約20年前と比べると半分以下の水準」(2015年調べ)だそうです。
*九州では、竹彫刻や竹灯アート、祭りの山車、竹で<布>作り、稚貝の養殖に竹筒を活用というのもあります。大牟田には子どもの玩具で<ガラガラ>というのもありました。竹活用の状況は全国や世界で集約すれば、もっと効果が得られるのではないでしょうか。
(下:2017年11月8日朝日新聞・ECO活プラス欄・小川裕介「放置竹林切って資源に 炭・漁礁・紙・・・広がる間伐材利用」より)