大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

資生堂久留米工場、本格稼働

2022年06月07日 05時19分38秒 | 日記
 資生堂の福岡久留米工場が完成し6月より本格稼働すると報じられました。これで、「国内の工場は6カ所となり、九州では初めて。海外で〈メイドイン・イン・ジャパン〉の化粧品需要が拡大していることから、国内の生産能力を拡充。新工場は中国などアジア市場に向けの輸出拠点の一つになる」そうです。
「新工場は、久留米市と同県うきは市にまたがる工業団地に建設。敷地面積9万7千平方メートル、建物は4階建てで投資額は約450億円。最先端の〈IoT〉(モノのインターネット)技術などを導入、高品質の商品を効率的に生産する」そうです。
~雇用の拡大になるのでしょうか?
 「地元採用を中心に従業員約250人体制で稼働し、最大800〜900人規模になるという」ことです。
 資生堂だけでなく、「アジアへの輸出を視野に拠点を新設したり、増強する動きは相次いでいる」そうで、アイリスオーヤマ(仙台市)や紙おむつメーカーのユニ・チャーム(東京)、世界的な半導体メーカー台湾積体電路製造(TSMC)などの例が紹介されています。「住友グローバルリサーチ(東京)の本間隆行チーフエコノミストは『海外の人件費上昇で生産コストの差が縮まる中で、円安が進んだ。国内に製造拠点を戻す流れがしばらく続くのではないか』とみる」そうです。
 他方で、九州経済調査会(福岡市)の専門家は「『熟練労働者やデジタル能力が高い技術者などは全国との争奪戦になっている。人材教育が重要だ』と話されています。
〜資生堂は化粧品の素・椿(椿油)を大切にする山里地域を好まれ、工場を建設されたと聞きます。九州の自然環境が活かされる《持続可能な》進出になって欲しいです。
(下:2022年5月27日 西日本新聞-大矢和世/古川剛光「アジア輸出拠点 九州続々 近さが強み、設備投資活発 資生堂久留米工場 来月本格稼働」より)