大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

日韓の海女文化を語り合う

2022年09月09日 05時22分56秒 | 日記

 「日韓の研究者が海女文化を語る【韓日海女フォーラム】が(8月)26日、韓国・釜山市の東義大で6年ぶりに開かれた」そうです。
〜6年ぶりとは間が空き過ぎでは?
 6年前、「2016年には済州島の海女文化が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録」されています。
〜日本の海女漁法も無形遺産登録を目指していました。2019年には「海女と出逢えるまち鳥羽・志摩 素潜り漁に生きる女性たち」として日本遺産に登録されています。
 今回の「フォーラムでは、三重大の塚本明教授日韓の海女の漁法を比較。立命館大の石川亮太教授は日韓の海女のテングサ漁を中心に、近代以降の活動領域の広がりを考察した。ハンビッ文化財研究院の余秀京(ヨスギョン)研究員は『韓国では文化財として海女文化の認知度が高まる一方、海女への支援策は不十分』と指摘した」とのことです。「最後の討論会では海女文化の継承策として、両国の研究者から海女が講師を務める市民講座や海藻の新製品開発の事例などが紹介され、後継者育成の必要性が提言された」そうです。
〜海女の漁法には日韓で違いがあるのでしょうか?海女文化上はどうでしょうか?そして、ここでも後継者育成が課題となってます。
 「釜山市の海女、金敬淑(キムギョンスク)さん(73)は『海の汚染でテングサなどがほとんど採れなくなった。どうか海女のために力をください』と訴えられた」そうです。
〜テングサってところてん・寒天の原材料ですよね。採れなくなったらどうなるのでしょうか?〈ウキペディア〉で引くと「現代では寒天や心太(ところてん)の原料とするほか、寒天質は菌類や細胞などを培養するために使われる培地(寒天培地)のもっとも基本的な素材である。」とありました。医学上も大切な素材なんですね。伝統海女漁法は、海の汚染、海流温暖化監視の役割も果たしてあります。
(下:2022年8月28日 西日本新聞-釜山・平原奈央子「日韓の海女文化を議論 釜山でフォーラム 人材育成プログラムに課題」より)