「新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新しいワクチンの接種が各地で始まる中、従来型のワクチンの多くが破棄される見通しになっている」そうです。
「朝日新聞が20の政令指定市に取材したところ、9月下旬の在庫は約220万回分。従来型は主にこれから1〜2回目の接種を受ける人に使われることになっているが予約は少なく、在庫の多くは使われないと見られている」とのことです。
まず、「都道府県では、市町村に発送後、在庫量を把握していないところが多かった」そうです。
新聞では宮城県、山形県、札幌市島根県、北九州市、神奈川県、山梨県、大分県などの実態が挙がっていますが、「愛媛県では『従来型は国が回収して外国に提供するように、全国知事会で要望した』」とのことです。〜確かにこういった方法もあると思います。
「英アストラゼネカ社から国が購入したワクチンについてはすべてが6カ月の使用期限を迎え、9月末で接種が終わった。厚生労働省によると、契約した1億2千万回分のうち廃棄は約1350万回分に上った」とのことです。〜廃棄の数が多すぎでは?金額は?
「今年4月時点の財務省のまとめでは、政府は8億8200万回分のワクチンを2・4兆円をかけて購入。単純計算で1回あたり2700円強となる」そうです。「財務省は、総人口と接種回数をかけた数を大きく上回る数量の購入となっているとして、費用効果をを考えるべきだと指摘していた」そうです。~日本は円安、石油高、金融財政等により、市民生活が大変なのに、すごいお金が溝に捨てられるような事態で、暗澹たる思いです。
(下:2022年10月6日 朝日新聞「従来型ワクチン大量廃棄へ 1〜回目接種の予約減 20指定市 在庫220万回」より)