大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

【アビガン】、治験で結果得られず開発中止

2022年10月21日 05時22分17秒 | 日記

 「富士フィルム富山化学は14日、抗インフルエンザ薬【アビガン】の新型コロナウィルス感染症治療薬としての開発を中止すると発表」されました。「21年に始めた臨床試験(治験)の解析でも有意な結果が得られなかった」また、「北米やクウェートの海外治験でも、有効性は証明できなかった」とのことです。
「異例続きだった【アビガン】の一連の動きに終止符が打たれる」ことになるそうです。
 〜どういう過程でこうなったのでしょうか?とっても期待していたのに、、、、
 「【アビガン】は14年、從來の薬が効かない新型インフルエンザ向けに承認された。新型コロナの流行を受けて20年3月、同社が新型コロナ向けの治験を始めた。有効性などを示すデータが出ていない20年5月、当時の安倍晋三首相が月内の承認を目指すと表明。20年10月、治験データをもとに企業が承認申請をした。しかし、12月の審議会では、有効性を明確に判断することは困難とされ、継続審議となった。企業は21年4月、軽症者向けの治験を始めた。ただ、316人の目標に84人しか集まらず、22年3月に参加者の募集を打ち切った。【アビガン】は治験とは別に、患者の同意を前提に一部の医療機関で『観察研究』として21年末まで使われてきた」とのことです。
 更に今後問題になりそうなのは「多額の公金も投入されてきた」そうで、「政府は新型コロナ用に159億円かけ約134万人分を購入。新型インフル向けの備蓄と合わせ、計約200万人分を購入済みだ。治験への支援として企業に15億円を出している」とのことです。
 「医療品行政に詳しい東京大の小野俊介准教授(薬学)は『政治家による発信も少し前のめりだったと思う。薬が効くという予断をもたせるのでなく、中立的な発信で見守るべきだった。政治家や厚労省、医薬品医療機器総合機構(PMDA)などの当時の判断は検証されるべきだ』と指摘」されているそうです。
 〜ァア、また大変な税の無駄使いとなるのでしょうか?医学への政治介入問題なのでしょうか?まさか??? 備蓄されている【アビガン】はどうなるのでしょうか?『検証されるべきだ』とありますが、誰が検証されるのでしょうか?
(下:2022年10月15日 朝日新聞市野塊/編集委員・辻外記子「【アビガン】開発中止 コロナ薬治験で結果得られず」より)