「福岡県うきは市産の小麦だけを使った【うきは小麦粉】をブランド化しようと、地域が一丸となったプロジェクトの小麦粉が完成し、22日に市内でお披露目会が開かれ」たそうです。
小麦は輸入品が9割を占め、政府が一括買い取り、日本の製粉会社に売られるていると池上さんの講義で勉強したばかりでしたが〜国内産の小麦粉も頑張ってるんですね。
「JAにじ(うきは市)によると、国内産はさまざまな産地の小麦粉をブレンドするため、産地を冠した商品はほとんどない」とのことです。
「うきは市は、筑後川が氾濫を繰り返すことで川上から養分が運ばれ、土地が肥沃。江戸時代には5人の庄屋(五庄屋)が筑後川の水を引く水路を作り農地を整備し、明治期に小麦の収穫量が飛躍的に増えた。内陸で寒暖差が大きいことも小麦の栽培に適しているという。〈九州三大麺どころ〉の一つで、鳥越製粉(福岡市)の創業の地でもある」そうです。
「プロジェクトの内容は、多くの飲食店でうきは小麦粉を使ってもらう▷麺やパン、スイーツなどでオリジナル商品を開発する▷若い世代に麦踏み体験やスイーツ作りを通じて親しみを持ってもらう▷アンテナショップを作り〈麦の産地うきは〉を発信するなど」で、「生産、商品開発、体験プログラム、販売」のあらゆる分野に地元のJA、生産者、銀行、建設会社、飲食店、そして次世代・高校生も参加してのプロジェクトになってるようです。
「【うきは小麦粉】は《ミナミノカオリ》(強力粉・主にパン用)、《チクゴイズミ》(中力粉・主に麺用)、《シロガネコムギ》(薄力粉・主に菓子用)の3品種」があり、「小麦の香りを残すため、一部の工程では石臼を使った」そうです。「今のところ取扱量が少ないが、今後は採算ベースに乗るよう取り扱い飲食店を増やしていく」そうです。
「プロジェクト代表の松尾潤一さん(53)は『ようやく商品化できた。これから多くの飲食店や家庭で使っていただけるようアピールに努めたい』とさまざまなシーンでの普及に意欲」いっぱいだそうです。
(下:2022年10月21日 西日本新聞-渋田祐一「小麦粉100%うきは産 地域挙げてブランド化 飲食店や高校生協力 生産 商品開発 体験プログラム 販売」より)