大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

認知症の地域ケアづくり

2022年11月13日 05時25分45秒 | 日記

 「明日、19回目の訓練は行われる」と、大牟田から全国に広がった地域ケアづくりの取り組みが、12日の西日本新聞の《春秋》欄で紹介されました。
 「認知症の人が一人で外出しても地域全体で見守る模擬訓練」のことです。新聞ではこの訓練を生み出す源となられた医師が紹介されています。
 「認知機能の低下を早期に発見する〈長谷川式簡易的知能検査評価スケール〉を開発。〈痴呆〉から〈認知症〉への名匠変更の立役者、その人らしさを大切にする〈パーソン・センタード・ケア〉の推進者」であった「長谷川和夫医師」です。長谷川医師は「晩年、自らも認知症であることを公表し、当事者の思いを発信」されたそうです。大牟田市へも「講演会などで何度も足を運び、認知症の人を包むまちづくりの推進役『認知症コーディネータ』養成講座で修了証書を一人一人に手渡」されたそうで、「『一心』という書も残ってる」そうです。「交流も深かった」こうした活動の中心的推進者「大谷るみ子さん(64)が『一つのことに集中し、みんなの心を一つにする。認知症ケアはぬくもりのある絆に尽きると教わった』と振り返り」話されています。
 「長谷川医師が亡くなってちょうど1年がたつ」時にあたって、「長谷川医師の教えは認知症ケアの先進地、福岡県大牟田市に息づく」と評されています。
 〜模擬訓練のご成功をお祈りし、その成果を期待します!
(下:2022年11月12日 西日本新聞〈春秋〉欄より)