「海藻や海草が吸収・貯蓄する二酸化炭素(CO2)【ブルーカーボン】に着目した取り組みが全国で広がっている」そうです。
「陸の森林などが吸収するCO2を【グリーンカーボン】と呼ぶのに対し、海の生物が吸収するCO2は【ブルーカーボン・BC】と呼ばれる」そうです。「気候変動対策だけでなく、漁業資源の増大や水質浄化につながるなどメリットが多いのが特徴だ」そうです。
「吸収されたCO2を売る仕組みも始まっている」そうで、「国内ではその【ブルーカーボン・BC】を国の認可法人が認証し、売売買できる価値(クレジット)にする事業が試行的に始まっている」そうです。
具体的には〈ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)〉のJブルークレジット発行や北海道北西部増毛(ましげ)町の藻場再生、横浜港のアマモ苗移植などの取り組みが紹介されています。
「ただ、国際的には【BC】への評価は定まっておらず、毎年国連に報告する温室効果ガスの排出量に、海草や海藻の吸収量を計上した国はまだない」そうです。「日本政府は衛星画像や地形、水温などのデータをもとに全国の藻場の面積を推定する手法を考案。海草や海藻の種類に応じたCO2吸収量の算出方法も整備した。4月に世界で初めて、海藻・海草の吸収量を国連に報告する計画だ」そうです。「国土交通省の担当者は『世界の基準作りをリードしていきたい』と話」されています。〜【ブルーカーボン・BC】の取り組み期待します。海草と海藻の違いは?
(下:2024年2月24日 朝日新聞—新田哲史「海藻がCO2吸収 両得狙う 【ブルーカーボン】藻場再生後押し 吸収量を売買◼えさ増えウニ漁獲増」より)
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