大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

ゴルフボールには何故くぼみがあるの?

2016年12月11日 06時32分30秒 | 日記
ゴルフボールは真ん丸ですがすべすべしていません。ボールにはくぼみがびっしりあります。
なぜでしょうか?ボールに飛距離を出すための仕掛けだそうです。
この原理を生かして「風の空気抵抗減」を考えたのが香住丘高校物理部の生徒たちです。「水平軸回転飛行物体の飛行性能向上に関する研究ー風力発電機への応用をめざして」の物理部研究が、「科学技術系人材の育成のために文部科学省が指定するスーパーサイエンス・ハイスクール(SSH)の研究発表会」で「最高賞文部科学大臣表彰を受けました。」
「投げて飛ばす筒状のおもちゃ<Xジャイロ>の飛行距離を伸ばそうという<遊び心>がきっかけ。一つ上の先輩たちがこの研究に着手した。部員たちはその研究に磨きをかけようと空気抵抗の低減に挑戦。風上側の直径を狭くし、後部を少し広くして、風の流れをよくする仕組みの模型をペットボトルで何個も作った。飛距離が出せるゴルフボールに、くぼみがあることに着目したのは荻本成基さん(3年)。筒でもくぼみに渦ができ、空気が引き込まれ、空気抵抗力が小さくなった。これを風力発電機に応用すれば、より多くの空気が取りこめ、発電量が増やせるという理論」だそうです。
「3年生たちはすでに引退し、受験勉強の真っ最中。『大学で流体力学をやりたい』『地球の課題を解決できるような科学者になりたい』『アフリカなど途上国の経済を向上させる研究をしたい』などの夢を抱く。頼もしい限りだ。」と結ばれています。
研究を成功に導いたのは「先輩たちの研究を続けた継続力、身近なものに着眼する柔軟な心、そして実験を積み重ねる飽くなき探求心があったからだ」と評されています。学生たちの眼が大きく地球・世界に向けられていることも感心です。ゴルフボール、じっと見てみました。
(下:2016年12月7日西日本新聞・上野洋光「飽くなき探求心結実 風の空気抵抗減に成功 風力発電に応用目指す SSH研究八表で最高賞 香住丘高物理部」より)


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