第65回日本伝統工芸展の入賞-入選者が(8月)29発日」が表されました。「(福岡)県内から39人が入選」され、「このうち、大牟田市の久富夢庵さんの<合わせ櫛目花籃(くしめはなかご)《祥風時雨》(しょうふうしぐれ)が日本工芸会新人賞を受け」られ、作品や制作過程等が新聞に紹介されました。
「(受賞)作品では、太さの異なる竹を櫛目状に立てて張り合わせる独特の技法」が使われているそうです。久冨さんは「竹細工の魅力にはまって45年。出会いは劇的だった」そうです。「無職だった22歳の時、大牟田市内の路地にあった民芸品店の店先に並ぶ竹製のざるが『スポットライトが当たっているかのように』感じた。竹細工教室の案内を見て、半年間通い、専門学校を経て巨匠に弟子入り。25歳で独立した。注文を受けて茶会用の花かごを制作してきたが、近年は不景気で注文が激減。『自分で販売ルートを探すしかない。それには作家として名を売らなければ』と考え、3年前から作品展に応募し始めたという。『だから私は作家というより職人なんです。』と笑っ」て話されているそうです。こうした<職人>さんが時代の流れの中で失われて行くのを未然に防ぐことができた点でも注目される「伝統工芸展」です。久冨さんは「これまでも、これからも作品のモチーフは<自然>だ。シンプルで情報量が少なくても、見る人に自分が頭に描いたイメージを伝えられる。そんな<省略の美>の作品を追求したいと、力を込めて語っ」てあるそうです。 いま、「竹細工教室」ってあるんでしょうか?
(下:2018年8月29日朝日新聞・森川愛彦「伝統工芸展39人入選 日本工芸会新人賞 久冨夢庵さん(67) 独自の技法竹細工に新風」より)
「(受賞)作品では、太さの異なる竹を櫛目状に立てて張り合わせる独特の技法」が使われているそうです。久冨さんは「竹細工の魅力にはまって45年。出会いは劇的だった」そうです。「無職だった22歳の時、大牟田市内の路地にあった民芸品店の店先に並ぶ竹製のざるが『スポットライトが当たっているかのように』感じた。竹細工教室の案内を見て、半年間通い、専門学校を経て巨匠に弟子入り。25歳で独立した。注文を受けて茶会用の花かごを制作してきたが、近年は不景気で注文が激減。『自分で販売ルートを探すしかない。それには作家として名を売らなければ』と考え、3年前から作品展に応募し始めたという。『だから私は作家というより職人なんです。』と笑っ」て話されているそうです。こうした<職人>さんが時代の流れの中で失われて行くのを未然に防ぐことができた点でも注目される「伝統工芸展」です。久冨さんは「これまでも、これからも作品のモチーフは<自然>だ。シンプルで情報量が少なくても、見る人に自分が頭に描いたイメージを伝えられる。そんな<省略の美>の作品を追求したいと、力を込めて語っ」てあるそうです。 いま、「竹細工教室」ってあるんでしょうか?
(下:2018年8月29日朝日新聞・森川愛彦「伝統工芸展39人入選 日本工芸会新人賞 久冨夢庵さん(67) 独自の技法竹細工に新風」より)
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