「新型コロナウィルスの感染拡大などに伴い、家庭でオンライン学習用のモバイルWiーFiルーター(パソコンなどをインターネットにつなぐ接続機器)の購入費を国が自治体を通じて小中高校に支援する補助金事業で、補助金額で約10億円に相当する約11万台のルーターが全く使われていないことが会計検査院の検査で判明した」そうです。しかも、「ルーターの使用率が10%未満の自治体が4割に達することも分かり、検査院は19日、事業を所轄する文部科学省に対し校外学習や校内のインターネット環境がない場所での有効活用を進めるよう求めた」そうです。具体的には「20年度に補助金事業を利用した242自治体で購入されたルーターのうち6割超にあたる11万3315台(補助金相当額10億2741万円)が、購入から1年を経過しても全く家庭に貸与されていないこと」や「43・8%に当たる106自治体でルーターの使用率が10%未満」とのことです。
〜どうしてでしょうか?
「検査院は自治体側が購入したルーターの使用率が低調な理由について、自治体が行ったアンケート結果などから、家庭でのインターネット環境の整備が進んでおりルーターの貸与希望が想定より少ない▷家庭学習自体が進んでいないーことが主な原因と指摘」されています。
さらなる有効活用法として「修学旅行など校外学習の場や校内でもインターネット環境が整備されていない体育館などでの使用といった」対策が挙げられています。
〜ェ〜体育館?!これって隠れてスマホ使う場所にならない?設置費用は?使い方のルールなど決まってる?使い方の指導は誰がする?費用は?維持管理?などルーターの配備だけでは済まない費用がかかりそうです。
〜最近、スマホの使い過ぎによる脳疲労が問題になっています。特に小中学校生徒たちのスマホ脳・中毒に目を向け医学的治療法の提起もされています。こういった面からもルーター設置や活用を検討されるべきではないでしょうか?それにしても10億超の金額、宝の持ち腐れ、このままじゃ済まないですね。
(下:2022年10月20日 毎日新聞-柿崎誠「ルーター10億円分未使用 感染拡大時の家庭学習支援 検査院指摘」より)
「在福岡韓国総領事館(福岡市中央区)内に、韓国側と姉妹・友好都市関係がある九州7県の全36自治体などを網羅した大型パネル(縦2・7メートル、ヨコ6・6メートル)=写真=が登場した」そうです。
「領事館では数年前から、九州各県との歴史的なつながりが分かる展示物を増やしてきた。有田焼の祖とされる朝鮮人陶工、李参平が発見したといわれる佐賀県有田町の国史跡【泉山磁石場】の陶石などもある」そうです。
「『距離が近い九州には、韓国と関係がある遺産などが多数あります。』と林玄根(イムヒョングン)領事」が話されています。「パネルも領事館を展示館化する一環」だそうで、「自治体間レベルで両国のつながりが続いていることがよく分かる」とのことです。
〜韓国総領事館の思いが伝わって来ます。朝鮮半島との長い歴史、交流は両国に今も生き続け、両国の新しい文化・技術、生活になっていると思います。政府間・国対国の間に色々あっても自治体間や庶民間が仲良いことは外交の基礎になり、大事にしたいと思います。パネルは高いところに標示されているみたいです。パンフになってたら勉強の資料にもできます。もしかしたらホームページで見れる?
(下:2022年10月14日 西日本新聞〈超短波〉欄より)
「高校生が朝倉市をよりよくする施策を考える【朝倉市の未来予想図 高校生の提言】が16日、朝倉市役所であった」そうです。
「環境をテーマに、ホタルの保護による環境客誘致や食品ロス削減の仕組みづくりなど、さまざまなアイディアが発表された」そうです。
「高校生の提言は2011年にスタート。市は提言の実現可能性などを検討し、施策に反映させる」そうで、「これまでに授乳、おむつ交換ができるテントをイベント会場などで貸し出す〈赤ちゃんの駅事業〉などが実現し」ているそうです。〜すごいアイディアですね。
「今回は市内外から59組が応募し、書類選考を通過した7組が市や商工会幹部を前にアイディアを披露」、「最高得点で市長賞に選ばれたのは朝倉高1年の〈朝倉共創☆戦略化チーム〉」で、「朝倉特産のスイゼンジノリを使った商品開発や水が資源の魅力を発信する企画の提言」だそうです。
「同チームの西岡佑晟さん(16)は『魅力が多い地元に、これからも貢献していきたい』と」話されています。〜スイゼンジノリは熊本県の水前寺公園にあると思っていたけど!朝倉市の黄金川でも採れるんですね。スイゼンジノリってどんな海苔?有明海海苔との違いは?高校生の提言、調べて一緒に考えて見ましょう。
(下:2022年10月17日 西日本新聞-西田昌矢「『未来予想図』考える 朝倉市に高校生提言」より)
香椎宮(福岡市東区)の伝説の水【不老水】が枯渇の危機にあるそうです。
〜どんな伝説でしょうか?
「飛び地の境内の湧き水で、この水
を飲んだ人物が300年生きたと伝わる」とのことです。しかし今、「【不老水】の井戸を見ると、水位は底につきそうなほど低くなってる」そうです。香椎宮の権禰宜(ごんねぎ)の木下英大さん(42)のお話によりますと「90代まで生きた祖母から『子どもの頃は噴水のように湧き、水浴びをしていた』と聞かされていた」とのことです。
「では、なぜ水位が下がったのか。木下さんや近隣住民に依ると、1980年代以降に進んだ周辺の都市開発により水脈が変わり、湧水量が減った」とのことです。〜よく聞かされる話です。これからの都市開発は〈水脈〉のことも考えてやって欲しいです。
「香椎宮では90年代初めから取水制限を実施。市民が自由に水をくめる時間を午前10時〜午後3時に限定している」ほか、「水源とされる裏山も保全し、枯渇を防いでいる」とのことです。
「〈日本名水百選〉にもなっている伝説の水。木下さんは『1800年の歴史から見れば、水が減ったのはほんのひとときの話。これからも神様からの恵みを分け合ってほしい』」と話されています。
(下:2022年10月16日 西日本新聞〈フクオカワル@箱崎・香椎〉欄-長美咲「伝説の水枯渇の危機? 香椎宮の謎解き」より)
「消費者庁は、連鎖販売取引(マルチ商法)で違法な勧誘をしたなどとして、日本アムウェイ(東京)に対し、特定商取引違反で6カ月の取引の一部停止を命じ、14日発表した。命令は13日付。同社への行政処分は初めて」とのことです。〜どういった勧誘だったのでしょうか?
「発表によると、同社の会員男女2人は2021年3月、マッチングアプリを通じて知り合った女性に対して同社の会員登録という目的を告げずに登録をしつこく勧誘。女性は登録しないと帰してもらえないと考え承諾したが、会員2人は契約を結ぶまでは書類を一切交付しなかった」といった状況だったそうです。〜異様な勧誘ですね。
消費者庁がこの事例で「確認した違反行為は①勧誘前に社名や目的を不明示②公衆の出入りがない場所で勧誘③契約しない意思表示に対する批判や強い口調での執拗な勧誘④契約締結前の概要書面の不交付」(西日本新聞)の4点です。
「今回の行政処分によって同社や会員は新しい会員を勧誘することや、連鎖販売取引の契約の申込、締結ができなくなる。ただ、通信販売は行えるほか、連鎖販売ではない既存の会員への販売は認められる」そうです。
「全国の消費生活センターに寄せられている同社に関する相談は、19年度317件、20年度257件、21年度270件、22年度(9月15日登録分まで)109件で計953件」あるそうです。〜注意が必要ですね。
(下:2022年10月15日 ㊨朝日新聞-小泉浩樹「日本アムウェイ取引6カ月停止 違法勧誘」㊧10月16日 西日本新聞「アムウェイ取引定食命令 消費者庁 社名、目的告げず勧誘」より)