「近くの公園の日本庭園」
・・・今朝のラジオのニュースを聞いていたら、"イギリスの政府は今回の金融破綻から発生した経済不況に対して、付加価値税を約3%(?)程度、ひき下げる、と発表した。"と報道されていました。たとえば1000円のCDを購入すると970円に値下がりするということらしい。現地ではそれくらいでは役に立たないといわれているらしいが、英国全体の効果として1.4兆円の減税になるそうです。
・・・翻って日本の政府の発表では選挙目当てのバラマキに近い給付金で総額は二兆円の給付という処置をしようとしています。なんという両国の方策の違いとスピードの違いか。イギリスではものを買わないと政府の付加価値減税を受けれないので、100%景気刺激対策になる。日本はおそらく給付金を受けても、困っている人は困っているから、不必要なものは買わないで、貯金に回すし、金のある人は、その金は財布に入れて、どこに消えたか分からなく使ってしまい、景気刺激にはならないでしょう。
・・・この例のように、政府の政策しだいで、税金による刺激策は、その国の景気に及ぼす影響は計り知れないだけに、早くまともな施策ができる政治指導者が出てきたり、まともな政治指導者が選ばれる政治システムが出きることが望まれる。