・・・今、読んでいるエッセイの本のなかに、表題の「湯呑には何故取っ手がないのか」と云う事について文書があった。
面白い課題なので、インタネットで、理由を調べたら、 その理由として、日本では江戸時代以前、湯呑茶碗に使っていた食器は木椀だったらしい、木工のロクロで碗を仕上げると、取っ手をつけにくい、また、取っ手がなくとも、碗を手で直接、持っていても、手には熱くなかったからと云うのが理由らしい。 それを読んで、なるほど、もっともな理由ではあると思った。
私が読んだ本では、日本の湯呑に取っ手が無い理由は、日本では伝統的に掌の感覚を大事にする文化があるから、取っ手のない、手で持つような茶碗になって、進化したらしい。 朝鮮半島から、茶碗文化が、伝わった、その昔は取っ手が付いていたらしい。
それは日本の鋸やカンナが、外国のカンナや鋸のように押す道具でなく、引く道具として進化したのと同じ理由らしいと書いてあった。
真の理由は判らないが、どちらも、「茶碗に取っ手が無い」理由としてはもっともらしい気がした。