・・・良い葬式と云う文章を新聞で読んだ。
その文章には「故人が長命で、参列者が故人より若いこと。 そして、葬式において、啜り泣きはあるものの、幼児の明るい声が漏れ、それを聞いた参列者がほほ笑んでしまうこと」と書いていた。 つまり故人が、良い家族を作り、その家族が更に、良い社会人となって家族を築いていると云うような人生を全うした。
いたって、日本的な考え方ではある。
外国なら、良い葬式とは、その故人が、どう立派な地位になり、どんな業績を社会に残したかが重要なポイントになるでしょう。
振り返って、「良い人生」と云えるのはどんな人生でしょうか。
今まで、私も悔いのない人生を送る事が良い人生と考え、充実感を覚えながら、生活するような、毎日を送る事こそと思ってきたが、上の良い葬式に書かれているような考え方、つまり、人生において、その人、その人が置かれた立場での役割を無事果たし、子孫をきちんと育て上げ、親から、子どもへ、そして子供から孫へと生活が続いていくようにする役割を立派に果たすことが良い人生ではないだろうかと私も思うようになりました。