・・・先日の新聞に「見えてきた甲冑武人の謎」と云う記事が掲載されていた。
記事によると2012年に群馬県渋川市の金井東裏遺跡の甲冑を付けた武人が出土したがその後の調査で武人の昔の状況などが分かってきたらしい。
それによると武人は榛名山の噴火に際して「神祭り」をしていて、火砕流に飲まれたらしい、のではと推定しているらしい。
また、彼は出土した頭骸骨から、渡来系の人種で、彼または近い先祖の出身が近畿か北九州系の武人ではと報告書に書かれている。
古墳時代の甲冑は、今までも、古墳の副葬品としてたくさん出土しているが、こうして、当時の人が身に着けて、出土した例は初めてで、とてもリアリティーのある遺跡である。
もともと、1980年代頃から、榛名山の爆発の火砕流でイタリアのボンペイ遺跡のような村の遺跡や、首長の館が出土していたのは、大変有名で、以前から、本で読んで知っていたがこうして、古墳時代人の生活が実際の出土品から見えて来たと云う、レポートはとても興味深いです。