・・・最近まで、物理とか、数学で使う単語が日本語である事に、何の不思議もなかった。
先日の新聞の「学術用語の邦訳の功と罪」という記事を読んだ。
そこに、書いてあったことだが、世界中の国では、英語の専門単語を使って、物理とか、数学を学ぶ国が圧倒的に多数であると云う事です。
とくに、高等教育で使う学問の専門用語は、ほとんどの国では英語やドイツ語などで学ぶらしい。
私も、若いころ会社に入ってから、、「鉄の加工」について、勉強したが、専門用語は日本語の単語で勉強し、その学会も日本にあって、学会誌が発行されていた。
当時の近隣アジアの国、たとえば韓国などでは、世界でも高い水準だった日本の学会誌で勉強する人が多かった。
今、英語が世界語として、若い人が学ぶようになると、今度は逆に私たちのように、学問を日本語で勉強すると、世界で、活躍する人には、英語の専門語を勉強する必要が出てくる。
日本の技術が世界のトップを走っていた、我々の頃なら、問題で無かったことが、全てが、グローバル化した今では、言葉一つでも、新しい問題が出て来ている事に気が付く。