・・・化粧品会社の宣伝で、「お客様の成りたい理想顔をコンピューターで作る」と云う文章を見た事がある。
今は、化粧技術が進んでいるので、コンピュータで作った理想顔をもとに、化粧技術で、顔のパーツの位置、形状、大きさ、色などを変えて理想顔に近づけるらしい。
しかし、そうして作られた顔はどの人も同じに見えて、感情や人柄の見えない顔になる。
話は変わるが、人の多くは、若い頃、親からもらった顔の造作に不満を持って悩むものである。
しかし、年を取ってくると、そんな顔の造作による、良い・悪いより、その人の生き方、人柄が作り出す、人相に味があって、生まれつきの顔のつくりを変えて、その人の経てきた人生の現れる顔に変わるのである。
私も若い頃、自分の顔のつくりに不満を持っていたりしたが、結局は人生がその人の顔を作るという考えに納得し、自分の顔の造作の不満を解消したように思う。
そして、私は美男ではないが、まじめに、正直に生活を送ってきたことは、顔は出ているのではと、日常の対人関係から、何となく感じている。
最近、よく思うのは、安倍首相の顔をテレビなどで見て、以前に比べて、とても人相が悪くなってきているように私は思う。
自民党が下野していたころ、テレビに出ていた彼は、もっと顔に張りがあって、生き生きしていたように思えた。 彼も、このままウソをつく生活を続けていると、だんだん人相が悪くなっていくように思うので、早く、自分に正直に生きる生活を、始められた方が良いように思える。