・・・日産のゴーン元会長の年収が高すぎるか否かの議論が、世間ではかしましい。
お金で勘定するのが難しいのが、人間の勤労所得です、一般の社員の給料であっても、それをお金で換算し、適正か否かはとても難しい。
日本社会は、今のところ、結局は他との比較の問題になるのである。
我々の給料の決め方は、一般的には、会社の人事で作る、基本給料曲線で決まる。
その曲線は、就業年数と基本給の曲線が有り、それをもとに年齢、役職、考課査定、算定され、其れに家族手当などを入れて決まるものである。
さて、会社の経営者のそれはどうやって決まるものでしょうか、
日本においては、一般には同業他社と比べて、その会社規模や、その期の業績を考慮して、主な株主の思惑も、忖度して、社長が自己査定し、金額を決めることと思う。
日産のゴーンさんは、この横並びを、日本国内でなく、世界の大企業を見たことがまず間違いの一つ、そして、会社の業績の向上がリストラによる場合は日本人経営者なら、かなり低くめに業績査定し直すところを、お構いなしに、高額査定したことによる問題が大きい。
結論的には、問題は、日本の会社を経営し、社員は日本人のであるから、日本の一般的な考えを取り入れるべきところを、そうしなかった間違いが、日本社会を敵に回した。
ちなみに、会社業績が今年、過去最高のトヨタの社長の給料は3.8億円、日産の西川社長は5億円、三菱自動車社長1.4億円、ホンダ社長1.5億円、スズキ自動車のワンマン会長2.2億円、日産だけ跳びぬけて高い、日本的に考えると、日産の西川社長は2億円以下かと思う。
この金額が日本の経営者給料の実態である。
因みに、ゴーンさんは表向き、10億円、実質は20億円である。
これではゴーンさんは日本社会で受け入れてもらえないでしょう。