オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

人口ピラミッドを無視した採用計画は,経営難につながる!

2010年03月09日 05時26分37秒 | オズマの考える政治・経済問題
大卒求人の撤回企業相次ぐ 11年春採用、業績低迷で(朝日新聞) - goo ニュース

 不景気になるとかならず出るこの類のニュース。そして繰り返される愚行

 いまの日本に,経営というものが本当にわかっている経営者がいるのか疑問に思う。

 第一に,バブル崩壊以降,偏った年齢・役職構成により,疲弊しきった企業を,さらに疲弊させるものであるからだ。

 みなが皆,「人件費削減」という。しかし,経営とは「永続的・継続的に発展すること」であるから,団塊の世代が抜けた後もその後を引き継げるようにしておかないとダメなように,企業にとって,年齢構成を均質化することは非常に重要だ。

 若い世代を非正規雇用に置き換えてしまっていることも問題である。
 彼らには,オズマ世代が経験できた,普通のビジネス文書の書き方・名刺の渡し方さえ経験できていない者も多い。
 現実に,オズマが知っている会社では,東大院卒であるというにも関わらず(オズマよりも「学校歴」が高いにも関わらず)名刺入れさえもっていない,つい最近まで非正規雇用の人も居たという

 技術は継続されなければならない。継続なくして発展なし,そんな単純なことをわからぬ経営者ばかりの日本。

 彼らは「株主におびえる」経営者でしかないのか。

 『「NO」といえる日本』,の再読を勧めたい