毎年わかっていることである。だが,2014年度も夏が終わった。僕の大好きな夏。バス釣りが上手くない僕にとって比較的釣りやすい夏。春の方がデカイのが釣れるのはたしかなのだが,真夏の水郷が僕は大好きなのである。
今年も稲刈りが終わってきた。
ひとにとって,基本的にコメはただの作物・穀類で,僕にとっては糖質制限の主対象。したがって,1日に食べる量はおそらくコンビニおにぎり1個程度だろう。極端な糖質制限ではないだろうが,もう体が慣れてしまったのだ。だが,田園風景に思い入れがあるのは,子供の頃からまったく変わらない。来年の春まで緑豊かな水田とはお別れである。
それでも夏の雰囲気を求めて水路めぐりなどもしてみた(まったく釣れてない午後の時間とかね)。
八郎とは違うがバスは居た。
たしかにバスは居たが,フォースグランディスにしてきたためカバー撃ちがやりにくい。八郎で5日間,ほとんどブルーマイスターばかり振っていたので左手の感触がおかしくなっているのだろう。
霞は広い。しかし釣れる場所は限定。
このような雰囲気と下がった水温に誰もが「マキモノ」での釣果を期待するし僕も期待した。実際,ワームはよほど絞り込んでいないとやりきれないし。
そこで,まずは利根川に入るもノーバイトの猛攻 バズベイトもクソもない。それは,虫よけスプレーさえも突き破る「蚊」の存在。もう10箇所以上さされたが,自分のもっている虫除けスプレーはなぜか痒みの鎮静作用もあるようでそこは重宝した。まあ,最悪デング熱になってしまったら,いや,なりたくないけど,「水郷で感染者がでました」というニュースに...なりたくない。
ここは,ここ最近結果の出ている利根川”超”有名ポイントに行くべきだろう。
まずは8/16に反応のよかったドライブクローラーを投げてみるもノーバイト。いや,水面ではボイルが起こっているではないか。そこで,ハイピッチャー5/16oz・DWでの「表層トロ引き」で狙って...
たら,一撃で35UP。文句なし。
八郎で釣れなかったこのサイズ。やはりイイ。ジャンプとかが派手で,いかにも「バス」という味わいがある。デカイ魚はもちろん好きだが,こと「バスらしい」のは35程度のサイズだと思っている。
よし,出家回避。さらに投げてみよう。
続けてボシュ 30UP。
展開が早いのがスピナベの最大の利点。なにより,ワームに反応しないバスが釣れることはよくあること。ワームばかりでイマイチ,と感じられている方には,ぜひハイピッチャーはオススメしたい。「表層トロ引き」は,ブレードの振動がでるギリギリのスピードで巻くのがたぶん一番いいと思う。僕はこれで11月ぐらいまで結構釣れてます。
アームが伸ばされちゃった。でも頑丈だ。
ハイピッチャーのいいのは頑丈であること・安価であることだ。1000円でこの精度のルアーはそうそうない。いろいろなスピナベを使っているが,真冬を除き一年中外せない,というのがハイピッチャーシリーズ。予備の購入もしやすいし,そういう意味では並木プロに感謝である。
さて,やっぱりワームにバイトがでないので,もう少し広く探ってみよう。今度は角地,つまりは一等地。もうすでに先行者に叩かれているから釣れないかな
一撃で真っ黒なバスが襲いかかってきた。興奮
今日は来ている,きっと「ハイピッチャー表層トロ引き」の日だ。だけど,右腕が疲れてきましたよ。やっぱり腱鞘炎は治ってないよねえ...。
そこで,カットテールにしてみる。ドライブクローラーで反応なく,デカイ魚狙いのラッテリーにも反応ないから,やはり基本のブラックカラーで。シンカーは3/64ozということが,追加購入したときにやっとわかりました。でも,この軽さがフォールで釣るにはいいんだよね。
そしてフォール後,ツンとラインが動く。バシッと合わせる。これはビッグサイズの予感がするぞ。
20UPのギルちゃん。お久しぶりです。
あまりに嬉しくて小躍りした。冷静にメジャーをあてた。20ジャストだった。このサイズのギルが減っちゃって「狙って釣る」対象魚からはずれかかっているが,やはり嬉しい。アメナマの10倍嬉しい。だって,さわやかな「サンフィッシュ科の臭い」がするから。僕はサンフィッシュ科の臭いが好きなので,バスが釣れてもあまり手を洗わない。だから,タオルにバスの臭いが染み付いて大変なことになることはある。
さて,ギルも釣れたし,あと1匹ワームで釣れたら嬉しいなーと思いながらキャストを繰り返す。実際は,テールスピンジグで10UPをかけたりしたがそれはバレてしまった。
よし,リミット達成。午前中で決まった。
前回に続き午前中で5匹達成。それにしてもこの有名ポイント,利根川なのに,アメナマが居ないように感じる。周囲を見ても誰も(何もだけど...)釣れていないし不思議である。代わりにレンギョがモリモリ浮いていた。やっぱりまだまだ水温が高いようだ。
今日もゴミ拾いをする。そして釣れると信じる。
邪な考えでゴミ拾いをしても魚には読まれている。水郷のバスにも読まれている。「コイツ,気に入らねえ」と。そのせいか,このあと,なんと15時まで釣れていないのだ(上の風景写真は,移動したときのもの)。まあ,洗車したり(水郷では毎週洗車します;へびんさん,オススメですよ),ワームの買い物ばかりしたり,ライン談義で釣具屋の店長さんと意気投合したりと,そんな時間も楽しいのが水郷なので...。
そういえばD-ZONE・FRYのシングルモデル,針が折れちゃったんだった。そこでまずは中古屋に。新品しかない。高い...と思っていると,中古を発見。ブレードが少々錆びているが問題なし。これなら釣れるぞということで,朝のポイントに舞い戻った。なにしろ嘉襟之川に寄る時間もなくなっていたしね。
ちょうどいい感じで風が出ている。まさにスピナーベイト日和。でも,竿はベイトフィネスのみ。D-ZONE・FRYを投げてみよう。
ガシン,ときた20UP。
先行者は5名ほど。それでも釣れてしまうこのルアーのパワーには恐縮だ。でも,アームがすぐに折れそう。これで40UPがかかったら怖い。ハイピッチャーシリーズでこういう「マイクロスピン」モデル,だしてくれないかなあ。
その後もダウンショットなどを投げてみるがダルイだけ。周囲はスピニングでワームのようだ。D-ZONE・FRYの謳い文句「ワームに釣り勝てる」じゃないけど巻き倒してやるぜ
小さいけど追加。7匹目で終了。
この1匹が最高に嬉しかった。「船団 」状態の激混みポイントなのに釣れたこと。それも自分の予想通りブレイクから上がってきたこと。
このまま調子に乗って利根川の別ポイントに移動したが,またもや「蚊」が半端ない。あとは緑色の変な虫にも刺された。半ズボンで釣りをする勇気は僕にはない。そしてなにより「蚊」の存在は,これから涼しくなると気にならなくなるが,やはり対策は真剣に考えないとと感じた1日だった。
さて,この後は車検である。何も修理するところがないけど,税金を納めることが必要なのでそういうげんなりした気分を払拭するには...,車検明けの釣行ですな。
それにしても渋滞もなく,雨は東京で少し降っただけ。ホント,やっぱり水郷ってスバラシイね。