繁忙期に入り,腱鞘炎が悪化した。肘まで痛い。このレポート後は鍼灸治療に行く。
新規の仕事が多すぎる。部下とともに行っていくわけだが,非正規雇用が跋扈する現代社会同様,僕の会社もおかしな関係がずっと続いている。八郎潟から戻って以来,あっというまに1ヶ月が経過してしまった。
愚痴はいくらでもかけるがそのためのスペースでもなかろう。ましてや雑誌では毎年のように「秋の荒食い」というが,僕は水郷でこの5年ぐらい遭遇していない。7-8年前までは容易に釣れた与田浦水系はメジャーすぎて僕の腕では攻略できないからだ。
俺は投げ抜く。フォースグランディスとともに。
僕の腱鞘炎をカバーする最適ロッド。すでに4シーズン目後半に突入し,グリップがテカテカになっているがブランクその他は至って健康。本当に,このロッドなしでは僕の釣りは成立しない。1年を通してもっとも釣れるし,使いやすいロッドであることは間違いない。堅牢性も必要にして十分。
風速5-6mの予報,つまり10mが実際は吹く。
予報の裏読みどおり,水郷は強風。さえぎるものがない霞ヶ浦は三角波の嵐。となると,小場所しかない。
もうコスモスが満開だ。
季節は秋。もう夏は終わった。夏のパターンではない。そして強風すぎるという悪条件。そんなときに頼りにしてきたセコ水路。2013年まではビッグフィッシュ水路だったのに,2014年年頭に水を完全に抜かれたのことと護岸工事があったため,バスの絶対数が多くないようだ。まあ,あくまで自分の実感だけれども。
というわけで,利根川有名ポイントを30分で見切って(しまったのでこの方とお会いできなかった;次回の機会によろしくお願いします)移動。強風下でもっとも頼りになるのがハイピッチャー1/2oz改造。それをスポットに入れるとラインが動いている。おかしいゾ。
小バスがひったくっていた。
あっけなく釣れた。小さいが出家回避。ワームよりはるかに使える存在,というのが僕のスピナベへの評価。雑誌ではスピナベ特集がされていたが,僕には既存の話ばかりだったので,読み飛ばしてしまうほどだった。まあ,本当は深読みしないとアカンのだろうけど。少なくとも,僕のような使い方をする人は少ないようだ。まあ,それゆえに釣れるところが残っているともいえるのかもしれないが...。
ところがこの後バイトが続かない。さすが不調系水路。ヤケクソになって歩きまわった。四方八方,スピナベを打ちまくった。ローテーションもしばしば行った。すると,
DWでやっと2匹め。
これは辛い展開である。この時点で,釣り開始からわずか数時間なのに万歩計フルスケールである。つまり,歩きまわってこの釣果。これでは,どこへ行っても同じに思えてしまう。今度は戻りながらまた一周するか。
と,スピナベにバイトがあった。水面まで追ってきたのだ。そこでフォローのつもりで,バークレー・バルキーパワーホグ3インチ・ブラックを使う。
チェリーリグ5g。一発で釣れた。
サイズは小さいが読み通りで嬉しい。なにより,バルキーパワーホグでいままで釣ったことがない変人(何回も購入したけどなぜかなじまないものがあった)なので嬉しい。このワーム,チェリーリグで使うとすごく釣れそうに動くことがわかったし,とりあえずブラックのみもう少し補充していいかもしれない。やはりワームカラーの基本はブラックである,僕の基本は。
この後,へびんさんと合流する予定だが,なかなか連絡が来ない。きっと釣れているのだろう。だが,実はそうではなかった。苦戦していたのだ。結局お昼を挟んで,二人で実績水路等をめぐるがこれまた釣れない。
適当に解散後,ヤケクソになって,利根川東公園にも行ってみた。
コンクリ護岸が川底に。最悪。
かつてここは,乱杭とゴロタ,そしてテトラと,真冬以外,いつもそれなりに釣れたポイント。震災後に護岸改修されてまったくおもしろくないポイントになってしまった。本当にここが,僕が利根川バスを初めて釣った(1992年11月,バズベイトで)ポイントなのか
あとはもう帰宅するだけ。いや,ところどころでクランクやスピナベを投げまくったが無反応。釣れそうな水路に見えてもなぜ釣れないのかがわかっただけだった。釣れないポイントは簡単に読めるが「釣れそうなのに釣れないポイント」は見極めが難しいネ。
渋滞はほとんどなく19時チョイには帰宅。さて,次回は戦略そのものを見直すときだ。マキモノで釣れない時期ではないが,セコ水路ばかりでは実力向上は臨めないしね。
オズマ,心の風景。