毎年1万人減少の秋田県、「人口減特区」構想(読売新聞) - goo ニュース
いまごろ知った話題だが,秋田の人口減少は深刻である。毎年1万人が減少という。
やはり根幹には,僕が「素晴らしい」と感じる「広大な土地」も「何もない風景」も,産業・雇用の創出に繋がっていないということが一因だろう。
秋田県に観光に行ったことがある人は,僕の会社にもほとんど居ない。つまりは名所がないに等しい。いや,あっても再訪しないのだろう。僕がかつて京都・奈良を何度も再訪したようなものとは違うのだろう,一般の人々には。
僕は所詮門外漢。だから何を語っても「東京もんの勝手な思い込みだべ」と言われるだろう。でも,やはりブラックバスをリリ禁にしたことは,その後公式トーナメントなどを行えなくなったことなどから,霞ケ浦と対照的ではなかろうか。
霞ケ浦と八郎潟。実に似ている。それは「ギロチン水門」によって干拓された農地の存在。どちらも首都圏から離れていること。水が汚いこと。しかしながら,バス釣りにおいては,少なくとも霞ケ浦はおそらく全国レベルにまで登りつめた。
バス釣りの存在は,潮来を中心とする宿泊施設・釣具店・スーパーなどに多大な影響を与えている。事実,この話題は何度も潮来の宿で「釣りのお客さんが多くて助かりますよ」と聞いてきた。
釣りはキチガイな遊びである。遠ければ遠いほど行ってみたくなる。霞ケ浦も,一時は激減した東海以遠ナンバーのクルマも増えてきたように感じている。オカッパリのしやすさでは,やはり霞水系の広大さは貴重である。
東京からくると,小見川や潮来も「田舎!」とひとくくりにできてしまうが,秋田に行った後では「水郷は....都会ダッペ!」と感じてしまう。事実,釣具店はいくらでもあるし,コンビニにも困らない。
ふるさと納税をするという手もあろうが一時的なものでしかなさそうだ。
リリ禁解除。そして,県をあげてバス釣り応援。いや,そこまで行かなくても,水郷並みの「受け入れ体制」があればなあ,と思う。
実際,僕も,昨年行くまでは,リリ禁のせいで嫌な思いをするのではと思っていた。しかしそれは杞憂だった。むしろ気さくな地元の方々との交流が楽しい。一人旅なのに孤独ではないのだ。孤独も楽しいが交流もやはり楽しい。
ホント,なんとかしたいが何もできない。もどかしい。ウウウウウム....。