公文式は、なぜマレーシアでも根付いたのか 188教室で約4万人もの子どもが学習(東洋経済オンライン) - goo ニュース
根付いてしまったのか,という気持ちだ。むしろ残念だ。
公文式の恐るべきところは,理屈抜きに条件反射で,わかりやすくいえば,小学生でも微積分計算ができる,ということだ。
先取り学習とは違う。理屈を理解させて,たとえば積分の区分求積法などの抽象的概念を理解させて解かせる,というものではないからだ。
東大合格者の声がよく載っているだろう。いろいろな予備校の広告に。そこには必ず「本質の理解をさせてくれました」という一文をみることができる。55段階で有名な予備校もそうしているようだ。
つまりは,小手先の計算力などでは話にならない,というのが現実。
僕が小学生のときに公文式はあったが,公文式に行ってそのまま有名高校へ,という話は聞いていない・見たこともない。
教育にはたしかにいろいろな方法がある。これがベストというものはなかなかない。しかし,「本質」を見失いがちな「早期教育」には疑問符が残る。
そういえば,親戚の子供も小学生当時は「知識の自慢したがり」だったが,中学生になってすっかり「中2病」 。
僕は見抜いて,彼らが小学4年ぐらいのときに指摘もした。しかし,家族には「そんな冷たいことをいって」と言われたが,現実は僕の想定範囲内。
やはり,小学生での「算数」の異様な計算;「植木算」などはやめたほうがよいと思う。
方程式をしっかり教えて,それからでも十分だ。